2018年8月


先月私の嫌いなことについて書いたところ、「なるほどね」とか「同感」といった言葉を多くの方からいただきましたので、今月は第2弾です。

まずは電車内でお化粧する女性。
先日も見かけました。ファンデーションを塗り、眉を描き何色ものアイシャドーを塗り、、ビューラーでまつ毛アップして、マスカラを付けて最後につけまつげ、今度はチークを付けて、リップを付けて口紅を塗る。さらにオーデコロンを付けて、髪にブラシをかける、この一連の流れをスムーズにやっていたので、もうびっくりです。多分羞恥心が全くないのでしょうし、誰にも迷惑をかけていないと思い込んでいるのでしょう。
私はファンデーションの粉がこちら側に来ないかと嫌な気持ちでしたし、髪にブラシを当てたときはさすがに顔をしかめました。

でもきっと注意すると、逆になんか言われてしまいそうで、言えずに終わりました。

次に言葉です。「うそー!」「まじっすか?」というような言葉は聞いていて不愉快です。あまりにも多くて気にする私が昭和人間なのだとは感じますが、人の話すことを最初から疑っていることが嫌な気持ちにさせてしまうのでしょう。

もう一つ言葉で気になるのが「○○でぇー」「○○っていうかぁー」といったように言葉の最後の部分を伸ばす話し方です。タレントさんも多く使っていますから、テレビの影響でしょう。自分がどのように話しているかを認知していないので、そうなってしまうのかもしれません。

最後に嫌いなのは、自己否定するタイプです。「私なんか」「どうせ」 というような言葉を常に使うタイプがいますね。実は自己否定しながら、他人から認知されたいという欲求が強いタイプなのですが、自分を好きになれない人、自分を大切にできない人は私は好きではありません。

先日、日経新聞にプロスキーヤーの三浦雄一郎さんの息子の豪太さんのコラムがありました。それを読んで感動しました。雄一郎さんは85歳でチベットの奥地にある世界第6位の8201メートルの高峰からスキーで降りることを目標に、トレーニングを重ねていたそうです。ところが、突然、チベット登山協会が85歳以上の登山者に8000メートル以上の立ち入りを禁止したというのです。
多くの方の協力でやっとという時になって、皆さんがショックを感じていた時に、雄一郎さんが「年齢制限は人道的な判断かもしれない、それでは南米最高峰のアコンカグアに上ってスキーで降りよう」と、すぐに目標を切り替えたというのです。今その南米チリの高地でスキー合宿をされているそうです。
未練を引きずらず、何事にも前向きな雄一郎さんの姿を思うたびに、私自身勇気づけられる思いで、そのコラムを読みました。
「ああ私はこういうタイプが好きだぁ」って感じます。

4月から新しい研修の依頼が続きました。以前研修させていただいた企業で、「とても良かったので、こういう内容でできませんか?」と問い合わせがあるのです。
「できるかしら?」と一瞬思いますが、「大丈夫、絶対できる!」と自身を鼓舞してカリキュラムを考え、テキストを作りパワーポイント作成をします。テキストは大体30〜50ページくらい、パワーポイントは150枚以上で、テキストとは違うものですので、結構手間がかかります。内容が完成したら、いかに伝えるか、具体例やエピソードを探し、私らしい研修になるようプレゼンテーションのリハーサルをします。

新しい研修はかなりプレッシャーでもありますが、終わってから「とても分かりやすかったです」「これまでの研修で一番良かったです」というような言葉をいただくとうれしく、それが次への自信につながります。「引き受けてよかった」「やってよかった」と感じる幸せの時間です。

「私は前向きに生きている」と自分に言い聞かせます。前を向かないと幸せの神様が私だと気付いてくれないので、後ろは向きません。
だからいつでも一生懸命!