2018年9月


先日の新聞に、喫煙可能な飲食店に入るのを避けようと思っている人の割合が58%に上がっているという記事がありました。とくに女性で嫌煙傾向が強く、喫煙店を避ける人は63%に達しているということです。

7月に多くの人が集まる建物内を原則禁煙とする改正健康増進法が成立したようですが、飲食店の中にはそれに従わないという店も多々あるようですし、夫婦だけで営業しているようなところは例外というのですから、なんだか抜け道のような気がします。

現在喫煙している人口は21%という調査結果ですから、一部の人にすぎないと思いますが、まだまだ禁煙が全面的に取り入れられる状況ではないようです。

私は数年前に味覚、嗅覚障害になってしまい、長い間味も匂いも全く分からない状態が続きました。

何を食べても全く感じないということです。

コーヒーも、お茶も、ジュースも、水も区別がつきませんでした。

その時はたばこの煙も感じませんでしたので、禁煙のお店に入らなくても食事することができたのですが、数年間の治療を経て現在は、味覚、嗅覚障害になる以前よりもさまざまな匂いに敏感になったようで、とくに煙草の臭いは以前の100倍くらい苦痛に感じます。

先日も時間つぶしであるファミレスに入ったところ、そこは分煙だったので、もちろん禁煙席に座りましたが、分煙とはいえ煙臭くてたまらず、すぐに出てきてしまいました。

喫茶店でも分煙のところが多くありますが、匂いが漏れてきますので、入ったとたん出てくることもあります。

先日、札幌のホテルで禁煙室をお願いしていて部屋に入ってのですが、たばこ臭くてたまらず、部屋を変えてもらいました。空いててよかったです。それにしても、掃除する人は気が付かないのかしらと、お客様意識の低さを感じました。そんなホテルにはもう泊まれません。

喫煙は禁煙者への迷惑行為だととらえています。

副流煙の被害は大きく、人体への影響ばかりでなく、洋服にも匂いが付きますし、部屋も汚れるでしょう。いいことは一つもないのではないでしょうか?

私の夫は以前は1日に4から5箱も吸っていましたが、今は禁煙です。心臓の病気をして以来、体への負担を自ら感じたようで、今では他人の煙草の匂いも嫌だというようになりました。

多くの企業では全面禁煙になっていますので、仕事をしている限りは、不自由さを感じませんが、駅や、道で吸っている人のそばを通らなければならないとき、苦痛です。
オリンピックの前に、すべての飲食店は全面禁煙になってほしいと願うばかりです。