2019年10月


人は自分の好きなことを職業にできたら、なんと幸せなことでしょう。例えば宇宙に興味がある子供が、大きくなって宇宙飛行士になったり、宇宙関係の仕事についたり、虫を捕ったり、見たりするのが好きな子供が生物学者になったり、スポーツが好きな子供が野球や、サッカー選手になったりするなど、大きな夢が実現できたらどんなにか幸せなことかと思います。

最近のスポーツ界を見ていると、幼いころからずっと続けてきたことが、結果に結びついていて、しかもメンタルとフィジカルの両面がとても強くなっている選手が多く、驚くばかりです。

その背景には、これまで精神面だけで頑張れと努力を強いられてきたことがデータ化されて、分析に基づく戦略や戦術がしっかりとされてきているということが大きいからに違いなく、まさに機器を駆使してのでデータ戦略の結果ということになるでしょう。

欧米ではさらに進んで、その分析の方法が多岐にわたっているようですが、ウエア一つにしてもどこをどう改良すれば、どういった結果につながるのかなど、実に細かくスポーツメーカーとのやり取りがあるようで、そこにやりがいを感じられるメーカーサイドの人々にも満足感や、達成感があるとすれば、好きなことにつながり幸せな仕事に従事しているといえるのではないかと思います。


しかし、ただ好きでプロ選手になれるかと言えばそうではなく、日々の研究や、練習、努力が付きまとうでしょうし、それを職業として食べていけるようになるまでには、並大抵ではない研鑽が必要で、来年のオリンピックへ向けての練習のすさまじさを見るにつけ、彼らのメンタルの強さを感じます。

何かを貫く、途中でくじけないことが、最後に大輪の花を咲かせるということは理解できても、凡人の私にはなかなかハードルが高いことだと思えてなりません。

一途に何かに没頭している姿を見ることは美しく、たとえ好きな仕事につけなくとも自分の置かれている場所で、最大限に努力する姿は素晴らしいと思います。

これからの毎日を、テキトーではなく真剣に生きることが大切だと相撲やサッカー、、バドミントン、ラグビー、バレー、卓球を見るたびに思いまし、私自身もその思いで日々を過ごさねばと思います。