2019年12月
ビジネスマンが「探し物」に費やす時間は年間で何時間くらいだと思いますか?なんと約150時間だというのです。1日8時間労働とすると19日分に相当する時間です。例えば、棚の中に入れっぱなしになっている書類を探す、パソコンの整理されていないファイルを探す、クリップやホチキス、テープ、はさみ、工具や、こまごましたものを探す、そういった時間が想像を超えているというのです。
整理整頓という言葉がありますが、整理というのは乱れた状態にあるものを整えること、不要なものを取り除くということで、整頓は、片づける、整った状態にするという意味です。
毎年、一年の終わりには様々なものを整理するようにしています。例えば仕事に必要な書籍、これはどうしても必要な部分だけを切り取ってファイルに入れます。新聞や、雑誌の資料はワードにしたり、パワーポイントにしてとにかく紙の資料を少なくして机の上を整理しようと心がけます。
パソコンはいつも上書きしていますが、何年も前に使ったテキストやパワーポイントはかなり残っていることがありますので、USBに入れて本体をできるだけ軽くしますが、なかなか難しいもので苦労します。
これだけでもかなりの時間が必要で、毎年のことながら結構な手間がかかります。
しかし紙ベースでも残しておく必要がある経理関係の書類は、期間が長いので、レシート1枚でも保存しておかなければならず、整理整頓とはかけ離れています。税務関係の書類は簡単には捨てられません。
ところが先日の首相の桜を見る会での名簿をシュレッダーで廃棄したという報道を知り、驚きました。野党からの質問で、あわててシュレッダーをかけたと思うのは当然でしょう。
以前にも行政で書類は破棄したという事件がありましたが、都合が悪くなれば廃棄しましたといえばよいのであれば、誰も決算書類を残さなくなるでしょう。
今年は嫌な事件が多くありました。通り魔事件、強盗事件、薬物もありましたし、災害では全国広い地域で被害がありました。SNSを使った悪質な事件や、あおり運転なども話題になり、どうにもやりきれない気持ちになってしまいます。
来年こそは明るい話題がたくさんあることを祈るのみです。
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