2019年6月



オリンピックの前売り券が好調とのニュース。結構なことだと思う一方、私の気持ちは切符を買ってまで行かなくてもいいかしらと、ちょっとへこんでいます。

どちらかと言えば何ごとにも興味を持って、すぐに首を突っ込みたくなる性格なのですが、ことオリンピックに関してはあまりそういう意欲がわきません。

恐らく8月という季節にもその理由があるのでしょう。暑いところはどうも苦手で、どうせなら涼しいところで見たいという気持ちがあるからでしょう。とはいっても、前のオリンピックのパレードがあった時には、暑い中銀座まで行き選手たちに「ありがとう」と声を張り上げて手を振り、それなりに熱中した経験がありますから、今回も無関心というのではありません。

お正月の箱根駅伝も毎年日本橋あたりで目にしますし、応援もし、声を上げることもあるのですから、もともとはそういったことに関心があるに違いないのですが、今回はどうしたわけか、家でのんびり見ていましょうといった感じです。

1964年のオリンピックは、私の中にしっかりと記憶されていて、整然とした行進や心躍る音楽、ポスターの素晴らしさなど忘れることはできませんし、レスリング、柔道、体操、バレー、マラソンなど、全部で29個のメダルを獲得し、アメリカ、当時のソビエトに次いで第3位になったことも誇らしく思いました。

56年後の来年はどうなるでしょう?メダルの数だけでオリンピックを語ってはいけないのでしょうが、メダルが多ければ盛り上がりを見せるのは必然ですから、やはり開催国であるからにはたくさんのメダルをという気持ちになってしまいます。

先日美容院での話ですが、多くの選手や関係者が選手村に集まるので、美容院関係者にもヘルプの要請が来ているそうです。
様々なボランティアもあるでしょうし、お料理などのプロとしての人員確保もあるでしょうし、理容や美容もあるんですね。

知らないところで、さまざまな力が求められているということを思う時、何かを成し遂げるためには、本当に沢山の人々の知恵と努力が必要だとしみじみ感じます。私も何かしなければという思いに至っています。