2019年9月



最近東京の街を歩くたび、ものすごいスピードでの変化を感じます。
小さな住宅は取り壊されて、巨大なビルに建て替わったり、地下鉄の駅や、JRの駅も建て替え、リニューアルブームですし、新駅の建設も待ったなしで行われています。また渋谷の再開発も着々と進んでいるようで、行くたびに目を見張ります。銀座線の渋谷駅もこれまでとは全く違う場所になりますから、驚きです。

今、リニューアル中の銀座駅もきれいになってきましたし、私がちょくちょく利用する東銀座駅から、有楽町まで地下街をずっと歩けますから雨の日でも全く濡れることはありませんし、暑い日は涼しい通り道なので良く利用します。さらに多くのビルの入り口がありますから、わざわざ信号のある地上に出なくても目的地に行けるところが気に入っています。世界中にこんなところがあるでしょうか?

札幌や、名古屋、大阪でも地下街は整備されていますが、東京にはかなわないのではないかと思います。ただわかりやすさは札幌が上ですね。通路は広く、地下のあちこちにベンチがあったり、柱には番号が書かれていて間違えることがありません。
更に通路には市民が運営するマーケットがそこここに開かれていますし、地下のオープンスペースに飲食店や、コンビニもありますから、雪でも雨でも寒くはなく快適で雪国にいることを忘れてしまうほどです。東京は今更、通路を広くしたり天井を高くできない分、見た目はあまりよくない点が欠点ですが。


オリンピック関連の建築も一歩一歩進んでいます。先日国立競技場を見に行きましたが、周りにホテルが立てられたり、スケート場もきれいに塗り替えられたり、植樹もされていました。

国立競技場は建物の中にも多くの木々が植えられていますから、その手入れだけでも大変なことでしょうし、維持し続けることを考えるとデザインの素晴らしさだけでは語れないことも多いのではないかと感じます。

1964年ののオリンピックの時にも同じように建築がなされ、新幹線や高速道路が猛スピードで作られたのですから、同じといえば同じでしょうが、今年は特に暑さが異常ですから工事現場での作業はどれだけ大変か想像に難くありません。

2020という記念すべきオリンピックの年までにという思いは、とくにハード面において絶対的な命題であると思いますが、私たちヒトの気持ちがそこまでついて行っていないような気がします。

オリンピックのムードがまだありませんね。先日近所の商店街を歩いていたら、懐かしい音楽が流れていました。それは前の東京オリンピックの時に作られた東京五輪音頭でした。でもよく聞いていると歌詞が以前のものとは違いました。

1番の出始めは、「はぁー、あの日ローマで眺めた月が」、という歌詞が「はぁー、リオデジャネイロで眺めた月が」、と変わっていたり、「オリンピック」というところが、「パラリンピック」という歌詞になっていたりと、少しずつ変化していますが大部分は変わっていませんし、曲が同じですからとてもノリがいいんですね。

私は日本舞踊を習っていたこともあって、踊りをクラスの仲間たちに教えるように先生に言われて、体育館でクラスメイトに指導してみんなで踊ったことを懐かしく思い出します。

今の学校でも同じようにやっているのでしょうか?

いずれにせよ、オリンピックがもっともっと盛り上がってわくわくするような競技がたくさん見られることを祈っています。