2021年8月


趣味は何ですか?という質問を受けると、旅行と読書と答えます。旅行は日本では訪れていない県はありません、とはいっても仕事で行っただけで、ゆっくり見物したりおいしいものを食べてはいないところもありますから、大きな声で全県制覇とは言えませんが、ともかくあちこちに行きました。

一番好きなと所はありきたりかもしれませんが、京都です。毎年春の桜、若葉のころ、紅葉と何回も行きますので、観光案内できるほどですし、毎回通う美味しいお店もあります。北海道も大好きで車で一周したり観光バスで回ったり、何回行っても美しい風景と出会えます。

海外は40か国位でしょうか?クルーズで行くようになってからはカリブ海のメキシコ領コスメル、ジャマイカのファルマスなどの滅多に行けないところや、北欧の4か国を訪れたり、チュニジアなど、あまり訪れることの無いところにも行きましたから、早く海外旅行が再開されることを楽しみにしています。

もう一つの趣味の読書は、さかのぼれば小学校時代の放送部がきっかけです。私の通っていた小学校はお昼の給食の時間に3つのチャンネルで放送を流していました。1,2年生は本の読み聞かせ、3,4年生はNHKのこどもニュース、5,6年生は音楽鑑賞です。

読み聞かせは読み手が本を選んで、給食の時間で読みきれるものですので、わかり易く、低学年にも理解できる内容でなくてはなりません。

放送室の近くに図書室がありそこで、前日に本を選び家で練習して当日を迎えます。読んだ本は子供向けの言葉で書かれた偉人伝シリーズが多かったように記憶しています青森の十和田湖でヒメマスの養殖に成功した和井内貞行、郵便の父と言われる前島密、日本地図の先駆者、伊能忠敬、野口英世も読みました。外国人ではキューリー夫人や、エジソン、ワシントンなどが記憶にあります。そのころの音読が後のアナウンサーへの道へとつながったのかもしれません。

毎日のように本と接していると、自然に本が好きになりますが、父も母も本を購入するということには関心がなかったようで、私はもっぱら図書室の本を読み漁っていました。中学、高校時代は近くの私立の図書館で夜勉強をすることが多かったので、本も借りて読みました。

そのころは福永武彦や、山本周五郎、津村節子、宇野千代、円地文子、有吉佐和子など今思えば相当大人っぽい本を読んでいたようです。

その後は一人の作家にはまるとずっと読み続けるという状態です。ですから、宮尾登美子さんが亡くなった時や、夏樹静子さんが亡くなった時は、「もうこれであの方の本が読めなくなる」とショックでした。全冊読んでいますから人一倍愛着があっただけに本当に寂しいです。藤田宜永さんも好きでした。

今は山本一力さんは全部読んでいますし、高田郁さんも大好きです。エッセイでは佐藤愛子さん、内館真紀子さんも全冊制覇です。もう書ききれないくらいです。

ところがビジネス書は購入が難しいのです。日経新聞の下によく本の宣伝が出ているので買っても、なぁんだと思うものが多く、あまり参考になりません。そこで、まずは図書館で、関連する本を予約してチェックします。先日もある研修で何か参考になるものはないかと12冊を予約しましたが、わずか2冊だけが私の欲しい内容が少し載っていました。後はAmazonで注文するだけです。全部購入したら金額もさることながら、場所がありません。

さて届いた本をもう一度読み返して、今度は不要なページは切り取ります。私は整理整頓が苦手で、仕事をするときに関係している資料が手元にないとだめで、いちいちしまっていると探す手間がかかってしまうので、机の上は他人が見たらひどい状態です。でも、自分では何がどこにあるかがわかっているので、片づけようがないと言い訳をするということの繰り返しです。

毎日の暑さで家の中ではクーラーは24時間つけっぱなしです。出かけるときもいちいち消さないほうがいいと言われているので消さない。寝るときも除湿にしたり温度を調節して寝ています。コロナ禍であまり出かけないですし、ワクチンも終わりましたからひとまずは安心ですがやはりまだまだ気は抜けません。

でも知り合いの中にはワクチンは毒だから打たないとか、副反応が怖いから打たないという人が何人もいて驚きます。若い人にもそういう人は多いのでしょう。この先が見えないだけに、まだまだ油断してはいけないと感じています。