2021年1月


年末年始は自粛しましょうという呼びかけもあり、ずーと閉じこもって家の中で過ごしました。

例年は元旦に初詣に出かけ、そのあと親戚の集まりに鎌倉まで足を延ばし、夜遅くまでおしゃべりして過ごしますが今年はそれらはすべて取りやめ、年末の友人との忘年会も仕事仲間との新年会も見送りにしました。政治家の皆さんが何十人もの会合を開くのと違い、私自身はとても素直にコロナに対しての対策をしていると思っています。

コロナが変異をしながら、日本はもちろん世界での患者数や、死者数を見れば油断できない状況下で、ワクチンが一体いつ実施されるのかもわからない以上、自分で予防する以外にはないのが現状です。

しかし、初めのころは、20人、30人という数字でも恐れていたものが、今は800人、900人,という数字を聞いてもさほど驚かなかったのに、大晦日には1300人を超えるという都内での数字は、これから先を考えるとぞっとします。

アルコールでの消毒もあんなにきちんと皆さんがやっていたのに、今や、スーパーに入る人を見ても消毒をしない人が増えました。お店の人が検温したり、見張っているところでは消毒をしますが、見ていないお店ではコロナ以前と同じような感覚の方もいるようで、気の緩みを感じずにはいられません。

さすがにマスクだけは皆さん守っているようですが、先日AIでの結果ウレタンマスクは効果が薄いとあったにもかかわらず、つけている人が多いことに驚きます。カラフルで洗濯しやすい点が売れているのかもしれませんが、私はあの報道を見て以来、外出時には不織布のマスクにしています。そして内側にリードのペーパーを2枚重ねてしていますので、これ以上の予防はないでしょう。そこまでと思いながら、そうでもしなければ怖いという思いがあるので、面倒くさくても仕方ありません。

ワクチンができたらどうしようかと悩んでいる方も多いことでしょう。

私も悩みます。副効果が出たらどうしたらいいのかわかりませんし、外国人と日本人の体質の違いもあるでしょうから、効果がどれほどのものか不明ですので悩むのは当然でしょうが、、私は早めのワクチン接種を希望しています。

コロナにかかってからの重症度や、PCR検査で陰性となっても後遺症で悩む人がとても多いことを見逃すわけにはいかないような気がするのです。

味覚障害、倦怠感、だるさ、こういったことの辛さは本人にしか理解できないことです。私が味覚障害、嗅覚障害で、何年間も苦しんだとき、外面からはわからないので、いちいち人に伝えることもしませんでした。しかし、ある日突然味覚と嗅覚を無くして食欲もなくなり、何を食べても何も感じないことがこんなにもつらいとは想像を絶するものでした。

内科、精神科、針治療などあらゆることを試しました。病院は3か所行きましたがどこもどうにもしてもらえませんでした。1日2回全身の針治療も時間とお金がずいぶんかかりましたが、最後は先生がお手上げ状態、お先真っ暗でした。

今はかなり回復しましたが100%とはいえません。発症の原因がわからないだけに不思議なのですが、コロナでの後遺症も何年か経てから出てくるかもしれないと思うと、本当に恐ろしく感じます。

若い人の中には、どうせ大して重くならないんだから、いっそ罹ってしまえばいいなど嘯く人もいるようで、自覚の乏しさにあきれてしまいます。
なんとか、平穏に日々が過ごせるようにと願うばかりです。