2022年10月


ハラスメントでは、男らしくとか、女らしくといった言葉は禁句になっていますので、私自身も使わないようにしていますが、なかなか難しく、おそらく子供がいる家庭ではついつい行ってしまいそうな気がします。

テレビを見ていると男性か女性かわからない顔のタレントが大勢出てきます。少し前ですと、眉を整える程度だったのが、最近では全身の前身脱毛がものすごい勢いで増えていると聞き及びます。

男性用の化粧品も多く、ファンデーションも良く売れているようで、リモートでの映り具合を考えると、お化粧をした方が美しく面接もリモートでとなると、これは素顔で出る方がマイナスかもしれません。

私は眉を整えたり、すね毛をそったりする姿は好きではないので、昔の儘がいいと思ってしまいますが、おそらく時代遅れなのかもしれません。

それと同時に、グループで歌っている人の区別がつきにくくなってきました。男性も女性も同じような服装で、同じように踊りますから、一人一人の個性はほとんどありません。特に女性はお化粧が全く同じで、みんなとってもかわいくて目を大きく見せるためにコンタクトを入れたりしていますからなおさらです。

最近はアナウンサーの中にも目を大きく見せるためのコンタクトが流行っているようで、ライトを受けてキラキラと輝いていますので、より美人に見えます。いつからこんなに美しい人が増えたのでしょう。アナウンサーに限らず、気象予報士の皆さんも美人が多いのには驚きます。

もともとラジオのアナウンサー志望だった私は、その希望が叶いましたが、今の時代だったらどうだったでしょう?でも、1つ思いだいました。あるテレビ局を受けた際に、筆記試験、音声試験などをパスして最終面接のときに、「うーん、おしいね、うちはテレビなんだよね」と言われたのです。

大体アナウンサーになりたい人はいろいろな局を受けて、最終面接に残る顔ぶれは同じような感じでした。お互いに「あ、また一緒だ」という思いです。実力のほどもわかります。それで、そのテレビ局では、一番きれいな人が合格しました。その時代はまだ今のように放送局も多くなく、アナウンサー以外の人がマイクの前で話すということは考えられなかったので今とは全く違いますけれどね。

今、NHKの朝ドラの再放送で「本日も晴天なり」というアナウンサーンの物語は始まりました。1981年から半年間放送されたもので、戦時中と時代はかなり古い内容ですが見ていると、私が放送局を受験したころを思い出します。

まだ再放送が始まったところですが、男性と同等に働いていく主人公から目が離せません。あの時代は女性は女性らしくという時代でしたから、放送の中でそれがどう生かされていくのか、大いに興味引かれる思いです。