2022年3月


街を歩くと、あっという間に新しいビルが建ったり、ビルだったところが駐車場に変わったり、変化の大きさに驚いてしまいます。

最近は、スポーツ系のジムやスタジオ、マッサージなどの施設があちこちにできていて、びっくりします。私の住まいの近所でも、24時間のフィットネスクラブ、女性だけの30分運動するタイプのもの、60歳以上の人を集めてゆるゆる系のものなど、実に多様です。そしてそこそこ賑わっているようです。

私は以前は近くにあるジムに通っていました。スタジオが2つあり、マシーンもかなり充実しているところで、かなりのメンバーがいたようです。私自身は、スタジオで、エアロや、太極拳や、ズンバや、ダンスなどを習っていました。何しろ歩いて3分のところなので、午前に行って、夜もまた行くような感じで、便利に利用していましたが、ある日突然そこが子供向けのカルチャースタジオに変わることになったのです。子供に、ダンスや、習字、茶道、踊りなどを教えるというので、それまでの会員は散りじりになりました。

今は4キロほど遠いスタジオに行っていますが、バスか、電車か、自転車です。以前のように、午前午後などとはいきません。私はひたすらスタジオで楽しんだり、マシーンで走ったりしているのですが、中にはおしゃべりにきているような人も多く、コロナ禍にもかかわらずお風呂で井戸端会議をしたり、レッスンが始まる前に集まって話し込んでいる人がほとんどです。

私は、かなりストイックにディスタンスを守り、あまり人とも話さず、レッスンが始まる前には、一人でストレッチをしているので、かなり変わって見えるようです。

お風呂でも大きな声で話している人が多く、注意をしたらにらまれてしまい、本当に嫌な思いをしました。

レッスン中も二重マスクをしていますのでかなりきついのですが、参加者の中には一度もワクチンを受けていないと平気で嘯く人もいますから、自身で気を付けるしかありません。

それにしても昔はわざわざそういったところに出向かなくても、家での家事でかなりの運動をしていたようで、床は雑巾がけで足腰を鍛え、はたきをかけたり箒で掃いたり、布団の上げ下ろしも腕の力が必要、洗濯もかなりの重労働、おまけに和式のトイレですから、いろいろなところで筋肉を鍛えていたのに、時代とともにそれらがなくなって、スポーツジムに通うようになったなんて、なんとも皮肉な感じがしてなりません。便利になるということは、それだけ自身を甘やかすことに繋がるんですね。

それでも何もしないでいるよりは、体を鍛えて転ばないように、歩けるように、杖を使ったりしないでずっといられたらと思います。

スポーツクラブにも行けるだけ行こうと思っています。友達の中には歩いていて大腿骨を骨折したなんて言う人もいますから、油断は禁物です。

買い物に行っても、荷物を入れて押して歩くタイプの買い物バギーを使っている方が増えているように思えます。階段も要注意です。エスカレーターに慣れてしまったので、私自身辛くて思うように登れません。ジムで鍛えている筋肉と、階段を上る筋肉は別なんですね。歩くこともゆっくりめです。いつも他の方に先を越されてしまいます。皆さんどうしてあんなに早く歩けるのか不思議です。

まだまだ修行が足りないということでしょうね。これからも続けなくてはと自戒しているところです。