写真集・花&虫

                          ― セミの羽化(うか) ―

 子供の頃、夕方になると木の下に這い出してくるセミの幼虫を探したものだ。又、ほんのチョット開いている穴を見つけては、中の幼虫を取り出したこともあった。それらの幼虫を庭先の木に移して、羽化の様子をあきもせず見つめていたことを思い出します。その頃から昆虫が大好きだったようです。大人になっても機会があればセミの羽化を見てみたい、出来ればカメラに撮りたい… 長いこと、夏になるとこの思いが頭から離れたことはなかった。 そんなセミの羽化を、今年は二度も観察の機会に恵まれて、カメラに撮ることが出来ました。
私にとって2004年の夏は最高の夏でした。(ひざのことがなければ...)
二度にわたって撮影に成功したセミの羽化の模様をぜひご覧下さい。この写真集は、既に「デジカメ日誌」に掲載したものを編集しなおしたものです。



野川自然観察園を散策、帰り間際に羽化しようとしているアブラゼミを発見。
通常、セミの羽化は夕方から始まるのですが、荒天などの場合には日中に羽化する場合があります。今回の場合も始めは、昨夜羽化に失敗したセミかと思った。

【撮影データ等】
撮影場所:自然観察園
撮影日:2004.7.30
撮影時間:am:11:40

Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ
ほとんど殻から抜けたようです。

【撮影データ等】
撮影場所:自然観察園
撮影日:2004.7.30
撮影時間:pm12:01
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ


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まず、抜け殻にぶら下がります。

【撮影データ等】
撮影場所:自然観察園
撮影日:2004.7.30
撮影時間:pm12:05
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ
ぶら下がっていると翅が伸びてきます。色は、まだ真っ白です。

【撮影データ等】
撮影場所:自然観察園
撮影日:2004.7.30
撮影時間:pm12:20
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ
反対側から見てみました。

【撮影データ等】
撮影場所:自然観察園
撮影日:2004.7.30
撮影時間:pm12:25
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ
大分、アブラゼミらしくなって来ました。抜け殻から近くの草に移動します。

【撮影データ等】
撮影場所:自然観察園
撮影日:2004.7.30
撮影時間:pm13:24
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ

撮影開始から2時間以上経ちました。後は、翅や体が硬くなるのを待って飛び立つだけです。

【撮影データ等】
撮影場所:自然観察園
撮影日:2004.7.30
撮影時間:pm14:01
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ



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こんな草陰で羽化していました。

【撮影データ等】
撮影日:2004.7.30
撮影時間:am11:58
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ


三鷹市のこの辺りでは8月2日がお盆の最後の日です。送り火で仏様を送った後、自宅裏の柘植の木で、仏様の置き土産のような、アブラゼミの羽化を見つけました。

羽化は大分進んでいました。通常、セミの羽化はこのように夕方から始まります。

【撮影データ等】
撮影場所:自宅
撮影日:2004.8.2
撮影時間:pm:20:27
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ
内蔵ストロボ発光
抜け殻から、近くの小枝に移動を始めました。

【撮影データ等】
撮影場所:自宅
撮影日:2004.8.2
撮影時間:pm:20:58
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ
内蔵ストロボ発光
近くの小枝に移り、体の乾くのを待ちます。私が目覚める頃には既に飛び立っているはずです。

【撮影データ等】
撮影場所:自宅
撮影日:2004.8.2
撮影時間:pm:21:09
Canon.Eos.Kiss.Digital
90mmマクロ
内蔵ストロボ発光
ツクツクホウシと抜け殻。
昨夜、羽化したものと思われます。

撮影日:2004.8.24
撮影場所:野川自然観察園。
ニイニイゼミの抜け殻。
ニイニイゼミの抜け殻は、土色で小さいため見つけにくい。東京で一番目に付くのはアブラゼミの抜け殻です。

撮影日:2004.7.21
撮影場所:神代植物園


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