私の音楽遍歴   
(注)長いだけです。私の好みが分かるぐらいです。

項    目
洋楽との出会い
高校時代
大学時代
現在

洋楽との出会い

私が洋楽を聴くようになるきっかけは、スタジオジブリ制作の「耳をすませば」をTVで見たことだった。その作品内では、主人公の少女がある洋楽に自分で歌詞を付け、その曲が作品上で重要な役割を果たしていた。その時に使われていたものが、ジョン・デンバーの曲「Take Me Home, Country Roads」であった。この曲は聴いているとほのぼのとし、心温まる素敵なカントリー調の曲だった。メロディーが秀逸で、すぐに一緒に口ずさみたくなってくる。その点で、どことなく坂本九の「上を向いて歩こう」に似ている気がした。というより、「耳をすませば」を見れば否応なく好きになってしまう曲。このジョン・デンバーのCDを買いに行ったのが、最初の洋楽CD購入だった。

これ以後、洋楽を聴き始めた。その頃、中学生でお金があまりなかったので、もっぱらCDをレンタルしていた。ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、カーペンターズ、マイケル・ジャクソンとかを聴いていた。どうもロック系が嫌いな少年だった。映画も好きであったため、この頃から映画のサントラもよく聴くようにもなった。


高校時代

ラジヲと私

高校になると、ラジオの洋楽チャートを追いかけるようになる。CD購入はほとんどしなかった。ラジオで流れている曲をテープに録音することが喜びだった(実は今もたまにしていたりw。エアチェックって言うらしいですね。)DJの声が曲と重なっていたり、曲を最後までかけなかったり、雑音は入るはで、イライラしたものだ。だからうまく録音できた時はものすごく嬉しかった。

このラジオチャート追っかけが影響か、CDを借りても(or買っても)そのアーティストのシングルカットされた曲だけをひたすら繰り返して聴いていた気がする。他の曲にはほとんど目をくれなかった。それ故、NOW系やMAX系のオムニバスが好きだった。つまり、アーティストに対する愛着や彼らの作品全般にはあまり関心無く、ただ一定の曲が好きなだけだった。ものすごい聴き方をしていたものだ。ただ例外はエリック・クラプトンだった。「チェンジザワールド」を聞いて一発でノックアウト。彼の作品に一気に惚れてしまった。映画のサントラでは「ザ・ロック」と「アルマゲドン」が好きだった。

ロック嫌い パンク大嫌い へヴィメタ最高に嫌い

この頃も、どうもロックが嫌いだった。姉も洋楽好きで、特にヘヴィーメタルが大好きだった。その姉から、オアシス、レディオヘッド、ブラー、ニルバーナ、グリーンデイなどを聴かせてもらったが、全然よさが分からなかった。どこがいいのかさっぱり分からない。ただうるさいだけだった。私は女性シンガーを中心に聴くようになっていた。コアーズ/ベルファイアー/スパイス・ガールズ/ブリトニー・スピアーズ/エイス・オブ・ベイス/エイミー・マン/カーディガンズ/メイヤ/シセル/レネ・マリーン・・etc。女性ポップスこそ全てだった。

壁1枚隔てた姉の部屋から聞こえてくる、爆音の元凶であるヘヴィメタ。それは地獄からの叫びとしか言い様がなかった。姉のもっているCDはロックやパンクものも含めて全て、ポップス好きの私にとってただやかましいものに思えてしまっていたのだろうか。


大学時代

乱聴

大学に入るとレンタル屋兼中古屋でバイトを始めた。特典で安くCDを借りられるので、とにかく借りまくった。この頃になると、ロックっぽいのもだいぶ好きになり、男性の曲が多くなってきた。特にUKロックにはまった。ただ、オアシスやレディオヘッドといった王道はなぜだか避けていた。性格がひねくれていたのだろう(今もですが)

変化の兆し

そして姉の持っているCDたちもしっかり聴いてみようかなと思い立ち、オアシスやレディオヘッドをじっくり聴いてみた。そうしたら普通によかった。今までの毛嫌いは一体何だったのか。単なる食わず嫌いだったのだろうか。それとも、音楽の好みが変化したからだろうか。たぶん、その両方だと思う。嫌いだったはずなのに、いつの間にか平気になっていた。なんか呆気なかった。(呆気なさすぎたせいか、彼らに対してあまり愛着が湧かないまま現在に至っております。ファンの方がいたらごめんなさい。)

衝撃

そうしてバイト先で手当たり次第にCDを借りているうちに、バッド・レリジョンというアーティストに出会った。それは「ストレンジャー・ザン・フィクション」というアルバムで、私の大嫌いなパンクであった。だが、彼の声が渋くて好きだったため、しばらく聴いていたら、2曲目の「リーヴ・マイン・トゥー・ミー」が流れた。ものすごくカッコよかった。今まで、「演奏が速い=うるさい」と何の根拠もなく短絡的に思っていたのだが、別にそんなことはなく、速くてもしっかりメロディーが息づいた。聴いていると力がみなぎってくる。体が自然と揺れてくる。特にサビにやられた。これによりちょっとパンクに興味を持ったため、たまたま今度はパンクオーラマ7を借りてみた。するとそこにはバッド・レリジョンの「The Defence」という曲が収められていらのだが、それが信じられないほど素晴らしかった。かっこよすぎで、他のどの曲よりも秀でていた。それを聴いて以降というもの、バッド・レリジョンを含めたパンク系に一気にハマってしまった。世界が変わったとでもいうのか。とにかく音楽に対する考えが激的に変わった。大嫌いだったパンクが好きになるなんて思ってもいなかったことだ。


現在
やっと曲単位ではなく、アーティスト単位で音楽を聴くようになってきた。とはいっても好きな曲ばかり聴いてしまうこともしばしばだが。今のところ、エリック・クラプトン、バッド・レリジョン、レヴェラーズ、サード・アイ・ブラインド、フィーダーが本当に好きだ。アニメサントラも最近聴いている。アニメサントラを本格的に聴くようになったのは、TVで「ノワール」を見てからだ。アニメ音楽も捨てたもんじゃないことをこの作品で思い知らされた。管野よう子/梶浦由記/岩崎琢などが作るアニメサントラと、洋楽(邦楽)、それぞれ表現の場が違うが、どれも素敵な音楽だと思う。

聴くものが沢山ある。しかし時間とお金がない。これが現在の状況・・。

あと、普段漠然と音楽を聴いているだけでその作品について深く聴いたり考えたりしていない。さらに専門的な音楽の知識が欠如している。体で聴いて頭で聴いていない。肝心の頭はどこかへ転がっていってしまった。なのにホームページを作っている。これではマズいわけで・・。

最後に一言

食わず嫌いはよしましょう。だが食いすぎも問題だ・・。
No head, No future