女性アーティスト春の陣
SIXPENCE NONE THE RICHER
SIXPENCE NONE THE RICHER
春という季節がもっとも似合うアーティストと言われれば間違いなく、「シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー」ではないかと思います。ボーカルのレイ・ナッシュ嬢のほんわりとして穏やかで、ささやくような歌声とアコースティックなサウンドの絡みは、まさに小春日和を音楽にしたかのようです。

ここで紹介するCDは彼女らの3枚目となる「Sixpence none the richer」です。自らの名前を冠したアルバムということで、彼女らの力の入れようがうかがい知れます。映画「シーズオールザット」の主題歌にこのアルバムの「kiss me」が使用され、そのシングルはビルボード全米チャート2位に。そしてあっという間に世界中に飛び火しました。

私もこの「kiss me」で一気に一目ぼれしてしました。春のそよ風をイメージさせるような、スウィンギングなアコギと小鳥のさえずりのようなレイ・ナッシュ嬢の歌声は、ズルいぐらいにキャッチーでメロウです。ここは、一聴必殺コーナー(ここのホームページの別の企画です)ではないけれども、この曲だけは是非聴いて欲しいです。

しかしそれだけではありませんよ。このアルバムには、一枚アルバムを出して解散してしまったイギリスの伝説のバンド「La's」のヒット曲「There she goes」のカバーが収録されています。13曲目です。原曲が良いだけに、彼女らのカバーは本当に素晴らしいです。原曲を超えてしまったかもしれません。

しかし、彼女らは2003年に惜しくも解散してしまいました。悲しいです。


女性アーティスト春の陣
NATALIE IMBRUGLIA
LEFT OF THE MIDDLE
オーストラリアの若き歌姫、ナタリー・インブルーリア嬢の登場です。昔、ラジオを聞き流して聞いていた時、突然、爽やかで心地よいメロディーが流れて来ました。そしてそこには、ちょっっぴしハスキーがかった透き通る声で、ちょっとソウルフルに歌っている女性の歌声が重なっていました。その曲には、青空の下を自由に飛びまわっているような開放感と、外に出て思いっきり遊びたくなるような、躍動感がありました。その曲というのが彼女のファーストアルバム「LEFT OF THE MIDDLE」の1番目に収録された「TONE」です。このシングルはヒットして英チャート2位にもなり、世界中でもヒットを飛ばしました。

ところがどっこい、当時私は誰がそれを歌っているのかラジオで聞きそびれてしまう羽目に・・。せっかく素敵な曲に巡り会えたのに残念で仕方なかったです。そしてこの曲は記憶の片隅で眠り続けることとなってしまいました。

しかし、数年後に偶然街中でまたこの曲に出くわしました。初めて聴いたときの感触が再び蘇り、それがこの曲を追い求めるために、片っ端からレンタル屋の女性アーティストを私に借りさせました。

そして「トリーネ・レイン」というアーティストのCDを借りたとき、なんと「TONE」と全く同じメロディーが流れてきてビックリしました。そう、ナタリー嬢の「TONE」は彼女の曲のカバーだったのです。先に原曲を発見してしまいました。

実は私、ナタリー嬢のこのCDを初期の段階でレンタルしてMDに録音もしており、「声からして、「TONE」はナタリー嬢くさいな」と踏んでいました。が、そのCDは、飛ばし飛ばしにして聴いていたため、結局分からずじまいでした。結局その後もあれやこれやCDを借りていきました。

で、ある日、自宅に溜まったMDを整理しているうちに、トリーネ嬢の「TONE」をついに発見しました。

呆気なさとうれしさ半々でした。
でも彼女との、こう何か運命みたいなものを感じました。
「待ってたわよ。」
「待たせたなハニー。」
みたいな。


この曲は思い入れが最強に強いです。
春にふさわしい一曲です。
是非聴いてみて下さいね。

女性アーティスト春の陣
Lisa Loeb
firecracker
彼女の友人で俳優のイーサン・ホークの紹介で、彼が出演した映画『リアリティ・バイツ』に自作の曲「ステイ」を提供し、なんとその曲が'94年8月付けのビルボードで1位を記録。レコード会社との契約のないアーティストとしてはビルボード史上初めてだったそうです。

見た目は眼鏡をかけたビョーク+ビバリー・ヒルズのドナちゃんって感じでしょうか(??)面白い愛着のある顔をしています。

ここでとりあげるのは通算2枚目となるアルバム「firecracker」からです。見た目通りの、チャーミングな声の持ち主です。春にふさわしい爽やかなアコースティック調のナンバーが満載です。チャーミングながら、時には力強く、時には切なく歌いあげる表情豊かな歌声がとても素敵です。どの曲も好きですが私は3曲目「truethfully」が得に好きです。ひよこがちょこちょこ歩いてるのを曲にしたかのような感じで聴いていて心地良いです。次の4曲目「Let's forget about it」は出だしの曲調とサビの曲調のギャップが好きです。嫌なことなんて吹っ切ってしまえという気持ちをうまく表していると思います。

しかし、一番好きなのは8曲目「dance with the angel」です。海外ドラマ「ER」のオープニング曲に似ているイントロから始まって、アコギのストリングスとともに彼女が切なく歌い上げるのがたまりません。サビではメラメラ燃える炎のような力強さが感じとれます。こういうメロディーに私弱いもので。ただ、この曲は春にはふさわしくないでしょう。どちらかというと秋ですね。

女性アーティスト春の陣
ACE OF BASE
CRUEL SUMMER
メイヤ/カーディガンズ/レネ・マリーン/シセル/コアーズ/エンヤなど、アイルランド及び北欧のアーティスト勢は日本でも根強い人気を誇っておりますが、その北欧のポップス界において欠くことのできない存在になっているのがスウェーデン出身の「エース・オブ・ベイス」です。今までのアルバムとシングルの総売上数が何と4,500万枚以上という驚くべき数字をたたき出しています。

特徴は、打ち込みのビートとリン嬢とジェニー嬢の清涼感溢れるボーカルが交錯する、にぎやかなダンス・ポップチューンです。そして、にぎやかなんだけれども、そこには爽やかかつ涼しげな、上品な香りが漂っています。北欧独特の香りです。

そんなことはさておき、このアルバム「CRUEL SUMMER」の3曲目「LIFE IS A FLOWER」は最高に春を連想させてくれる曲です。アコギのアルペジオから始まって、優しいビートのリズムにリン&ジェニー嬢の歌声が響き渡り、キャッチーでメロディアス。そして中間部の男性も歌に加わるところが、少しレゲエっぽくイカしてます。

小躍りしたくなるような陽気な春を曲にしたかのようです。

この曲は高校時代聴きまくりました。
このアルバム自体は夏が似合います。

去年彼らは活動休止を終えて、久々にアルバム「Da Capo」をリリースしました。エイスオブベイス節炸裂です。その中の「Beautiful Morning」もお薦めです。




男性アーティスト春の陣

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GREEN DAY
WARNING

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