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<平成24年度>  登山教室(県岳連・普及委員会主催)受講報告  記:満石


 第三回
<場所  宇都宮森林公園内の管理センター>
<内容と講師> ・遭難対策・ロープワーク 那須山岳遭難防止対策協議会 渡部氏
           ・けがと予防、応急処置 安田氏
<感想>
遭難対策の「単独登山は避け」は耳の痛い話です。予備電池などできるものから対応できるように努めます。三角巾・キネシオテープは今後必携したい。
<内容報告>
1.遭難対策・ロープワーク
遭難状況。この20年で遭難者は大幅に増加。年間遭難者数(全国) 700人=>2400人  内死者(150人=>300人)  数値は山岳遭難数。登山に限らない。歩き始め30分でメンバー(自分自身)の体調をチェックせよ。
対策組織全国的には不統一。栃木県には日光・那須に山岳遭難防止対策協議会がある安全登山のために(群馬県警HPより)山の気象・地形を調査研究し、登山に際しては地元に事前情報を確認しよう。
経験・技術・体力を考えて無理のない日程・コースを選ぼう。天候の急変に備え、充分な装備と予備食料を準備しよう。単独登山は避け、信頼できるリーダーと行動しよう。
リーダーはメンバーの体力・能力・技術をよく知って一緒に行動しよう。登山計画書は提出しよう。通信手段(アマ無線・携帯電話)を確保しよう。予備電池を持ち、機器の保温にも心がけよう。家族などには登山コース・帰宅時間を連絡しておこう。悪天候時には引き返す勇気を持とう。  
<ロープワーク>
一般登山に必要な装備についての説明  補助ロープ(7mm程度10m)。スリング120cm 1本。スリング60cm 2本。カラビナ5枚(HMS 1, 管付1含む)ロープ結び方の一部のみ練習実際の安全確保の方法はごく簡単な説明のみ。
2.けがと予防、応急処置
応急手当の説明  三角巾の使用方法 これは実際に練習。たたみ三角巾の作り方  使用方法 頭・耳・前腕・膝・肘・腕のつるし方・足捻挫の固定  テーピングの基礎  キネシオテープの使い方。
次回は、7/7の至仏山での安全登山教室です。
 

 第二回
<場所>  宇都宮森林公園内の管理センター
<内容と講師> 山の気象 湯本ビジターセンター 辻岡氏
<体力・トレーニング・歩行技術> 佐藤氏
感想
気象の話は楽しかった。今後、観天望気の学習をしたい。
トレーニングは私にとって耳の痛い話。とにかく計画を立てて継続しかなさそうだ。

内容報告
1.山の気象  1−1.雨が降る原理。  ジェット気流・前線・高気圧・低気圧など  1−2.四季の天気
1−3.気象の変化をつかむ
A.山に行く前 ・・・週間天気・インターネットなどで情報を得よ。
B.山で
観天望気  1−4.観天望気の方法  A.雲の高さと流れをみよう。 高い雲の流れで高層の大気の流れが分かる。 気圧の谷がどこにあるか。  南西の風 気圧の谷は西。天気は悪くなる。 北西の風 気圧の谷は過ぎた。天気は良くなる。   低い雲の流れ 中層の大気の流れ  南西の風は天気が悪くなる。

1−5.気象による山岳遭難
A.今年GWの白馬での遭難  天気判断のミス。(疑似好天にだまされた。朝は好天だったのではないか)事前の気象情報の収集はできていたか  山荘にネット環境はあったか。 高度差1000m以上の雪上登りによる疲労。雪があると疲れが大きい。
装備の不備  雪スコップを持っていなかった。 残雪は有ったはず。雪洞を掘れば助かったのでは無いか。
B.トムラウシ
気象情報がなかった(ラジオを持っていなかった)  リーダーの判断がなかった。  中高年の避難小屋利用の縦走ツアーは無理。
C.今年5/28尾瀬落雷  防ぐのは難しいが、事前情報はある(東電など)。
D.2006年白馬遭難  ハードな登りの後に気象の急変。
1−6.山岳遭難を防ぐには
体力が一番  気象情報の事前収集  このためにはインターネット操作が必要。

2.体力・トレーニング・歩行技術
2−1.登山と体力
スポーツ体力はスピード・筋力・持久力が3要素だが、登山ではスピードは不要、筋力・持久力もMaxが要求されるわけではない。安全登山には余力が必要。  運動時間の長い登山では、持久力が必要だが、心肺機能を高めることが必要。

2−2.中高年の登山
運動能力は大きく低下している。特に平衡感覚。 体力の個人差が大きい。 2−3.安全登山の為にメディカルチェックをせよ(健康診断)  体力トレーニング
2−4.トレーニング
必要だが、やりすぎるな。目標を設定せよ。自分を知ろう。「膝痛」「腰痛」は登山では治らない。特別なメニューが必要。スケジュールをたてて実行しよう  休養日が必要。ストレッチは毎日行なおう。どのようなトレーニングをするか説明があった。スクワット・かかと上げ・上体上げ・腕立て伏せ・肩すくめ 
 第一回
岳連の安全登山教室に行ってきましたので報告いたします。9時から16時まで楽しく受講してきました。

<場所>  宇都宮森林公園内の管理センター
<内容と講師 あいさつ>     会長木内氏
<山の装備と食料>  ・・・  安田氏
<地図の読み方>  ・・・  佐藤氏
内容報告
1.山の装備と食料
 一般的登山入門書に書かれている内容と同じだが、下記の点での説明が面白かった。
 1.登山専用品は高価で、一般スポーツメーカーの製品でも代用できる物はある。
   しかし、まず登山専用品の良さを実感してからそういう安価なもにも挑戦して欲しい。
 2.ゴアテック製品も最近は洗濯できるそうだが、できるだけ回数は少なくした方が良いと思う。
 3.レインスーツなどは専用のスタッフバッグにいれるより大きめのスタッフバックにいれてザックから
   取り出ししやすいようにパッキングした方が良い(縦長に)。そのほうが、ぬれた後の収納もしやすい。
   
2.地図の読み方。
 1.午前中は座学で、地図記号・等高線・地図読みのポイントなど
 2.午後は、地図読みとコンパスの使い方の実習。
   実習として、天狗鳥屋の東側の尾根を周回した(林道の東西の尾根)。約2時間。
   コンパスの使い方は一般的な説明。 ただ、大部分の参加者はあまり慣れていないようで興味津々楽しそうだった。
   地図読み実習は楽しかった。
    非常に細かな地形の読みは私も新鮮に思えて(実地でそこまで細かく地図読みしたことがない)、多いに勉強になった。
    佐藤氏は78歳らしいが、その健脚ぶりはすごい。
    
次回は、6/2で、気象とトレーニングの話。面白そうです。ただ、実習はないようです。