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出迎え 出口を出た所で英語の先生の順子さんが待っていてくれた。
タクシーでホームステイ先に向かう。タクシーは料金を払うとおつりをもらってその後1割〜1.5割ぐらいのチップを払うそうだ。
ホームステイ先に着くと、にこにこしたきれいな奥さんが出迎えてくれた。
ホームステイ先は40歳ぐらいの夫婦と18歳のお嬢さんと犬が2匹の家庭で、お嬢さんは今、奥さんの両親の国のドイツに行っていた。
ホストファーザーとマザーはとても仲のよいカップルだった。部屋はADSLが使えて快適だった。
家は1階が夫婦の寝室とリビングと台所。2階が私ともう一人の韓国人留学生の部屋と私たちのバスルーム。地下がお嬢さんの部屋と夫婦のバスルームと洗濯機の部屋だ。部屋はペンションの1室のようで電気が1つ壊れているが快適だった。
買い物 ダウンタウンのドラッグストアで買い物をしていると、なんと堀川さんと偶然会った。
3人で「The spotted prawn」というウォーターフロントにあるレストランで食事をした。時差ぼけはないけれど飛行機の中で寝てないのでワインを飲んだら眠くなってしまった。
最初の夜 23時頃ホームステイ先に帰ると荷物をほどいた。前の日寝てないし、疲れているが全く眠れなかった。ちょっといやなことは、トイレとお風呂が詰まりやすいことだった。
4月18日(日) 9時に起きると,、下に降りてホストマザーと話をしながら朝食を食べた。朝食はセルフサービスで冷凍してあるパンを焼いてコーヒーを飲んだり冷蔵庫のジュースを飲んだりする。
順子さんと明日から行く学校の前で待ち合わせをしてあるのでバス停に向かった。バス停は「bus stop」と書いてあるだけでそこにいると止まってくれる。バンクーバーでは2$でバスに乗ることが出来る。お札や他のコインは使えないので2$のコインが必要だ。まず、バスの前から乗るとお金を入れるところがあるので入れる。するとチケットが出てきて1時間半以内なら同じチケットで、電車、バス、船に乗ることが出来る。
みんながそうしているので運転手に「hello」と言ってみた。にこにこして「thank you」と答えてくれた。降りるときは洗濯を干すロープのようなひもが、ガラスに貼り巡られているので、それを下に引っ張ると止まってくれる。日本のバスのように車内放送がないので、景色を覚えてないと降りるのに失敗する。
「バラード」という駅で降りて電車に乗ってみた。
バスに乗って電車に乗り換える。なんだか前から住んでいるような気になった。全く恐怖やとまどいなく、バスにも電車にも乗れてしまう。自分でも不思議だが・・・。
順子さんと会うと「グランビルアイランド」に行くことにした。グランビルアイランドはグランビルストリート線の下に広がる小島で、かわいいお店が集まる再開発地である。私たちはアクアバスに乗って渡った。アクアバスと言ってもポンポン船という感じで、乗ってから2$払うのだけど、運転手一人でやっているので手放し運転でお金を受け取る。なんだかおおらかだ。お昼は「cat's meow」という店でとって、お会計の練習をした。まず、お会計の板が来るので現金の場合は見えるように挟む。そうするとおつりを持ってきてくれるので税抜き価格の15%を机の上か、お会計の板に挟んで出てくればいいそうだ。
次にクレジットカードの場合だが、やはり見えるように挟むとクレジットカード用のレシートを持ってきてくれる。その紙にはチップを書く欄があるのでやはり税抜きの15%を書いてトータルというところにチップを足した金額を記入しサインをする。クレジットカードならば割と簡単だが、現金の時は小銭を持っていないとちょっと面倒かもしれない。
4月19日(月) いよいよ学校が始まった。
学校では規則で英語以外の言語は絶対禁止だ。1回みつかると家に帰され、2回目は1週間の謹慎、3回目は退学になる。
まずテストを受け、午前と午後のクラスのクラス分けをされた。午前のクラスに行ってみると、とてもハイテンションな先生で1度で好感が持てた。
今日は「シックスセンス」についての討論だった。先生の言っていることは時々分からないが、何とかがんばれそうだった。
お昼休みにオリエンテーションがあった。お弁当はホームステイ先で持たせてくれた。私は冷蔵庫から青い袋を持って行くように言われている。開けてみると、カレーが入っていた。昨日の夕飯がカレーライスだったようで、グリコのカレーだが、レシピはオリジナルのようだった。
狭い部屋でカレーを食べると匂うので、ビスケットだけ食べた。
ちょっと、カルチャーショックだった。日本ではカレーをお弁当に持っていくことはないから、このお弁当にはかなり驚いた。
午後のクラスは、周りは5カ国語も操れる人ばかりで「BSEやダライラマについての討論」が始まった。
BSEやダライラマの討論なんて日本語でも難しいのに、おととい来たばかりのカナダで、隣の席のドイツ人と討論するのは私にはハイレベルすぎた。15分ぐらいクラスにいたが、ここは迷わず受付でクラスを変えてもらった。
ホームステイ先に帰ると、初めての夕食が待っていた。ソファーに座ってワンプレートの中に入っているチキンとご飯を食べた。テーブルに座るわけではなく、テレビのある居間のソファーで、テレビを見ながらフォークで食べるのに驚いた。
4月20日(火) 宿題が多く、3時まで勉強したが、まだ間に合わないので6時に起きて勉強した。
こんなに勉強したのは、生まれて初めてかもしれない。
朝、横断歩道を渡ってみたら、日本と同じように「カッコーカッコー」と音がした。
暮らしていて思うが、周りが外国の人と言うだけで、全く日本と変わらない。カナダではいろんな国の方が住んでいて、私が思い描いていたブロンドの白人というような人はあまりいず、ほとんどインドか韓国か中国の人なのに驚いた。
今日は放課後に社交ダンスの教室のトライアルの予約をしてあったので行ってみた。
カナダ人の先生は、ダンスに言葉はいらないと言った。カナダのダンスは、日本やイギリスのダンスと違って、あまりにもラフなのに驚いた。でも、イギリス領の国。踊るときは、お姫様のようなエスコートをされてフロアまで連れてってくれる。楽しそうなので入会してみた。
家に帰ると初めて日本に電話をした。カナダではコーリングカードというものが売られていて、これ買うとホストファミリーの家の電話料金に加算されず、カードの金額だけ電話がかけられるシステムだ。5$=だいたい400円で1時間半以上日本に電話できる。メールはあるし、安価の電話はあるし、いまの時代に留学して本当によかった。10年前に留学していたらこんな訳にはいかないし、地球上が本当近くなったなぁ。

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