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4月21日(水) 朝出かけるときは「I'm leaving!」といって出かけると「Have a nice day!」とホストマザーが答えてくれる。まだ照れがあるけれど「See you later!」といって冷蔵庫の中の、青いランチバックを持って家を出る。まだカナダに来て4日目なのに、ずっと住んでいるような感覚だ。
ホームステイ先には、もう一人韓国人の女の子が住んでいる。
「ジス」といって大学出たてのお嬢さんで、スチュワーデスを目指してるらしい。
とても控えめで感じのいい子だ。
帰るときは「I'm back」という。自分でターミネーターみたいだなと、いつも思う。
ホストマザーやファーザーに家の中で会っても「Hello!」である。なんか家の人に対して帰ってきて「こんにちは」というのはおかしいみたいだけど、そういうものみたいだ。
こういうのは、簡単な事だけど、日本の学校では習わないことだ。
今日の夕食は、中華風の炒め物とご飯だった。マザーは私とジスに気を使っているのか、毎日夕食はライスを出してくれる。やはりテレビを見ながら足を伸ばして食事をした。
二人(ファーザーとマザー)はテレビに夢中になっていて、ときおり笑っているが、私は何が面白いのか分からないし、テレビに夢中なのに話しかけるのもじゃまなので、時折2匹の犬をさわったりして食事をとった。犬がいたのはラッキーだった。つぶしがきくというか、こういうときに間が持つので・・・。
4月22日(木) 今日の午前中のレッスンは、スムーズに答えられた。火曜日と水曜日に失敗していたので、かなり緊張していたが、今日はリラックスして授業を受ける事ができた。
家に帰るとホストマザーが歌のレッスンをしていた。「今日9時にステージがあるから一緒に行かない?」といわれたので何のことか分からなかったが「Yes」と答えた。7時になると「サパー!」と言われたので下に降りてみると、レタスだけを食べていた。もしかして夕飯がレタスなのかなぁと思いながら、黙って食べ終わると、ジャガイモとにんじんをオーブンで焼いたものが出てきた。ドイツの料理らしい。マザーが何かを聞いてきたが、聞き取れないので
「Pardon?」と聞き返したらどうやらビールを勧めてくれているらしい。「I love beer!!」と答えて飲んだが、カナダで飲む初めてのビールはとてもおいしかった。8時45分になると「Let's go girls!」と呼ばれたので降りていった。自分の中で「ガールではないなぁ。」と思いながら。カフェバーのような店に着くと、順番にいろんなメンバーが歌っていた。しばらくするとマザー歌の番になった。彼女は澄んだ声で「My images come」という歌を歌った。彼女の才能に驚いた。11時半に家に戻ったが彼女の歌をほめたかったけれど、細やかなことが全く言えずだまっていた。ファーザーに「Sweet dream!」と言われた。こういう時は何と言っていいか分からなかったがジスが「Thank you!」と言っていたので真似してみた。
日本の学校で習った英語は、全く役に立たない。やっぱり住んでみないと分らないことだらけだし、高校で習ったような英語を使う機会は全くなく、ほとんどが中学英語で足りてしまう。
4月23日(金) 毎週金曜日はアクティビティーデイという日で、毎週8つほどのいろんな行事が提供されるので、その中から午前と午後に好きなアクティビティーを選ぶことが出来る。もちろん無料だ。
午前はサルサダンス、午後は映画を選んだ。
サルサダンスはとてもセクシーなダンスで、踊っていると思わず笑ってしまう。男女に分かれてなまめかしい踊りを踊った。昼休みにランチを開けると、空のタッパーとレトルトのおかゆが入っていた。これにも驚いた。タッパーに入れて、レンジでおかゆを温めろという意味らしいので、学校のレンジで温めて食べてみた。午後は学校からお金をもらって、提携先の映画館に好きな映画を見に行く。私は「スクービードゥー2」というコメディー映画を選んで、新しい友達と一緒に見に行ったが、見ている途中で眠ってしまった。午前中のサルサがとてもハードだったので・・・。まだ帰るのには時間が早いので、スーパーに行ってみた。日用品を見ていると「ダブ」「ロレアル」「ビオレ」など日本でおなじみのものがたくさんあった。歯ブラシのサイズがものすごく大きいのにはびっくりした。日本でおなじみのサイズは子供用位だ。家に帰るとジスにバスルームの掃除はどうするか聞いてみた。1週ごとに交代しようということなので、今日は私がやることにしたら、彼女も手伝ってくれたので10分で終わった。
その後、ジスが私の部屋に来て、私のパソコンでインターネットをしながら、いろんな話をした。彼女は日本のドラマのファンで「キムタク」が大好きらしい。休みにジムに行こうとか、一緒に遊ぼうとか誘ってくれて「あなたが来てくれてハッピーだ」と言った。英語だから言えるせりふかもしれない。日本語だったらちょっと・・・照れる。彼女の父親は銀行を経営していて、6月に家族がバンクーバーに遊びに来るそうだ。
4月24日(土) 休みの日は何時頃起きるのがいいのか分からないので、8時位に起きて部屋にいた。日本にいるときは自分のペースだけど、やっぱり人の家にご厄介になってるので、合わせなくては。
9時位になると下から声がして、いいにおいがしてきた。降りていくとパンケーキが待っていた。ホストマザーはアレルギーがあるので小麦粉が食べれないので、上新粉で作ったパンケーキだった。ちょっとおもしろい味がしたが、たくさんのメープルシロップをかけて食べた。マザーはコーヒー・牛乳・パンにもアレルギーがあるようだ。
今日は、前日からジムに行こうとホストマザーに言われていたので、時間を訪ねると「あとで」と言うことだった。ジムに行くのが結局何時なのか分からないけれど、マイペースに部屋で勉強していると、1時半頃「ランチ!!」と呼ばれた。さっきのが遅いお昼ご飯代わりだと思っていたが、また食事の時間だ。ランチは韓国風のヌードルで、とても辛くておいしかった。お代わりをしてしまった。4時半頃になってマザーからやっと「Are you ready?」と聞かれた。
ものすごく歩いてジムに着いた。っていうか、もうこの時点でかなりのエクササイズだった。結局、ジムがものすごく混んでいてトレーニングできなかったが、実は内心ホッとした。
ホストマザーもジスも背が高いのでコンパスも長い。だから私はいつも小走りで、すでにかなりの運動をしていた。
バンクーバーは今の時期、夜の8時になっても昼間のように明るい。日本より1日が長く暗くなったら寝るという自然な生活が出来る。7時位になったら「サパー!!」と呼ばれた。またご飯の時間だ。今日の夕食は、ホストファーザーが外で焼いたハンバーグを挟んだハンバーガーで、おいしいが大きく、ものすごくお腹いっぱいになった。
この家には2匹の犬がいる。1匹がグリフィンと言っておりこうさんのミニチュアシュナイザー。もう1匹がリッキーでナイーブな黒いMIX犬。グリフィンがいびきをかいていたらホストファーザーが「ベイビードラゴン!」と言った。いびきのことを言うらしい。ホストマザーがホストファーザーに「あなたはブラッドね」と言ったので「ブラッドピットに似てるって事?」と聞いたら子供っぽいと言う意味らしい。「ブラッドピットと言うよりジムキャリーよ」とホストマザーが言うとホストファーザーがジムキャリーの真似をして見せた。こんなのんびりしたプランのない休日は、日本ではなかなか持てない。

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