2005年9月11日(日)
帰宅後
昨日は病院の帰りに「オプセラピー」に寄った。先生はここ2〜3週間で緑内障の状態も良くなっているのではないかとおっしゃった。
確かに、最初の病院で視野検査した時より、「視野狭窄」が少なくなっている。先生の勧める「目の運動」と「首の運動」をこれからもまめにしていこう。
迎えに来てくれた夫は、いつも通り検査の結果を自分からは聞いてはこないけれど、私の話を黙って聞いてくれた。
自分の夫ながらいつも黙って支えてくれて、オプセラピーの治療の間も、車で何時間も待っていてくれて、本当に頭が下がる。
久しぶりの家は良く眠れた。検査入院の間は眠れなくてつらかったし、やっぱり家が一番いい。
2005年9月12日(月)
目薬の害
パソコンの画面を見ることや、コンタクトレンズをする機会が多かったので、今まで市販の目薬をする事が多いほうだった。
特に刺激の強い「スーッ」とするタイプのものを好んでしていたが、これからは「キサラタン」を毎日点眼することになったこともあり、点眼薬の害というのがないのかどうか、インターネットなどで自分なりに調べてみた。
量も少ないし気にすることもないようだが、毎日の事だし、長い間には心配である。
しかも眼圧を下げる薬なので、単なる疲れ目の目薬とは訳が違う。
点眼液は粘膜から吸収すると、直接血液中に入る為、血液中の濃度が上昇し、副作用は無視できないようだ。
点眼後はまばたきせず、1分間は目を閉じたり目頭を押さえると、鼻や咽頭に目薬がまわりにくくなるようだ。
目薬も、ただすればいいというものではないらしい。
2005年9月19日(月)
喉もと過ぎて
あんなに緑内障のことが怖くてたまらなかったのに、検査入院したことで終了したような錯覚に陥っている。
治療して治ったわけではないのに、入院したらほっとしたというか、参考書を買ったら勉強が出来るような気になるのと同じような感覚を持っている。
緑内障のことを考える時間が減った。もちろん、目薬を忘れたりすることはないけれど、少し気楽になっている。それがいいか悪いか分からないけれど・・・。
そしてもう一つ、緑内障に甘えて夫に対してわがままになっているのも自覚している。病気が偉い訳ではないのに最近の私は言いたい放題だ。そして全く謝れない。不安で不安定になっているせいでイライラしていて怒りっぽい。困った嫁である。
2005年9月20日(火)
病院へ
今日は病院の予約の日だった。
前回の検査入院の結果を聞きに行くだけと思っていたけれど、視野検査(オクトパス)眼圧検査(錘を4分間目に乗せて計るもの)視力検査をしっかり行った。
特に視野検査は見えない場所があることを思い知らされるから、ものすごい気持ちが落ち込むし、片目ずつ10分ほどの検査を行うけれど、光が見えたらボタンを押すという集中力のいる検査がとても疲れる。
診察で呼ばれ、前回の検査で「脳」には異常がないことが分かった。視野狭窄がある場合、疑われるのが緑内障と脳の病気らしい。診察の最後に恐る恐る「私の進行度は?」と聞いてみた。退院の日に他の先生から「初期」だと言われたので、それがちょっとうれしくてもう一度確認した。「中期でしょうね」と言われてしまった。6〜7年前からゆっくり進行していたようだ。
少しずつ治っているのかも?という小さな希望が消えてしまった。
帰りに「オプセラピー」に行った。先生に検査の結果が良くなかったことを言うと「検査の結果と、自分の本当の症状が合ってくる時がくるし、12月ぐらいまでに少し変わってくるのでは。」とおっしゃってくれた。
今日は首の状態もとてもいいそうで、安定してきているそうだ。先生の言葉を信じて治療に専念していきたい。
2005年9月21日(水)
処方箋
病院から目薬の処方箋が出ていたので、家の近くの薬局に受け取りに行った。今後、子供が欲しいという事もあり、
「キサラタン」の妊婦に対する影響が気になっていたので薬剤師さんに相談してみた。取扱書には妊婦に対する注意事項があるらしい。妊娠する前から目薬をすることによって、血液に残ったものが胎児に影響することがないのかどうか、妊娠したらこの目薬がさせないのか、とても不安になった。
次回病院に行った時に、一度先生に聞いてみたい。
2005年9月26日(月)
神頼み
最近うちの両親は、墓参りと竜神様へのお参りへ頻繁に行くようになった。
私の緑内障が治るようにお参りしてくれているそうだ。親というのは本当にありがたいなぁと、改めて思う。
両親も緑内障なのに、自分達の事より子供を思う気持ちは、私が33歳になっても変わらないようだ。
母は、自分の命と引き換えに、私の緑内障を治してくださいとお願いしているそうだ。
私は夫にも恵まれたし、心配してくれるおばあちゃんもいる。
愛情運と引き換えに、健康運を失ったのかもしれないなぁと思う。天は二物を与えない?のか。
2005年9月27日(火)
父の緑内障
父も40歳から緑内障で、20年間東海大に通っている。いまのところ自覚症状もないし、生まれ持っての楽天家なので
緑内障の事を気にしている様子もない。
今年60歳になる父に、「怖くないの?」と聞いてみたら「今の医学を信じてるし、大丈夫だよ。」
と相変わらずのんびりした答えが返ってきた、
この20年、最初の10年は目薬をしたりしなかったりの毎日で、今は1日2回、朝晩しなければいけない目薬を、勝手に朝だけしか点眼していないらしい。
私だったら怖くて、1日2回の目薬を絶対忘れないけれど、父は自分の判断で「緑内障が進まないから1日1回にした」と言っていた。
こまった緑内障患者である。
父は東海大を心から信頼していて、実際緑内障で通っているおかげで、胃ガンも見つかって手術し、元気に暮らしている。
私が父の立場だったら、20年前は私も小さかったし、目の前が真っ暗になってしまうと思うのに、なんて楽天家なんだろう。
父の兄である私の叔父も、長年緑内障だがやはり進行していない。母も10年来の緑内障だが、視野狭窄が見られない。
気をつけていれば、とりあえず20年は大丈夫な気がしてきた。
2005年9月29日(木)
ダイエット
緑内障になってから、ダイエットという言葉と無関係になっていた。それどころか栄養を取る事を心がけている。
11月27日に披露宴を控えているため、6月にエステのスリムコースを申し込んで、まだ9回も残っているのだが緑内障になってから、すっかり忘れていた。
スリムコースではサウナに入ってから、エステシャンが手で全身をマッサージする。
眼科で聞くとサウナは血行が良くなるから、悪くないそうで、してはいけないことは唯一「喫煙」だけのようだ。
緑内障だからしてはいけないということは、あまりないらしい。
最近読んだ本に粗食で緑内障が治るようなことが書いてあった。栄養は目によさそうだが、カロリーの取り過ぎもいけないのか?
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