駅頭に立ちて驚く。居るは居る
右も左も日本人なり
繁華街を電気自動車、馬車がゆく。アルプホルンの響きもやさし
山国の町独特の雰囲気が---志賀の一ノ瀬思い出したり
前方に夕日に映える山塊のすがた悠然迫るものあり
日本人のこよなく愛すこの山塊、マッターホルンが今目の前に
ツェルマット
宿の前。看板眺め首ひねる [ ピンクバーあり ] 二の足を踏む
チャップリンの映画の中にいるような錯覚起こす妙な宿なり
家具調度、エレベーターの扉にも十九世紀のロマン漂う
Was it built eighteen-eighteen ? フロント嬢にわれ問い直す
街に出てイタリア米を買うて来る日本の米にかたちそっくり
飯を炊き味噌汁を煮る充実感。窓を開ければマッターホルン !
ホテルポスト
スイス紀行