Q・7 ドッペルってなーに? 質問者 kyongiちゃん
ドッペルって言葉を聞いたことがありますか?
正確にはドッペルドミナント(英語)やヴェクセルドミナンテ(独語)と言います。
音楽の和声進行などでよく使われています。
転調へのもっとも基本的な方法で属調への転調終止の方法などにも多く使われます。
属和音の属和音で、実際には属調の属3和音と属7和音の動きを用いたコード進行を
ドッペルドミナントモーションと言います。
つまりハ長調であればC−F(Dm)−D7−G7-C に動きます。
では実際に聞いてみましょう
実際には多くの作曲家がこのコード進行を使って美しい曲を作っています。
ドミナントモーションを使う事とその調からある調への
転調の雰囲気を感じさせるようような気がしませんか?!
実はこのことを多く利用している作曲家の一人にJ.Sバッハがいます。
インベンションなどのピアノ曲でそれを感じながら
弾いてみたり聞いてみたりするもの新しい発見があるかもしれませんね。
ドッペルドミナントモーションのコード進行を使うと
とても美しく感じるのは私だけでしょうか?!
みなさんはいかがですか?
ここで面白い実験をしてみましょう!
普段私達が知っている曲をドミナントモーションを用いて演奏すると
どんな風に感じが変わるのでしょうか?
では「チューリップ」の最後のメロディーの部分を
一般的なコード進行を用いて弾いてみましょう。
C-dur(チューリップ)お聞きなりたい方はプレイのボタンを押してお聞きください
では次は私なりに少し伴奏をアレンジして弾いてみましょう。
C-dur(チューリップ)お聞きなりたい方はプレイのボタンを押してお聞きください
いかがでしたか?
必ずしもドッペルを使わなくても美しいですがそれを使う事によって
その曲の不思議さや、柔らかな響きを感じたりして
また違った曲の美しさを再認識するのではないでしょうか?
みなさんも自分の習った曲をドッペルドミナントを使ってアレンジをしてみては?
ピアノオリジナル曲をお聞きなりたい方は下のリンクボタンを押してお聞きくださいネ
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