Flute・Piccolo 豆知識
豆知識2 掃除棒いろいろ
フルートを吹いたあとは管内に水滴が生じます。(冬に多く、夏は少ない)
掃除棒は、ガーゼを巻き付けて管内の水滴を取るためのものです。
一般的にはガーゼかもしれませんが、ヤマハのフルートインナークロスは驚くほど水滴がよく取れるのでおすすめです。
フルートインナークロス
フルート頭部管用スワブは失敗しました。
掃除棒の穴が開いてない方につけて使うのですが、頭部管の中ではずれてしまい取るのに一苦労しました。
私の掃除棒との相性がよくなかったのかもしれませんが、あまりおすすめ出来ません。
これが頭部管用スワブ
こうやって使います
経験上、頭部管はガーゼを掃除棒の穴に通さずに詰め込んだ方がきれいになります。
(ガーゼを全部詰め込んで取れなくなったという事のないようにして下さいね)
こんな物もあります。これは棒と一体化しているので取れなくていいかもしれません。
ドイツ製 REKAのクリーニングセットです。
★ フルート用
棒に布が接着されてます。先端部分はスポンジのような素材です。
このようにかぶせて使います。頭部管だけではなく全部に使えます。
★ ピッコロ用
棒に丸い小さい布が接着されてます。こちらも先端部分はスポンジのような素材。
棒は赤のプラスチック。ピッコロは管が円錐形なので、頭部管にしか使えません。
掃除棒にはいろいろな材質があります。
木製のものは管に当たっても傷がつきにくいし、太いのでガーゼを巻き付けやすく掃除がしやすいです。
アクリル製のものは、透明できれいで木製よりも折れにくいようです。
ピッコロの掃除棒はほとんどが金属製です。
ハンミッヒについてきたものは、アルミ製でやわらかく、少し変形してしまいましたが気に入ってます。
パウエルのようにネジ式で2本に分かれるものもあります(つなげると楽器を分解しなくても掃除出来る)。ピッコロはフルートよりも水滴に悩まされるので、演奏の途中でサッと掃除出来るのはいいですね。
パウエル組立式掃除棒
普通の掃除棒と比べてみました
先端の穴の部分もなんだかおしゃれ
掃除棒に彫ってある線は、ヘッドコルクについている反射板から歌口の中央までを測る17㎜のラインです。
17㎜のラインはメーカーによって微妙に違っていますが、その差は1㎜以内です。
ピッコロは楽器が小さいので、ヘッドコルクの位置でかなり音程のバランスが変化してしまいます。
胴部が円錐形になっているピッコロの場合は7㎜です。
※The Flute 参照しました。
上記の商品はこのページを作った時点(たぶん2003年頃)でのデータです。年数が経てばもっと良いものが出てくるかも?!
というわけで、ここから下は2020年となった現在どんな新しい掃除棒が出てきたか調べてみました。
スワブ (お手入れ用クロス) & ロッド
クリーニングクロス(スワブ)は長さ約39センチの細長い筒状マイクロファイバー製(手洗い可)。そこに長さ約34センチの専用のクリーニングロッドを挿入して使用します。 クリーニングロッドがスッポリ収まる長さで、ロッドの先はエラストマー樹脂製キャップがついていて反射板の水分が吸収しやすくなっています。
カワベ フルート用スワブ プレミアム
起毛素材を使用し生地そのものの吸水性が高いのと、スワブを装着したクリーニングロッドを管体から引き抜く際に生地の繊維が逆立つような向きで縫製されているため、より多くの水分を吸収することができます。
カワベ ピッコロ用スワブ
上のフルート用のようにクリーニングロッドを入れて使うようです。
フルート クリーニング スワブ ぴかぴか棒
これもクリーニングロッドを入れて使うようです。パンダの他にも犬やクマ・うさぎもありました。
ヤマハ YAMAHA ピッコロスワブ
ピッコロ専用スワブ。吸収性の高いマイクロファイバー製。楽器を組み立てたままで管内の水分を除去できます。「反射板」と「頭部管と主管の継ぎ目」にフィットするヤマハ独自の形状(意匠登録済)。譜面台にかけられるひもを通すストラップ穴つき。さすがYAMAHAって感じの商品ですね!
ピッコロ クリーニング スワブ
スワブと掃除棒が一体になり、スワブを掃除棒に装着する手間がいりません。スワブ1本で楽器を組み立てたままと、頭部管だけの2通りのお手入れが可能です。
現在では便利なお掃除グッズが増えましたね!昔の商品とは比べものにならない感じがします。