Flute・Piccolo 豆知識
豆知識7 フルートの基礎知識
材質 | |
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洋銀製 | 洋白製ともいう。価格は一番安い。管体は軽く、音を出しやすい。今は銀メッキをしてあるものが多い。6万円位~ |
頭部管銀製 | 洋銀製よりも音色にやや深みが出て明るく感じる。 12万円位~ |
管体銀製 | 表現に幅が出る。総銀製よりやや軽い。 20万円位~ |
総銀製 | あらゆる表現に応える。フルート本来の音色。 40万円位~ |
管体9K金製他 | 重厚差は14Kに一歩譲るが、音の鳴り方や明るさにおいては勝る。 150万円位~ |
管体14K金製 | 重厚さ、遠達成、音の密度の高さがきわだつ。 200万円位~ |
他にも18K金製、24K金製、プラチナ製などがあります。
価格の目安は最初にこのページを作成した2003年頃のものです。
キーの形状
リングキー
キーの中心部に穴が開いていて、この穴を指でふさぐ事によって音を出す。
【特徴】
音の抜けが良い。
音色が明るく粒立ちがはっきりしている。
指の形・構え方がよくなる。
グリッサンドがきれいにできる。
カバードではできない替え指ができる。
カバードキー
キーそのもので穴をふさぐので、キーのどの部分で押さえても音が出る。
【特徴】
扱い易い
低音C、Cisが操作しやすい。
音色がしっとりとなめらか。
ふくよかな丸みと厚みのある低音。
低音域の変わり目(G以下)がきれいに吹ける。
キーの配置
オフセット配置
左手薬指で押さえるGキーが指の長さに合わせて少しずらしてある形式。
ほとんどのカバードキータイプに採用されている。
インライン配置
主なキーが一直線に並んでいる形式。構造がシンプルで、音色にも影響があるとされる。
インラインはリングキータイプに採用され、音響性や、音色の点では正統派。(オフセットにする事もできます)
足部管の種類
通常のフルートは最低音が「ド」ですが、H足部管にするとその下の「シ」が出ます。
C足部管
明るい音色
音の抜けがよい
H足部管
ややしっとりとした音色
高音域で音程がうわずらないという傾向がある
トーンホールのタイプ | |
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ソルダード(音孔ハンダ付)タイプ | トーンホール(音孔)がハンダ付加工されているもの。一般的にハンドメイドタイプと呼ばれる。音に厚みがあり、輪郭がスッキリする。 |
ドローン(音孔引き上げ)タイプ | トーンホールを管体から機械で引き抜いて引き上げ、先端をカールしたもの。通常タイプ。音は明るく良く響く。 |
その他よく目にする用語 | |
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管厚ライト&ヘビー | 管厚の違いで音の響き具合や音色まで違ってくる。 洋銀は0.4㎜、銀管では0.30 & 0.45㎜など。 |
ポスト(鍵柱) | 管に対して垂直に立つ頭の丸い部分 |
ライザー | リッププレートと頭部管をつなぐ部品 |
ノックピンレス | 通常2ヶ所以上のキーを連動させるために、パイプと芯金に打ち込むピンがあるが、このピンがないタイプの事をいう。
(通常タイプのものは、オーバーホールの際着脱を繰り返すと、パイプと芯金に支障がでる) |
Eメカニズム付 | 高音域の「ミ」の音を出しやすくするための部品(特にラからミにうつる音を出やすくする) |
コルク柱 | 頭部管の頭の方にある。
掃除棒の先に17㎜の目盛りの線が入っているが、これを中に入れて唄口の中心にくるように調整する。 |
※The Flute 、Wind-i 参照しました。