Flute・Piccolo 豆知識
豆知識9 呼吸
人間の体は、本来鼻から息を吸って、口から吐くようにできています。
外気が冷たい時は鼻孔の中で湿気を与え暖めて、逆に暑い時には少しさましてから肺に入れているのです。
また、その間に粘膜などで菌の侵入を予防しています。
そのため、口呼吸をする人は菌が侵入したり、乾いた空気が急に入ってくるので風邪をひきやすいのです。
口を大きく開けてたくさんの息を吸おうとするとむせたりしますが、フルートを吹く時も同じで、口から急激に多量の息を吸う事は危険を伴うので、鼻で吸うようにしましょう*。
鼻で吸った方が腹式呼吸がしやすいそうですよ。(花の香りをかぐ時にはみんな腹式呼吸になっているそうです。)
それに、口で吸うとアンブシュアがくずれて、ブレスの後の音がこわれてしまいます。
呼吸をする時には音をさせないように気をつけましょう。
普段話をしていても、吸う音がする人がいますね。
舌を歯(の裏側)に当てたまま吸っているような人。おばさんに多い??
案外自分では気がつかないものですが、みっともないのでやめましょう。
いや、みっともないだけではなく、ブレスって事を考えると素早く吸えないのでは・・・。
*参考にした時の記事では鼻で吸うようになっていますが、その後の記事や、別の本を参照したりするとそうではない事が書かれていたりします。
どうも鼻と口両方から吸うというのが良いようです。
どちらにしてもお腹の支えはしっかり維持しておきましょう。
※The Flute 参照しました。