Flute・Piccolo 豆知識
豆知識10 その他
★ 唇の当て方と息
歌口にかぶせる下唇の位置と息の方向が重要です。
唇をあんまりとがらせたり、横に引きすぎてもダメ。歌口と唇が離れすぎても、唇をかぶせすぎてもダメです。
唇をかぶせすぎると暗くて遠鳴りしない音になります。
メーカーによっても違いがあると思いますので、頭部管の角度を微妙に調節してよく鳴る位置を探してみましょう。
唇や息の通る穴の形、それからあごの骨格、歯並びなど、人それぞれみ~んな違うので、同じ楽器でもみんなが同じ位置でよい音がするとは限りません。
有名なフルート奏者でも斜めに当てている人がいますが、自分で一番音の出やすい位置を見つけましょう。
★ 楽器の持ち方
フルートを吹くときには、
下唇・左手人差し指の付け根・右手親指
の3点で楽器を支えると、どの指も自由に動かすことができます。
・・・っと、ここまではもう当たり前のようにできていると思いますが、いろいろと気になるのが以下にあげることです。
きっとレッスンで先生に習っている人はしっかりできていると思うのですが、そうではなく、私のように部活から始めてずっと自己流できてしまった人に多いと思います。
右手親指の位置
私も数年前に注意されたのですが、左の方に置きすぎていました。
注意されてから、プロの演奏家の写真などをよくチェックしてみると、大体Fキィの下あたりか少し右にずれたあたりでした。
長年ついたクセは直すのに違和感があってなかなか大変でしたが、見た目や指の動きの点からもその方がよいです。
指の力
ついつい力が入ってしまいますが、これは軽くかる~くです。
あまり力を入れると指がスムーズに動かないのはもちろんのこと、楽器の調節も狂います。
楽器の調整・タンポの状態が悪いと、力に押さえないと鳴らないため、そんな楽器を使っている人はこういうクセがつきます。
楽器はいつも完全な状態にしておきましょう。
これは、いつもお世話になっているサクライフルートの桜井さんがおっしゃっていることですが、使っている楽器を見ればその人のクセが分かるそうです。
調整の際、「(この指は)力が入りすぎだから気をつけて」など忠告していただけます。
もちろん、キィの状態だけでなく、フルート全体からクセが分かってしまうみたいです。
指・ゆび・ユビ
お祭りなどで中学校の吹奏楽部が吹いているのを見たら、やたらと指がキィから上がっている子がいました。
普段からたくさん練習しているとみえて、まあよく指は動いていますが、そこを直せばもう少し上手になるだろうなぁ。
あと指が反っくり返っている子もいました。もともとそういう指の形なのかもしれないけれど、意識的に直した方がよいかも。
まあ、中学生ですので初心者だと思いますが、その子の場合は指は動かないし、上唇が下唇よりも前に出てほとんど歌口をふさぐような感じ。
今、その子にとってその吹き方が吹きやすいのかもしれないけれど、あんまりへんなクセはつけない方が・・・ねっ。
あと、大人でもいます。指がキィからはみ出している人。第一関節あたりでキィを押していました。
ずっと自己流で誰からも注意されなかったのでしょう。
リングキィのフルートだと、正しい持ち方をしないと音が出ないので自然と正しい持ち方になると思いますが、カバードを使っている人もリングキィのようなつもりで吹いてみたらよいのではないでしょうか。
最近は、演奏はもちろんのこと、見た目(顔じゃないよ)も美しい方が良いと思います。
そうそう、猫背で楽譜に顔を近づけて吹いている人もいますがとてもみっともないと思います。
楽器の傾き加減
(注意)これは、半分私の推測で書いています。
フルートを吹いている人を見ても楽器の傾き加減はいろいろですね。
まっすぐ平行に近く持っている人もいるし、ずいぶん下に下がっている人もいます。
下に下がるってことは、首も一緒に傾けないと楽器は鳴らないと思います。
手が疲れるから下がると思うけれど、首もずっと傾けていると負担がかかりそう。
あと、なんとなく指揮を見る時、下から見上げる感じになりそう。
でも、リズムをとる時とか、ここぞっていう時に楽器を下げて脇も閉じていたりするとなぜかドキッとします。かっこいいー!
いつもぎこちなく同じ場所で構えているのではなく、音楽に合わせてリズムを感じて楽器と一体になれたらいいですね。
あと、思い出しましたが、フルートって横に長い楽器だから、隣の人との間隔は十分とりたいですね。
でも、場所や人数の関係でなかなか難しいこともあるはず。
右隣の人に気をつかってその人の後ろに楽器を持ってきている人も見かけますが、それだととても不自然な吹き方になってしまいます。
右隣が先輩だったりすると余計気をつかうでしょうが、これを読んでいる先輩のみなさん!そんな後輩がいたら前に出すように言ってあげてください。
譜面台を正面ではなく、少し左側に置き、右腕をやや前に出すように体をひねる吹き方が良いみたいですよ。
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★ タンギング
タンギングはフルートを吹く上でとても大切なテクニックです。
舌を上の前歯の歯ぐきに近いところに当てて、舌を引くと息が流れてはっきりした音が出ます。
下記の5項目は、「ザ・フルート」に載っていたタンギングの注意ポイント(初心者用)です。
1.唇を強く歌口に押しつけすぎない。
2.tu(トゥ)と言おうとするあまり、のどが閉まって音が悪くなっていないだろうか?舌を大きく動かそうとせず、舌先を軽くあてるような感じで吹こう。
3.舌を動かした時に一緒にあごを動かさないこと。
4.唇が「ウ」の形になってアンブシュアが乱れていないだろうか?
5.舌の奥が動いて、ku(ク)という音になっていないだろうか。このテクニックは先に進んでダブルタンギングの奏法で必要になるが、今は正しくTuで均一なアタックができるようにしよう。
私はずっと自己流で、レッスンに通ったことは無い、全くの素人という事を前提に、ここは読んでください。
間違っていたらごめんなさい。
TuとかTiとか発音に関しての記事はよく見るのですが、舌の形についてはあまり触れられていない感じがします。
タンギングをする時の舌の形ですが、真ん中を窪ませてしまうよりも、ちょっと山になる感じが良いみたい。
真ん中が窪むと、しっかり支えられたお腹から出てきた息もそのまま生かされず、一度口の中にたまってしまう感じになりませんか?
シングルタンギングをマスターしたら、これらも練習しましょう。
ダブルタンギング tu-ku-tu-ku ・・・・・・・・・・
トリプルタンギング tu-ku-tu tuku-tu ・・・・・・・・・・
タンギングの練習は楽器が無くてもできるので、いつでもどこでも練習、練習!!
楽器の経験が無い人の前で、
tu-ku-tu-ku ・・・・・・・・・
ti-ki-ti-ki ・・・・・・・・・
te-ke-te-ke ・・・・・・・・・
など、続けてすごく早くやってやったりするとおもしろがられます(^◇^)
※The Flute 参照しました。