ピッコロ昔話
私がピッコロを吹くようになったのは高校生の頃。
中学では壊れたピッコロしかなくて、誰も吹いていませんでした。
高校生になりピッコロを吹いている先輩が持ち替えしていてカッコ良く見えました。それにピッコロってとってもかわいい♪ずっとピッコロ吹きたいなーと思っていました。
私も2年生になったらピッコロ吹きたいと先輩にお願いしたら、先輩は誰も吹く人いないから吹いていただけだったようで即OKでした。
学校の古い楽器。ヤマハの一番安いやつ。もしかしたらニッカンだったのかも(?)でも嬉しくて嬉しくて。
古くても吹きやすい良い楽器でしたが、そのうちにグラナディラの頭部管が金属ではないものに憧れを持ちました。
コンクールなどで他の学校の人が頭部管が黒いピッコロを吹いているのを見ると羨ましくて羨ましくて。
ヤマハの YPC-62 がどんなに欲しかったことか。バイトをして自分で買おう!と思って始めたはいいけれど、 大好きな部活はサボりたくないから、なかなかお金は貯まりませんでした。部活をマジメにやる高校生にとっては、 YPC-32 を手に入れるのがやっとこでした。
そんなこんなで、ハンミッヒは社会人になってから手に入れた楽器です。
以下、ハンミッヒ購入時の昔話です。まだインターネットなんて普及していない時代のことです!
今までカタログで見て注文したことしかないのに、楽器屋さんに行ったら目の前で「吹いてみて」と言われて面食らってしまいました。
今では試奏が当たり前になっているかもですが、えええ??なんか目の前で吹くなんて恥ずかしくて、出された1本をちょっとだけ吹いて「これでいいです」と言ってしまいました。 「もういいの?」と言われて、どうもその楽器を売ってくれるみたい。ええ?これ?同じ型番の新品を持ってきてくれると思ったのに、これなんだ😞😞⤵
でも、そんなこと言えずにその楽器を購入してきました。
誰が吹いたか分からない楽器を購入してしまったことにしばらくショックを受けていましたが、憧れの頭部管が黒い楽器! その頃はまだ音質とかそんなことあまり考えてなくて、ブランドと頭部管まで黒いというだけで浮かれていました。
それが、年数が経つうちに音色も匂いも何もかも愛着がわいてきて、今ではもう離れられません♪
なんだかんだ言っても当たり⭐!の楽器だったのでしょうね。私のところに来てくれてありがとうという気持ちです。一生大事にします♪