吹奏楽以外の何でも Page
吹奏楽ではないけど、ちょっと気になるね。
「七つの子」のカラスは7歳? 7羽? 「赤とんぼ」でおわれているのはだれ?「しゃぼん玉」は実は悲しい歌だった?「赤い靴」の女の子は実在していた?…現地取材と文献渉猟で初めてわかった童謡の真実。
せいくらべ―なぜ柱の傷は一昨年で、昨年のはないの?ちいさい秋みつけた―「誰かさん」とは誰のこと?雨降りお月―タイトル、なぜ「お月さん」ではないの?ゆうやけこやけ―関東大震災との不思議な縁、アルプス一万尺―「こやりの上でアルペン踊り」って何?
「花嫁人形」花嫁御寮はなぜ泣くの?「月の沙漠」歌の舞台は意外にも……「通りゃんせ」行きはよいのに帰りはこわい? ……
「ちいさい秋みつけた」「アルプス一万尺」「ドナドナ」など、涙をさそう童謡、ちょっと愉快な童謡、恐怖に充ちた童謡の深い意味を探っていく。
戦争中に作られた最初の「里の秋」には、大きくなったら兵隊さんだようれしいな…、という歌詩が含まれていた…。海にお船を浮かばして行ってみたいなよその国…、あの大らかな「ウミ」にも、汽車汽車ポッポポッポ…にも、今も歌われている多くの童謡、唱歌、愛唱歌の裏側に、戦争が潜んでいた。そんな事実の数々に衝撃を抑えきれず、合田道人が平和への祈りをこめておくる一冊。