患者様からの質問あれこれ



よくある質問



Q. ホームページを見て北京堂レディースの鍼治療を受けてみたいのですが、ものすごい痛がりで受けるのが恐くて迷っています。どのくらい痛いのでしょうか?

A. 北京堂へは、鍼をしている一瞬の痛みより、いつも痛いほうが嫌だと思う患者さんが来られます。

ものすごい痛がりなようでしたら、「痛くない鍼をします」と書かれている鍼灸院が多くありますので、そちらに行かれたほうがよいと思います。北京堂に来られる患者さんは、治療院をいろいろ行ってみたけれど治らなかった方や、「もう何でもいいからとにかく治して!」と言う患者さんがほとんどです。鍼を刺したときの響きは人によって違い、気持ちいいと感じる人もいますし、痛いと感じる人もいます。症状が重いほど鍼の響きは強くなります。

鍼をして患部に当たると、普段の痛みで最も強いときの痛みが出現します。そうした普段の痛みと同じ部分に、普段に感じる最も痛いときの痛みが出れば、それはきちんと患部に当たっており、効果があることの現れで、それを専門用語で鍼のトッキ(得気)と呼びます。つまり野球肩ではボールを投げ終わったときの痛み、五十肩なら思わず腕を回してしまったときの痛みが再現されるのです。






Q. 何回で治りますか

A.まだ触ったことも、鍼を刺したこともないのでわかりませんが、目安として、通常の人は1~6回程度で治ります。ただし筋肉がカチカチに固まっている人は10回以上かかることもあります。

比較的急性ですと治りが早く、慢性ですと時間がかかります。例えば、当日起きたぎっくり腰は確実に1回で治しますが、長年患っている腰痛などは腰だけの治療では治らず、下半身全体や背筋も悪くなっている場合もあり、治療回数が多くなります。
一般的に世界初の鍼灸書である『鍼灸甲乙経』には、ほとんどの疾患に対して「一度で知り、三度で治る」と書かれています。また鍼の聖書と呼ばれている『霊枢』には、その脹論に「急性なら一回、慢性なら三回」、そして寒熱には「一度で効果が分かり、三度で完治」と書かれています。つまり一度の治療で効果がわかり、三度治療すれば完治するという意味です。

一回で治る疾患は、ぎっくり腰、捻挫、寝違い、肩凝り、口内炎、ホクロです。また、一回で完治しなくとも、一回で効果がわかる疾患として五十肩があり、五十肩は一回で夜間の痛みが半減します。腰痛、股関節痛など、多くの疾患が三回も治療すれば効果があると実感できます。

鍼には「手到病除」と言われるぐらい明確な効果があり、五十肩の夜間痛などは一回で半減し、三回も治療すれば全く起きなくなります。しかし腕の上がりは人によって一様ではないので、大部分の人は六~八回で腕が耳近くまで上がりますが、まれには二十回治療しても水平までしか上がらない人もあります。鍼は急性なら十回まで、慢性や難病なら二十回で結果を判定するのが中国では普通ですので、二十回治療してもそれ以上の効果が見られなければ、「鍼の効果はここまで」と考えていただいたほうが賢明です。

不妊症は三回くらいでホルモン値が変わって採卵できる人が多いですが、移植のときもホルモン値が正常な状態で体調が整っているときに戻すのが良いですので、移植前に三回くらい治療をします。

大腿骨頭壊死などで股関節が痛む場合などは二十回の治療では完治しないケースもあります。

難聴や耳鳴りに関しては、三回治療して効果がなく、一度は好転したものの元に戻るケースでは、三回治療して効果がなければ、耳へのステロイド注射や高圧酸素室など別の治療を試したほうが賢明です。耳鳴りや難聴は、患者さんの半分の人には三回で効果があるのですが、三回治療しても変化がない場合、なんどやっても無駄なことがほとんどです。ですので、「鍼治療は三回やって効果を判定する」原則をお勧めします。







Q.使い捨ての鍼にしてもらうことはできますか?

A.できます。治療費は5000円です。(ワンランク上の鍼を使用したときは別途で1本ごとに50円~100円かかります)
通常の鍼灸院が使っているディスポ鍼ですと長さが足りないため効果が著しく低下しますので、実際に北京堂で使用している鍼を使い捨てします。長い鍼も使えるため効果も通常と同じです。






Q.日本鍼で打ってもらうことはできますか?

A.ご希望の方は日本鍼(3番鍼)で治療ができますが、効果は中国鍼より劣ります。筋肉が硬すぎて日本鍼では刺さらない場合は中国鍼(8番鍼)で打つことになります。






Q.キャンセル料はかかりますか?

A.ただいまキャンセル料はかかりません。






Q.当日予約はできますか?

A.できます。






Q.回数券はありますか

A. 2019年9月末で販売を終了致します。10月以降は現金のみのお支払いになります。






Q.運動をした後に鍼をしても大丈夫ですか?

A.強い疲労感がなければ大丈夫です。






Q.出張治療はやっていますか?

A.やっておりません。






Q.
保険診療はやっていますか?

A.保険診療では時間の制約などがあり十分な治療ができないため、当院は自由診療で行っています。自由診療が可能な自賠責保険は取り扱っています。






Q. 肩凝りの治療をお願いしたいのですが、閉所恐怖症でうつ伏せでの治療ができないと思います。座っての治療はできますか?

A. 座っての治療は脳貧血になりやすいため北京堂では行っておりません。肩凝りの治療は横向きでも治療できます。閉所恐怖症の方で横向きで治療をしたら大丈夫な方がいらっしゃいました。







Q. 風邪をひいていても鍼灸治療できますか?

A. 風邪のひき始めでしたら受けることができます。 

熱が37度以上ある、咳が出ている場合は鍼灸治療はできません。







Q. 生理中ですが鍼灸治療できますか?

A. できます。 ただし、出血量が多い方は生理が終わってから再開されたほうがよいです。






Q. 美容鍼はやっていますか?

A. ただいま、痛みの治療の患者様でいっぱいのため、美容鍼はお休みしています。







Q. 【鍼灸師から質問 弟子入りしたいのですができますか?

A. 鍼灸師の資格をお持ちでしたらできます。条件は国家試験に8割以上で合格していることです。解剖学が苦手などの知識のない方は受け入れておりません。弟子を卒業の後は必ず開業してもらう(場所はどこでも良い)ことになっています。「北京堂」の看板がもらえるかどうかは師匠の浅野周が決めます。

お弟子さんにやってもらうことは、見学と抜鍼のみです。勉強に関係ないような掃除などは一切ありません。

ご希望の方はメールまたは電話にてご連絡ください。







Q. 打ってもらいたいところがたくさんあるのですが、時間をわけて2回治療してもらうことはできますか?

A. できます。

・うつ伏せと仰向け(2セット)
・横向きを右向きと左向き(2セット)

いずれも料金は2回分(8000円)になります。








Q.子どもを連れていきたいのですが治療中みてもらえますか?

A.申し訳ございませんが、小さいお子さまのお世話はしておりません。










Q.鍼治療で神経に当たることはありますか?神経損傷にはなりませんか?

A.鍼の先端は注射とは構造が違い、拡大すると爪楊枝のような形になっています。まれに鍼で神経に触れてビリっとくることはありますが、神経は細い神経線維の束ですので、爪楊枝型の鍼は神経線維の束を押し広げて通過するため神経が損傷することはありません。

ですので、エッジに刃が付いている注射針とは違います。

ただし、まれにピリッとした違和感が残ることもありますが、数日~1週間くらいでなくなりますのでご安心ください。







Q.らあ先生はおいくつですか?

A.聞かれることが多いのでお答えします。私は32歳です。経歴7年です。

年配のベテランそうな先生の治療を受けたい方は向いていないと思われますので、他の治療院へ行かれて下さい。







症状に関する質問



Q. 原因不明の息苦しさで困っています。病院を何件が受診してみたのですが、異常がないと言われ、治療法がわからず困っています。鍼灸で息苦しさは治せますか?

A. 息苦しさで困っていて北京堂レディースに来られる方は多いです。ほとんどが女性の患者さんで、原因不明で息苦しい人は必ず背中が凝っています。呼吸は「吸う」と「吐く」を繰り返していますが、吸うときには肋骨が拡がり吐くときには肋骨が縮むという動作をしています。しかし、背中が凝っている人は筋肉が固まっているため、吸うときに肋骨を拡げようとしても背中の筋肉が伸びないため肋骨があまり拡がりません。そのため吸うときに十分な量の酸素が取り込めず、息苦しいと感じてしまいます。背中に鍼を打って筋肉の凝りをなくせば息苦しさはなくなります。





Q. 5年前くらいからあちこち体が痛く、「難病を治します」という鍼灸院に1年間通っていたら、だんだん症状が悪化していき関節まであちこち痛くなってきました。気になるのが鍼を刺してもらっているときに神経がピリっとすることが何度かあったことです。「ピリっとなっても大丈夫です」と先生は言っていましたが本当に大丈夫でしょうか?症状が悪化してしまったのですが、鍼灸治療の後遺症なのではと思っています。どう思われますか?

A. 鍼を刺していてピリっときても何の問題もありません。鍼を刺していてピリっとすることはごく普通にあることです。2種類あって、1つはカチカチに凝っている筋肉に鍼を刺したときに筋肉が縮んで神経が圧迫されピリっとなる場合と、もう1つは直接神経に当たってピリっとくる場合です。

前者ですが、カチカチに凝り固まっている筋肉ですと、神経を圧迫した状態のままになっています。そこに鍼を入れるわけですから筋肉が収縮し、神経が圧迫されてもおかしくありません。

後者は神経に直接当たったときですが、このときのピリはけっこう強く、ビーンという感じで静電気のように響きます。しかし神経に当たったからといって神経損傷することはありません。神経は中枢神経と末梢神経があり、鍼が当たる神経はすべて末梢神経です。(ちなみに中枢神経は脊髄と脳です) 末梢神経は修復機能が備わっているため、たとえ鍼が当たったとしても三日で修復されるので、しばらくビーンという感じになるかもしれませんがそのうち自然とおさまります。

 「難病を治す」治療院に行かれたようですが、現在の医学では難病は治せません。もしその先生が治せるならニュースになっていることでしょう。
 症状が悪化したとのことですが、おそらくその先生は治せないために時間とともに症状が悪化していったものと思われます。筋肉は両端が腱になっており各々の関節で止まっています。ですので筋肉が凝り固まり緩まない状態になると、腱が常に引っ張られる状態になるので関節が痛くなってきます。また痛みがあると体中の筋肉が緊張したまま戻らなくなるので、徐々に痛む範囲が拡大していきます。三回治療して効果がなかったら、治せる治療院へ代わるべきです。

多くの患者さんの言うことには、「難病を治します」という鍼灸院は、そこで治った人に紹介されたわけではなく、雑誌や本、あるいはそこのホームページで掲載されているのを見たという患者さんがほとんどでした。そして結果は治らないので、最後に治療者は「あなたは難病だから治らないのが当然だ」と言われるのが常です。そのような高度の技術を持っている人が、わざわざ雑誌や本に広告を載せたり、ホームページで上位に来るよう金を払ったりするはずがありません。そんな宣伝しなくとも患者が押し寄せてくるはずです。

これまで患者さんに、本当に推奨できる鍼灸院を尋ねたところ、そうした鍼灸院はネットにもなく、電話帳にすら記載されておらず、看板もなくて隠れ家的な鍼灸院でした。そうした宣伝しない鍼灸院が、どうやって新規患者さんを増やしているかと言うと、患者さんによる紹介のみです。

残念ながら難病でも、鍼灸で治せるのはほんの一部です。盲腸なども中国では鍼で治していますが、それは四種類ある盲腸のうちの一種類だけです。ですので、難病に対して効果がないのに、一年間も通われたのは賢明な方法ではありませんでした。三回ぐらい行ってみて一週間休み、そこで効果があるかどうか見極めるべきだったように思います。

おそらく上手な鍼灸院なら、身体の痛みなど三回ではっきり効果を出し、三ヶ月ぐらいで完治させていたかもしれません。鍼は難病でも三回ぐらいで、はっきりした効果が出ます。そうした効果が出ないまま、ずるずると「治します」といわれるままに通われていたのではないでしょうか?
 
ちなみに詐欺の多い中国では、そうした難病の治療に対して成功報酬という形で患者が応募し、健康新聞には「私はこういう病気です。これを完治させてくれた人には何万元払います」というような広告がたくさんあります。ですので、難病に対しては、完治したら治療費の倍額払うということで交渉したらいかがでしょうか。もし治癒率が50%以上あれば応じるでしょうし、ほとんど治す自信がなければ断るでしょう。








Q.精神疾患の治療はやっていますか?

A.軽い鬱病の精神疾患のみ行っております。

双極性障害と呼ばれる躁鬱は対応しておりません。







Q.ストレッチをしたら筋肉痛が治らないような感じになりますがなぜでしょうか?(ストレッチをすると余計に筋肉が痛くなりますがなぜでしょうか?)

A. 筋肉が少し固まってるくらいの人はストレッチで筋肉が緩みますが、筋肉がかなり凝り固まっている人はストレッチをして無理に伸ばすと痛みが出る場合があります。ストレッチというのは筋肉を伸ばして縮んだ筋線維を切ることが目的ですが、筋肉がカチカチの人はストレッチをしても筋肉が伸びません。ロープを伸ばしてるようなイメージです。

ですので、カチカチの筋肉の人はストレッチをすることで逆に筋肉を痛めてしまうので、実はストレッチをしてはいけないのです。またストレッチで筋肉が伸びないために腱が無理に引っ張られて関節が痛くなる場合もあります。

筋肉がカチカチの人はまず鍼灸治療で筋肉の血流を良くし、ある程度緩んできたところで自宅でストレッチをしてもらいます。







Q.胸の真ん中あたりがチクチク痛みます。ネットで調べたら肺の病気だったり心臓の病気だったりといろいろ出てきて不安になりました。これはなんでしょうか?(20代前半女性)

A.肋間神経痛だと思われます。肋間神経は背中から胸のほうに向かって走っています。背中の筋肉が凝っていると肋間神経を圧迫するため、その神経に沿った場所にチクチクといった症状が現れます。まだ年齢もお若いですから自然に治ることも考えられます。鍼治療では背中の筋肉の凝りをとることにより、三回ほどで肋間神経痛を治すことができます。






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