頂上から9合目に下りる途中の石段。
足場を確認、足元に注意して下りる。
9合目が見えてきた。
お茶屋さんの建物が並ぶ。
他に毛布を貸し出す店や、
アラバスターおみやげやさんが並ぶ。
同じく9号目。
登頂時は、この9合目で一時待機する。
すぐ頂上にたどりついても日の出までの待ち時間は寒いだけだ。
日の出の時間を見計らって30分くらい時間をつぶし
一気に頂上を目指す。
貸し出し用の毛布。
ここで少し休憩。
登頂時は「ブランケット?ブランケット?」と英語で誘う声が
ひっきりなしに聞こえた。
下りの今はもう必要ない。
上を見上げると雲ひとつない空。
今日も澄み切った青空になりそうだ。
さあ、休憩後は下を目指して進もう。
ここにも、集めた毛布が高く積まれている。
石(花崗岩)の階段(坂)がしばらく続く。
次の休憩所の8合目を目指す。
頂上から9合目、8合目と下る過程は基本的に
750段の石段を下りる過程。
けっこう傾斜は急だ。
下を見る。
数珠つながりになって、かなりの人が下りている。
そんなに距離は離れていないが、標高がかなり下がる。
逆に言うと、登りは「一気に急な傾斜を登ってくる」感じ。
上を見る。
750段の石段と言っても、想像とは違う。
日本の神社やお寺の整理されたきれいな階段の
ような石段と違い、1段1段がはっきりしない。
750という数字もどこから出た数字かわからない。
ここから上を見てもかなり急だ。この傾斜を見ると
当時は「こんな苦しい山は二度と登りたくない。」と思う。
足を滑らせると下まで落ちるような錯覚に陥る。
ここで大きく右に曲がる。
ここで750段の石段は終了する。大きく右に曲がって
坂道を下りる徒歩の”ゆったりコース”になる。
地獄の石段3750段を下るならまだまだ急傾斜の石段を降りる。
体力があっても、毎年滑落による死亡者が出るから注意が必要だ。
砂と石の混ざった道は滑る滑る。
硬い花崗岩の石の上に赤茶色の砂や小石が乗っている。
これが、すべーる。
何回転んだことか、、、。(登りも、下りも。)
最後の1段。
登る時は最初の1段になる。
これが滑る滑る。
私は登りで”まずこの石”を踏み外し、膝を打って苦痛にあえいだ。
おー、まい、ごっーと。
「1段目からこれだもの、、、もういやだ、、、。」と思った。
傾斜は緩やかだが、左はガケだ。
右は垂直に切り立った”ガケ”。
左を見ると、、、これまた”ガケ”。
めったに足を踏み外す人はいないが落ちると、
止まるまで止まらない、、、。
ちらほら”らくだ”さんが休んでいる。
8合目が近い。
左側のガケに注意して進む。
ある程度の道の広さもあり、危険はそんなに感じない。
でも、落ちると止まるまで止まらない。
登ってくるときは、真っ暗で気がつかないが「けっこうヤバイところを登って」きている。
明るい時に初めて登ってきたなら、驚くはずだ。
今は「登って来たんだから下りられるだろう。」と、経験した後では感覚が違う。
上を見上げると、絶壁と青い空。
きれいな、そら、、、、。
突然、ラクダにぶつかる。
上を見ながら歩いていると突然ぶつかった。
ラクダはけっこうおしゃれである。
色とりどりの衣装を身に着けている。
8合目到着。(第3ラクダステーションでもある。)
ここから上にはラクダは行けない。
つまりラクダで登って来た人もここでラクダから下りる。
全員ここから自力で登る。
⇒
↑ 右も、左も同じ8合目の写真。(赤線は、9合目から下りてきた道路。)
8合目のラクダステーションから、今降りてきた方向を見る。
たくさんのラクダが休んでいる。
みんな(?)きれいな衣装をみにまとっている。
⇒
↑ 右も、左も同じ8合目の写真。(赤線は、9合目から下りてきた道路。)
登る時は、もう少しまっすぐ進んで、やや右に曲がり、写真のように大きく左に折れ曲がる。
曲がったあとは一気に傾斜が急になり、しかも750段の石段が始まる。。
だからラクダもここでストップ。エジプト人の数より、ラクダの数が圧倒的に多い。
一人で数頭のラクダを誘導しながら登ってくる。5頭くらい”ひも”でつながったまま
登ってくるラクダさんもいる。
8合目から下は緩やかな道が続く。
道の左に石が高く積まれており落ちないようになっている。
落ちると、けっこう下まで落ちる。間違いなく怪我をする。
後でこの映像を見てからレンズが汚れているのに気づいた。
太陽光が変に乱反射している。
足元をすくわれやすい。
大きな石や、小さな石が不規則に転がっているため
足元を持って行かれやすい。
一応道路になっているが転びやすい。
目の前でご婦人が転倒、、、。
痛そうだ、、、。
気を抜いて歩くととても危険。
気を抜かなくても滑る。
こんな歩きやすい道もある。
ずっと、こんな道だと登りやすいのにね。
こんな道はたまーにしかない。
傾斜がなければ、ただの散歩道。
傾斜がなければ「楽な道だなぁ、、、。」と感じる。が
ちょっとでも傾斜が続くと体力を消耗する。
登っているときは、こんな道が続くのかな?と期待して
登るが、8合目から状況は一変する。
⇒
↑ 右も、左も同じ写真。
赤いラインは下りてきた道のライン。もうかなり下ってきている。
ゆっくり下りてくる道であるが、急な道もある。(画像に見える下の道はかなり急。)
私は、もっと”傾斜のゆるやかな”道から撮影している。
距離は長くなるが、ゆっくりゆっくり下りる。
同様に登るときも、ゆっくりゆっくり登る道路なっている。
目前にセント・カテリーナ修道院の四角い建物が見える。
ゴールが近い。
「そうだ、、、登るときも、こんなゴツゴツした道あった。」
と記憶を思い出す。
何回も言っているがこれが、滑ーる。
セント・カテリーナ修道院到ーーー着。
やたーっ。下山完了。
ここで、少し休憩。
時間は8時半。修道院は午前9時会館のため少し待つ。
ここから一度、宿舎に帰るにしても20〜30分かかるので
このまま観光を続ける。
みんな同じ考えなのか、会館の9時が近づくと人も多くなってくる。
トイレとカフェでコーヒーを飲みながらゆったりした時間を過ごそう。