こぼれ話2005
●メリディアン・ピラミッズは・・・怪しかった
ギザのピラミッドが見える超有名なホテル。メリディアン・ピラミッズ。
このホテルは非常に有名なんだけど・・・怪しかった。
その日は、観光の予定は特に入れてはいなかったので、目覚まし時計をセットしないで寝ていた。
目が覚めるまでゆっくり寝ていようと思ったが、朝8時頃(かな?)突然「ガチャガチャ・・・。」という音が聞こえる。
既に目が覚めかかっていたのか、その音ですぐ覚醒した。ドア方向で「ガチャガチャ」鳴っているのがわかる。
「ん?・・・これは・・・部屋の外から鍵穴にキーが差し込まれている音だ・・・泥棒か?・・・・。」
昨夜寝る前にドア・チェーン(ではなく最近はドア・ガードというらしい)をセットしているので、室内には入って来れないはず・・・。
でもそのうち「ガチャガチャ・・・カションッ」と鍵が開く音がする。
「ひょっとして?・・・やばい?・・・(じょじょー・ちびりん)・・・」
誰かが部屋の外からドア・ノブをまわし、ゆっくり開く雰囲気がわかる・・・。
次の瞬間、ドア・ガードの独特の形のU字型のアームの中に入っている棒が先端で引っかかり、
「ゴトンッ!」という音とともにそれ以上ドアは開かない音が聞こえる。
そこで鍵を開けた犯人(?)は焦ったのか、急いでドアを”バタンッ”と閉め、鍵を”ガチャガチャ”と閉めた。
ちょっと怖いが、犯人の顔を見なくちゃ。
急いで服を着てドアに突撃する。覗き穴の窓から部屋の外を見ると・・・。
3〜4名のホテル関係者らしい人が見える。
「やはり犯人はホテル関係者か・・・。でもなんで3〜4名もいるんだ?・・・」
もういちど良く見るとシーツや枕カバーやトイレットペーパーなどがっぱり入ったテーブルを移動させながら
あちこちの部屋をマスター・キーで”ガチャガチャ”開けている。
「あー、ベットメイキングの係か・・・。でも。・・・あ・あのねー・・・。まだ中に人がいるよきっと・・・。」
案の定、どこかの部屋で「アイム・ソーリー、マダーム」とか言って謝ってる。「ほらー。」
ドアを開けて抗議しようとすると、話す間もなく向こうから明るい顔で「グーッド・モーーーニング!!」と、かなり明るい。
「あ・あのね・・・・。この国は、ノックもしないでマスターキーで勝手に人の部屋に入るわけ?」
と、英語パッパラーの私にはすぐには英語に直せない。それで思わず「グ・グ・グッド・モーニング・・・。ニコニコ。」
ま、この部屋に私がまだいるのはわかったはずだし、もう勝手に部屋に入らないだろう。
そこで昨日書いたエア・メールをロビーまで出しに行く。
明らかに小用でちょっとロビーまで行くだけという雰囲気で、目で牽制をかけながら部屋の鍵を閉める。
ロビーでエアメールを出して部屋に戻って来るまで、部屋を空けたのはわずか2〜3分。
で、部屋に入ると・・・。明らかに誰かが侵入した形跡がある・・・。
おかしい・・・。
「ひょっとして・・・。」と、隣の使用していないベッドの枕をひっくり返す。
「やはり・・・ない・・・。昨日、確かにここに置いた枕銭が抜き取られている。」
以前、枕銭を置き忘れて悪いことをしたのでそれ以来、私はチェックアウトの前日の夜寝る前に、
使用していない隣のベッドの枕の下に置くようにしていた。
「ううー、そうかー、そうくるかー。じゃ、今度からチェックアウトぎりぎりまで枕銭はおかないぞっ。」
「その結果、枕銭置くのを忘れても知らないぞっ。」
もう危ないなぁ。ちょっと食事に出るだけでも信用できないなぁ。
スーツケースは当然バッチリ鍵をかけて、ちょっとでも盗まれたくないものは部屋には出して
置けないなぁ。
連泊するときなんか、洗濯物はそのまま干しておきたいけど・・・。
※この後、ある5つ星ホテルで聞いた話。
ある人が、財布の中身を出して確認している途中で朝食に行き、朝食から帰ってきたら
気前の良い豪華なチップだと思ったベッドメイキング担当の人が全部持って行ったという話。
そうか、部屋を空ける時はたとえ2・3分でも盗まれてもよいものしか出して置かない方が
いいんだな・・・。でも5つ星ホテルでもこうか・・・。怖いなぁ。
●トランクス1枚で廊下をうろつく”おじちゃん”
これは笑ってしまう笑えない話。(実際のところ私は見ていないので聞いた話。)
旅行代理店が企画した主催旅行いわゆるツアー旅行ではおなじみのバゲージ出し。
観光しながら宿泊ホテルが変わる場合、あらかじめ決められた時間までに部屋の外にスーツ・ケースを
出しておく。その後ポーターさんがバスや車に運んでくれる。ポーターさんを使うば場合は通常チップが必要だが、
ツアーの場合は必要ない場合が多い。
ある日、あるホテルに旅慣れた一人の”おじちゃん”がいた。”おじちゃん”はもちろん日本人。
例によって、時間までにバッゲージを出せるように、前日の夜のうちに準備してすぐに出せる態勢にしておいた。
で翌日早朝、荷造りしたバゲージを部屋の外に出す。「えーと、このあたりに出しておけば大丈夫か。」
次の瞬間”おじちゃん”の後ろでドアがバタンと閉まり、オート・ロックが掛かってしまった。
「ハチョー。アリャー。ガチョ〜ン!!!」と焦ったかどうかはわからない。
気がつくと、広い廊下でトランクス1枚のほとんど素っ裸状態のおじちゃんが一人。
朝起きて、とりあえずバゲージを室外に出し、それからゆっくりとシャワーを浴びて
テレビでも見ながら身だしなみを整えて、それから朝食に行って・・・。
と考えていたらしい。(いつも朝はそのように行動するらしい。)
カード・キーは室内にあることに気づく。まさか、こうなるとは思っていないから鍵の注意はまったくしていない。
「ヤ、ヤバイッ!!」と思ったかどうかはわからない。
すぐに廻りを見渡し、通行人がいないか確認する。
「誰も・・・いない・・・。(こんな姿を他人に見られたら恥ずかしい。)・・・良かった・・・。」
(実は、恥ずかしくてもなんでも”一人でも通行人がいた方が良かった”と後で実感する。)
「さてと・・・どうやって部屋に入ろうかな?」
時間は早朝の6時。ホテルの22階。
1階のロビーならともかく、22階の廊下では人通りは期待できない。
エレベーターで1階に降りて事情を説明してキーを受け取れば問題ないのだが、
ここからエレベーターまで非常に距離がある。さらに22階から1階に降りてフロントまでの距離が短くない。
そもそも、アラビア語は話せない。個人で旅行したことはないので英語も話せない。
すべて添乗員さんまかせの旅行参加。フロントでうまく内容が伝わるかどうかも自信がない。
さらに、長い時間がかかるほど、いろいろな意味でトランクス一枚で動く自信がない。
「まあ、そのうちだれか通るだろう・・・。」
ところが、いくら待っても、通路を歩く人がいない。「なんだか、まずいぞ・・・。」
そろそろシャワーに入って朝食もとりたい。
廊下に電話がないかどうか・・・・・どこにもない。
エレベーター付近に電話がないかどうか探す・・・ここにもない。
そうこうしているうちに、ポーターさんがバゲージを取りに来た。
「あー、やっと人に会えた・・・。」
ポーターさんは、トランクス一枚のおじちゃんを見て、状況を瞬間に察知したようで、すぐにキーの手配をする。
(言葉が話せないとかなんとか、いらぬ心配は必要ないのだった。)
なんとか部屋に入れたものの、もう時間がない。
本日の観光に出発する時間が近い。
シャワーに入る時間はない。
朝食を食べる時間もない。
その頃、レストランでは・・・・・
「あら?今日は○○さんがこないのね。まだ寝てらっしゃるのかしら?」
「珍しいわね。○○さんは一日の最初の朝食を楽しみにしているのに。」
「昨夜飲みすぎて、体調悪いのかしら?ホホ」
状況を知らない人々は勝手な想像をしていた。
そうして朝食の時間も終わり、本日の出発のためロビーへの集合時間が近づく。
そこへ、汗びっしょりの”おじちゃん”が登場。
「いやあ、まいった、まいった、本当に、まいったよ。」
バスに乗ってから、おじちゃんはその日の朝の出来事を全員に話すのだった。
「あー、腹減ったーっ。早く昼食にしてくれーっ。」と言ったかどうかわからない。(笑)
●そう言う私も・・・。
バハレイヤ・オアシスのホテル。オアシス・パノラマ。
このホテルは一般的なホテルの作りとちょっと違う作りになっている。
ホテルなんだけど宿泊部屋のある建物と、レストランの建物、入り口やフロントの建物がそれぞれ
別棟になっている。
で自室の部屋のドアを開けるといきなり外である。
ま、一応廊下があるが廊下のような通路があるだけで完全に外である。
で、その廊下の手すり部分に非常に多くの小石が乗っている。
「これらは一体?なんだろう?・・・・・。」
一個一個の小石が非常に美しい!
黒い石、白い石、金平糖のようなブツブツの石・・・。
どれもこれも美しい。
で、とりあえず部屋に入り、荷物を軽く整理して、夕食までまだ時間もあるし・・・・と思いながら、
ビデオカメラを手に取り、部屋の外に出て小石を撮影していると、
すぐ後ろで”ス〜、カシャンッ”という音。
「あっ、やってしまった。(汗;)」 どういう状況になったのかすぐにわかった。
こんなものすごいホテルでも”オートロック”である。
「鍵は・・・・当然持ってるはずない。」悲しい。
「ありゃぁ、恥ずかしいー。フロントに行っかー。」
足元は室内用の薄いスリッパしか履いていないが「ま、いっかー。」
廊下をスリッパ独特の”パタパタ”音をたてながら、別棟のフロントへ向かう。
建物を離れて次の建物に行くまでは、砂漠だが独特のゴツゴツした岩の上を歩く。
これが薄いスリッパにはけっこう痛い。
ゆっくりパタパタ歩きながら、フロントに到着。
で、なんて言えば通じるのかな?英語よくわからないな。準備しておけばよかったな。
とりあえず「Excuse me. (ニコニコ)」
「My room key is in my room.」とか言ってみる。(通じたかな?)
さらに手をブラブラさせて”ほら、なにも持ってないの。(鍵もないの)”これでわかったかな?
でも、フロントのおじちゃんは一瞬沈黙したあと、「○×▲☆??・・・・△●◎?・・・」
ありゃぁ、だみだぁこりぁ。暗号呪文のアラビア語だぁ。
英語が通じないだぁ・・・。(大体私の英語が正しいのかどうかもわからないが・・・。)
「えーと、だからね、うーんと、マーイ・ルーム・キー。キーは鍵ね。イン・ザ・ルームなのー。」
すると、おじちゃんは顔色変えずに、
「ミー?・・・マイ・フレンド?・・・ユア・フレンド?」
・・・・。おいっ。おやじっ?てめぇー、英語しゃべれるんじゃんかっ!
と思ったが、英語の話せない私は、ただ「・・・・・・・・。」
次の瞬間、おじちゃんは「Ha ha ha-. Key in the room ? 」
ほらーっ、通じてるんでしょーっ。、
そのあと、無事に部屋に戻れたわけですが、
いきなりオアシスで遊ばれているワタシ・・・。
これがそもそも悪の元凶・・・というわけでもないが。
こんな美しい石が通路の手すりに並んでいるから、ひどい目にあった。
●なんとも不思議な停電
同じくバハレイヤ・オアシスのホテル。オアシス・パノラマ。
大都市カイロからギザに向かい、ギザの3大ピラミッドを左手に眺めるように
回り込みながらオアシスに向かう。
360°見渡す限り砂漠地帯の道路を延々と4〜5時間進む。
途中2時間ほどで休憩できる街が現れる。
(なんという街だっかたな?まだビデオを確認していないので名前が出ない。ビデオには街の名が写っている。)
さらにそこから2〜3時間走ると右手に大きな山が見えてくる。名前はブラック・マウンテン。
バハレイヤ・オアシスの街であるバウィーティーのちょうど入り口にブラック・マウンテンがある。
そのブラック・マウンテンの麓に宿泊ホテルのオアシス・パノラマがある。
バウィーティーの街自体は決して小さくない街だが、オアシスの夜は暗い。
ここから隣町まで車でも4〜5時間もかかるオアシスの街は、夜を明るくしてまで活動する必要性はない。
街のはずれにあるこのホテルも決して明るくはないが、一応ホテルなので各建物はそれなりに明るい。
夕食までビデオを撮影しながらホテルの近辺をブラブラし、「お腹がすいたな・・・。」と思いながら、部屋に戻る。
部屋に戻って荷物の整理や明日の予習をしていると、突然停電になった。
「ありゃぁ、停電かぁ・・・・。今年は初めてだなぁ。さすがオアシスだなぁ。」と思って部屋の外に出て見る。
あら?あれぇ?ありゃぁ? 妙な停電だ・・・・。
なんと!、ほとんどの部屋は電灯がついている。他の部屋は明るい。
「ガ・ガチョ〜ン。」なんだ?このホテル?
外に出て建物を見る。
目をこすって良く見ると、停電しているのは”1階の私の部屋”と”2階の誰かの部屋”の二部屋だけだ。
どうして、そんな停電になるの???どうなってるの?このホテル?
「まあ、いいかー。そのうち復活するだろう・・・。」
そのうち、ホテルの関係者が来て英語は良く分からないものの
「夕食までには復活する。」らしい。あと1時間くらいか・・・。ま、いいかー。
でも、さらに話は続いて、別の問題があるらしい。
「夕食までには停電は復活するが、レストランの建物も停電しているので、いつ夕食になるかわからない。」らしい。
「停電で夕食の準備ができなくて。アハアハ。」って・・・。
ヒェッ?あ、あ、あ、あのねー。
結局、停電しているのは1階の私の部屋と2階の誰かの部屋と離れたレストランの建物。
まったく変なホテルだにゃあ。にゃあ。にゃあ。にゃあ。
●なんだ?この鍵? 部屋の開け方がわからない。
これも同じく(笑)オアシス・パノラマ。
(・・・途中です・・・)
●トイレとシャワー室の仕切りがない(水浸しの巻)
これも同じく(笑)オアシス・パノラマ。
ま、オアシスでは何があっても驚かないが、これもよくある話題。
(・・・途中です・・・)
●怖くて眠れんわーっ。
これも同じく(笑)オアシス・パノラマ。
夜も遅くなり、「さて、そろそろ寝ようかな・・・。」という頃。
(・・・途中です・・・)
●お買い物は楽し
エジプトでお買い物と言えばハンハリーリ(バザール)かスーク(市場)。
でも本当はスーパーマーケットみたいなのが一番安い。
(・・・途中です・・・)
●んなろー、ふざけんなよっー、プンプーンッ。
場所は、エスナ。
(・・・途中です・・・)
●絶対に負けられない戦いがそこにあった
3泊4日のナイル川クルーズ。
日本からいわゆるツアーで行ったとしても、個人で行ったとしても、フリーで行っても、ナイル川クルーズに参加するには
クルーズ船が主催する専用ツアーに申し込まなくてはいけない。
そして、すべての行動はそのツアーのタイムテーブルに縛られる。
縛られると言っても、がんじがらめに縛られるわけではなく、エドフ観光の下船時間は○○時から○○時とか、
エスナの下船は○○時から○○時とか、食事は○○時から○○時とかそんな感じ。
そもそも船なので、時間になると岸を離れ出発して次の街に行かなければいけない。ある程度観光客の行動を制御しないと
予定の時間で出航できないし、さらに4日間で複数の都市は回れない。
とは言っても一日のほとんどは船の中にいる。私自身は別に退屈ではない(退屈どころかこんな贅沢な時間は日本では
めったに取れない。)が、中には退屈だと思う人がいるのか、主催者が気を使って、船内でもタイム・テーブルが決まっている。
(毎日2Fロビーにその日のタイム・スケジュールが掲示される。)
内容は朝食・昼食・夕食の時間や、下船して観光できる時間(コム・オンボやエドフやエスナなど)、さらに船内ではカクテル
パーティーやティー・タイム、ガラベーヤ・パーティー、スタッフ主催パーティー、ベリー・ダンス・ショー、ヌビアン・ダンスショー、
スーフィー・ダンスショーなどの時間が公開される。
(船内行事は別に参加しなくても良いが、せっかくの機会なので私はイベントというイベントすべてに参加する。)
で、クルーズ3日目の夜のガラベーヤ・パーティーのイベント。
ガラベーヤ・パーティーとは、観光客がそれぞれガラベーヤを着て(ガラベーヤとはワンピースのような独特の民族衣装。)、
全員一緒にダンスや催し物に参加するのだ。
(強制ではないので普段着で参加しても良いが、ガラベーヤを着ないでパーティーに参加するのは見ていても寂しい。)
ガラベーヤは船内で有料で貸し出している。(5ドル?だったかな?これがけっこう高い。実はこの値段で一着購入できる。)
私は、もともと日本に持ち帰っても良いかな?と思っていたので、数日前にアスワンのスーク(市場)で既に購入してある。
(最初20〜30ドルから始まったと思うが、根性!!で値段交渉して5ドルに。(笑))
それで、ガラベーヤ・パーティー当日。
ダンス・パーティーのダンスは、見よう見まねでなんとか楽しく踊り終了。
(踊り音痴?の私は、本当は非常に恥ずかしいがみんな参加しているので、もうあまり感じなくなっている。)
次にゲーム大会。
ん?ゲーム大会?なにをやるんだろ?
一つ目は、椅子取りゲームのエジプト版みたいなゲーム。廻りをよく見るとすごい参加人数だ。
真剣に勝とうとするといケガ人が出かねない。
これは適当に頑張って中国人の子供に花を持たせて一回戦で敗退。
そもそもここはエジプト。日本人がいっぱいかと言うと、実はこの船に乗っている日本人は私を含めてごくわずか。
他はほとんど中国人・・・・・・・にその時は見えた。(日本人でないのは確実にわかる。日本語を話していない。)
で、2つめのゲーム。
国別対抗ゲーム。 え? なに? 国別対抗??
なんかよくわからないが各国を代表して一名づつ参加者を決めてほしいらしい・・・。
なんか・・・いやな予感。
そもそも廻りを見ると日本人が非常に少ない。(数えるほどしかいない。)
さらに、ゲームに勝てそうな若さ!と美貌?と体力??がある日本人はどう見ても私しかいない・・・ような気がする。
アナウンスをじーっと聞いていると、この船には日本人(数名)・中国人(多数)・韓国人(多数)・台湾人(多数)、そして
エジプト人の新婚カップルが一組、乗っているらしい。
「や・・・やばい。こそーっと・・・逃げるか・・・。」と思う間もなく、おじちゃんから「おー。あんた。いけ!いけ!」
やはり、逃げられなかった。バッチリ指名されてしまった。
逃げられないのならしょうがない。「やるしかないっ。」とい言うことでステージに出ると、他の国の参加者が既に所定の位置に
ついている。中国代表と韓国代表と台湾代表とそして日本代表の私・・・。
「負けられない試合がそこにはあった。」
ここから遥か遠い日本国本土で誰一人気がつかないうちに、ここエジプトのとあるクルーズ船の船内で各国代表の戦いが
繰り広げられようとしていた。
あー、さてー、ゲームは”ジャガイモ蹴り”・・・・。??・・・なんだ??
要はジャガイモでジャガイモを蹴ってゴールまでいかに早く運ぶかを競う。そんなゲーム。
ところが頭で考えるほどうまくできない。
2個のジャガイモは、まるで火星の衛星の”フォボス”と”ダイモス”のようないびつな形をしたジャガイモ。
(でも、たとえ2個のジャガイモが完全な”球体”であっても難しいだろう。)
直進させようとしてもぶつかった瞬間”あっちゃ”の方向に転がって行くのである。
最初は手間取ったが、そこは理系の私。フッ・フッ・フッ。
「まっすぐ直線の軌道を狙うから、予想外の方向に進むのよ。」
「左右の誤差をプラスマイナス30度ほど余裕を持って、思いっきり狙うのよ。フッ・フッ。」
それで、試行錯誤しながら結局、他の3カ国をブッチぎりで勝利。
4カ国の対抗競技で見事日本が勝利した瞬間である。
あら?でも、開催国のエジプトは参加しなかったな・・・。
あの新婚さん、それどころでなかったかな??
で、クルーズ船の主催者から優勝記念のご褒美をもらった。
景品の品物は絵葉書1枚。「う・うれしい・・・。」
私は、この絵葉書の値段を知っている。カイロで買うと1枚50ピアストル(約8円)である。「う・うれしいー。」
それから、勝負に使ったジャガイモ2個もプレゼントされる・・・。
日本までは持ち込めない・・・。
●飛行機の足が出る音・・・。
先日、友達と”おせんべい”を食べながら会話していた時のこと・・・。
私 「そういえばさぁ、飛行機に乗ってるとさぁ、あっ、いま”足”が出ているとか、
おっ、いま”足”をしまってるとか、いろいろ聞こえるよねっ?」
友 「(バリバリ)・・・ん?・・・なに?それ・・・?(モグモグ)」
私 「え?・・・。だから、ギュイ〜ン、ゴトゴト、ガッタンッ・・・ていう音・・・。聞こえるよね?」
友 「(ポリポリ)・・・ハ?・・・ぜんぜん・・・。(モグモグ)」
私 「え?・・・。(ボリ)」
それで、思ったこと。
普段自分がごく普通に感じていること(思っていること)が実は普通じゃないのかな?とか
廻りの人が感じることが普通で、自分は普通じゃないのかな?とか思って・・・。
い、いや、でも飛行機の足(ランディング・ギア)の出し入れの音は絶対聞こえるはずだ!
あんな、ゴトゴト・ガッコンを聞こえないはずがない。
さらにフラップが下がるグゥィ〜ンという音が聞こえると「おっ?着陸体勢に入るか?」と思ったり、
絶対聞こえるはずだ。うんうん。自分の足の下でゴトゴト音がするのはあんまり気持ちの良いもの
ではないはずだし・・・。違うのかな?・・・。聞こえるよね?・・・。違うのかな?・・・。
●シンガポール航空のスッチーさん。
なにせワタシ、海外の飛行機に乗ったことはないので良く分からない。
唯一乗ったのは昨年のエジプト航空(MS)だけ。
で、今回のシンガポール航空(SQ)に乗った瞬間!
スッチーさんの衣装(制服)がすばらしい。「おーっ、シンガポールだーっ」という感じ。
スッチーさんは失礼か・・・。最近はCAさんか?
普段の生活では見ることのない独特のデザイン。
いかにも”東南アジアという感じ”のその衣装に感動した。
でも、あまりジロジロ見ると失礼だし・・・。
だから、こそっとビデオ撮影。さらにこそっと写真撮影。
でも、その方が失礼じゃない?・・・かな?
(そのうち映像公開しますね。)
●おーさーか??とーきょー??
今回の旅で、何回目かのカイロの夜。
ずっとホテルにいるのも飽きるので、ダウンタウンに繰り出す。
5分も歩くとタハリール広場。
のはずが、殺人的な運転をするカイロのドライバーにてこずり、
道路の横断に手間取って20分ほどもかかって広場へ。
お−っ、地元カイロっ子がたくさんいる。商売おじちゃんもいっぱい。
この場所で、さすがに日本人は珍しいのか、ジロジロ見られる。
不思議なものを見る目つきで見られる。
そんなに不思議かな?
でも、この広い広場を歩いてもあまり声をかけられない。
観光地ではひっきりなしに声がかかっていたので、なんか拍子抜け。
良く見ると、カップルさんが非常に多い。
或いは女性の一人歩きも多い。なんか不思議。
それに対して男性の一人歩きがいない。なんでかな?
で、さらに警察の姿が非常に目に付く。
テロ防止か?
あるいは観光客を守っているのか?
あるいは人が余って余って暇なのかな?
でも、だから、あまり声がかからないんだな。と勝手に納得する。
帰り道タクシーのたまり場や馬車のたまり場を通り過ぎる。
なんだか、いやぁな、予感がする・・・。
案の定、その中から若者が声をかけてくる。
「ハロー!ハロー! ジャパニーズ?」
「(やっぱり、出たよっ) はい、はい、こんにちは。」
(最近は、もう慣れてきて、面倒な時は適当にあしらう方法も身につけてきた。)
「オーッ、ジャパニーズ!(ニコニコ) オーサーカ? トーキョー? ジャパニーズ・マーイ・フレンド
グッド・フレーンド。ジャパニーズ・トーモダーチ・イッパーイ。 トーキョー? オーサーカ?」
(おっ?いつもと違うアタック方法だな?さすがカイロの人は会話も違うな、と思ったりする。)
「(でもめんどくさいなぁ、そろそろホテルで夕食べたいしなぁ) サッポーロー (だよっ)」
「・・・・(きょとん)・・・・(沈黙)」
「わたし、サッポーロー(だよ?)」
「・・・・(きょとん)・・・・」
「おいおい、サッポロ知らないの?」 (と完全な日本語で質問する(笑)。)
「・・・・・・・・・」
「なんだ天下のサッポロ知らないのか・・・オリンピックもやったんだぞ・・・かなり、昔だけど・・・」
「・・・・・・・・・」
「んじゃ、ホテルすぐそこだから帰るね。バイバイ。」
「・・・・・・・・・」
(なんだ?あの馬車おにっちゃんは?押しが弱いな。馬車に乗れって言う強力な商売じゃなかったんだ。)
●「ヤパーニ? コリアン? チャイニーズ?」
エジプト国内を一人で歩いていると、どんな観光地でもまず普通に聞かれるのが上の言葉。
「日本人かい? 韓国人? それとも中国人?」
ん?見てわからないのだろうか???
ところが見てもわからないのである。
実は、日本人でもわからないと言うのを今回わかった。
第一ピラミッドで大量?にいた日本人と思われる観光客は”韓国人”だった。
クルーズ船で大量?に乗っていた日本人と思われる観光客は”台湾人”だった。
シナイ山で日本人と一緒に登頂したと思ったらみんな”中国人”だった。
言葉を発するまですっかり日本人だと思っていたらなんと!日本語が通じないのだ。
ガ〜ン。
日本人でも区別がつかない。ましてエジプト人に区別がつくはずがない。
でも、わからないのがわかると、これがけっこう役に立つ。
「ヤパーニ?コリアン?チャイニーズ?」と聞かれて
「コリアン」とか「チャイニーズ」とか応えるとなんと!しつこく勧誘してこない。うそー?
中国人や韓国人はそんなに財布のヒモが堅いのか?
逆に日本人はお金をばんばん使ういいカモなのか?と思ったりする。
いやぁでもそんなはずないよなぁ。最近のどっかのニュースで海外旅行で世界一消費する
のは中国人だとかなんとか発表されていたような気もするなぁ。
ちなみに「ハロー」とか「コーニチーワー」と聞かれても
「ニイ・ハオー」とか「アンニョン・ハセオー」とか言っておくと、おとなしくなる。
(でも、いつもおとなしくなると言う保障は・・・・ありません。)
●カイロ市内の車はこわーい。 いや、運転じゃなくて。
【エジプト旅行記2004】にも書いたが、とにかくカイロ市内のドライバーの運転は怖い。
カイロ以外は意外とそうでもない。ま、ルクソールやアスワン、アレキサンドリアなども怖いことは怖い。
それでもカイロ市内ほどではない。とにかくカイロのドライバーは異常だ。
で、今回も到着早々怖い目に合っている。
道路の横断は命がけである。冗談でなく。
渡ろうとすると、逆にスピードを上げて近寄って来るから困ったものだ。
「渡れるものなら、渡ってみろっ。」という雰囲気。
そんなに危ないなら、信号が”青”になってから渡れば良いのに・・・という人がいる。
(人差し指でワイパーしながら)チッチッチッ。信号機はまずない。たまぁにあっても、それは信号機の形をした”物体”だ。
横断歩道も車線もここではただの”白黒の芸術的な線”だ。
しかし、その恐ろしい危険地帯をいとも簡単に横断していくエジプト人。もう〜変な国だなぁ〜。
で、前置きが異常に長くなったが今回はその話ではない。
運転じゃない怖い話。
ある日、例によってギザからカイロのダウンタウンへタクシーをつかまえ、「さて値段交渉・・・・」というとき。
突然、向こうで「キ、キーーーッ、ガチャーンッ。・・・・チャリチャリ・・・」の音。
もう”キ、キーッ”の音の段階から、交通事故の起きる予感をさせる。
思った通り、2台の車が事故を起こして不自然な位置で止まっている。
あっ、やった・・・。
で、いつもなら、廻りから一斉にワーッと野次馬やら仲介者が集まってワイワイ、ガヤガヤ始まる。
でも今回は”一瞬”集まりかかったものの、止まってしまった。
ん?どうした?なんか変だぞ・・・。
次の瞬間、後ろの車から(たぶんぶつけた方)人が出てきて、
前の車に(たぶんぶつけられた方)近づく。
で良く見ると、明らかに双方の経済的身分が違う。社会的身分もたぶん全然違う。
(服装や動きや身のこなしその他で見た感じでわかる。)
明らかにぶつけた方の身分が高い。ぶつけられた方の身分が低い。
(これが逆だったら悲惨だ。ちょっと間違えると人生が終わりかねない。)
ぶつけられた方は、一瞬大きく抗議しようと出るが、次の瞬間相手の服装なりその他を見て”ひるむ”。
ぶつけた方はポケットから悠然とおもむろに札束を出し、ボンネットの上にガバッガバッと置く。
すごい光景だ。警察沙汰になるよりお金で決着つけてしまおうという考えのようだ。
相手に向かって「これで文句を言うな。」と言っているようにも見える。
「これで納得しろ。」とも言っているようにも見える。
廻りの観客は入り込む余地がない。有無を言わせない凄みがある。
双方が納得したのかどうか不明だが、お金持ちの車の方はそのまま言ってしまった。
しかし良く見ると、ぶつけられた方の車はかなり悲惨だ。大きく大破している。大丈夫だろうか?
さらに、ドライバーはケガをしていないのだろうか?
一生懸命エンジンをかけようとするが、やはりかからない。壊れたようだ。
悲しそうに落ち込むドライバー。それを慰める廻りの群集。
でも、これって?ぶつけて行ってしまった方はりっぱな犯罪じゃないのか?
当て逃げにならないのか????
誰も警察に通報しないのか?
お金を受け取ったらもうダメなのか???
こちらの法律はどうもまったくわからない・・・。
●ばかこくでねーっ! (訳:ばかなことを言うんじゃないっ!)
エスナの街のおみやげ屋さんで、おもいっきり頭に来た時に怒鳴ったことば。
お買い物に関しては、けっこう慣れてきて、相場もある程度見えてきたので、あまりにも理不尽な
値段にブチ切れーっ。
今考えると・・・・大人気ない・・・・。
でもこれって・・・北海道弁というより、むしろ東北弁。というか津軽弁?
●旅のベテランはすごい!
昨年は確か、”今までに14回海外旅行をした”という女性に驚いた記憶がある。
なにせこちらは初めての1回目の初陣であったからその驚きようは半端ではなかった。
んで今回。
上には上がいるものである。
今回会ったこの人がすごいっ。
お年は65歳くらいかな?もっといってるかな?
見た目には、普通の日本人おじちゃま。
というかおじいちゃまかな?
様子を見ていると、別にエジプトが”大好き!”で”楽しい!”というようにも見えない。
で、いろいろ話を聞いてみると
「エジプトに来て3日目か4日目になるが・・・」 (もうわからなくなったの?)
「もう飽きた・・・。」 (えっ??なんだって??)
「ワシはぁ、すぐ飽きるんじゃー。」 (拙者ー、ギター侍じゃぁー・・・・・ってか?・・・・・えっ?なんだって?飽きた?)
↑たぶん、2010年頃には意味不明&解読不能の予想・・・。
「もう・・・日本に帰りたい・・・。」 (おいおいっ、じいさんっ。なんでエジプトになんか来たのさ??)
なんだか、怪しいじいさんだ。なんでエジプトなんかに来たのさ?もったいないじゃん??
「昨年1年間で17回海外旅行したんだが・・・。」 (え?え?え?・・・・え?17回?)
「日本に帰ってもすることがないし・・・。」 (なんだって?・・・・。)
「かと言って、日本から離れるとすぐ帰りたくなる。」 (なんだ?このじいさん・・・?)
「昨年も、途中で帰りたくなって、自費で帰ったら飛行機代だけで30万で・・・」 (は、はいっ??)
「イエメンの砂漠は良かったなぁ」 (なんだ?イエメンってどこだ?地図を見ると・・・あー、ここか。)
「ハワイは日本人しかいないがハワイもよかったなぁ。」 (・・・・・・・・コメントなし・・・・)
「パナマ運河は・・・・」
よくわからない”じさま”だったが、よく考えるとすごい。
1回10万の予算で旅行を組んでも17回で170万。20万で組んだら合計340万だよ? ガビョ〜ン。
いや、もっとかかるな。日程の途中でよく帰るみたいだし、概算で500万くらい使ってるのかな??
お金、余ってるのかな?
さらに1回の旅行を10日にすると年間170日海外にいることになって、
さらに前後の準備期間も含めると250日から300日くらい海外の頭になって、
ちょっと!じいさん!もう海外に住んだ方が早いじゃん?
「ワシはぁ、同じ場所にずっといるのが、ニガ手でのうー。」 (・・・・・・・・・・・・・・沈黙・・・・・・・・・・・・)
●やっぱりピラミッドはスゴイッ!!
考えれば考えるほど、やはり”ピラミッド”はすごいっ!と思う。
ギザの台地に降り立つと、ついさっきまでいたカイロ市内の雰囲気と全く違う。
石のパワーというのはすごい。1個約2.5トンの重さの石が200万個とも230万個とも
260万個とも言われるが、とにかく200万個以上の石が一つの塊になって存在
する姿はある意味ものすごく”異様”。
こんな”もの”がこの世に存在する理由はなんだろう?
こんな”もの”がここに存在していいのだろうか?
そもそも、どうしてこんな”もの”があるんだ??
と考えてしまう。
ひょっとして??
当時、このピラミッドを作った人々は、意外と全然関係のない理由で作ったのかも?
現代の人々が”どうして?”・”なぜ?”と悩んでいる状況を、不思議に思っているかも
知れない。
●どうも教科書や専門書の説明(解説)は納得できないなぁ。
小さい頃から、「死ぬまでに一度でいいから、実際にこの目でみてみたいな。」
「実際に実物を見たら、どんな感想を持つだろうな?」と思っていたピラミッド。
その感想は人それぞれらしいが、私の驚きようは半端ではなかった。
見た瞬間、”うゎゎゎゎゎーーーーっ!!でかぁーーーっ!すごぉーーーっ!”という感じ。
初回の昨年はエジプトの地に立った瞬間から”うゎーっ!!”、”うぉーっ!”の連続。
でも、ピラミッドを見ながら「うーーむむむ。このピラミッドと言うものは?どのように作ったんだ??」
考えてみれば、コンピューターも機械もトラックもなーんにもない時代にどうやって作ったんだ?
教科書?や専門書によると「○○万人の人々が、○○年かけて、、、、。」とか書かれているが。
「いーんにゃっ。私は信じないぞっ!」そんな作り方で完成するはずがない。と思ったりするのだった。
いやあ、わからない、わからない、わからない・・・・。
いくら考えてもわからない。
例えばクフのピラミッドから4500年が過ぎた(と言われている)現代。
その現代に住んでいる”私”が、例えば100万人いたとしよう。(あくまでも過程の話。)
その100万人が協力して、30年後にクフと同じ大きさのピラミッドを機械も何も使用しないで
完成できるとは思えない。
いや、機械やコンピューターを駆使しても完成できると思えない。
そもそもコンピューターの使い方がわからない。
そう考えると、昔の人は、とてもとても侮れる存在ではない。
そもそも侮るつもりは毛頭ないが。
●オベリスクをどのように立てたのか?それすらわからない。
で、次にオベリスク。
通常20メートルも30メートルもあるあの独特の美しい”塔”。
(アスワンにある切りかけのオベリスクが完成していると40メートル以上だった。)
で、オベリスクは、岩山からすぐ”カンカンカン”と切って、持ち運べるようなモノではない。
切り出すのにかなりの時間を要し、切り出してからが本当の勝負。
切り出したオベリスクを根性で運び(どうやって運べるのかもわからないが)、神殿近くに
無事持って行けたとする(どうやって持って行けるのかわからないが)。
そこで見事なレリーフを彫刻し完成度の高いオベリスクになったとする。(どうやって完成するのか
もわからないが。)
で問題は、この完成したオベリスクをどうやって立てたのだろうか?
そこがぜんぜんわからない。
教科書や専門書にはロープを何本も結んで大勢で立てている想像図が推測されているが、
どうも、あの立て方には納得いかない。
(専門家の説を無責任に拒否するわたし・・・。)
「ここに完成したオベリスクがあるので、立ててごらん!」と言われても絶対立てれない。
(ま、私が100万人集まっても無理なのはわかっている。)
でも、オベリスクの立て方を私に不思議にさせるのは、神殿に書かれている以下の文章。
カルナック神殿でのオベリスクに刻まれた碑文。
「後世の人々は、ここにどうやって、このオベリスクを立てたか不思議に思うだろう!」
なんとも自信に満ちた挑戦的な文章だと思いませんか???
問題提起をしているだけで、解答を提示していないのです。
なんとも昔の人の知恵はすさまじい。
●改めて【インベントリ・ステラ】(目録碑板)が納得いかない・・・。
エジプト考古学博物館にある【インベントリ・ステラ】。
(これが探すのに苦労した苦労した。ただ探しても絶対わからない。だいたい博物館のおじちゃんに
聞いても、「なに?それ?」と言う反応。これだもんなぁ。1階古王国時代のガラクタ状態に混ざって
”ドンッ”とおいてあるだけだし・・・。)
【エジプト旅行記2004】の”歴史家ヘロドトス”のページでも書きましたが、この【インベントリ・ステラ】
の存在がなんとも不気味。なにせそこに書かれている内容がすさまじい。
もともとこの碑文は、エジプト考古局初代館長のオーギュスト・マリエットが、大ピラミッドの東側にある
イシスの小神殿で発見した。
そのすさまじい内容は。「上下エジプトの王クフがいた。彼はイシス女神のために、ピラミッドの近くに新たな神殿を建てた。
さらに、大きく破損していた大スフィンクスを修理した。イシスのピラミッドも大スフィンクスも、古くからそこに存在していた。」
なんと、クフ王が作ったはずのギザのピラミッドは、クフの時代には既に存在していたと書いてある。
さらに息子のカフラー王が作ったはずのスフィンクスも既に存在しており、大きく破損していたから、
大きな修復をしたと書いてある。(うそーっ???)
その修復の方法がリアルに描写されている。「スフィンクスの王冠は背面部が砂に埋まっていたので掘り出して・・・。」とか
「スフィンクス自体を全面彩色し直して・・・。」とか。
驚くべき内容だと思いませんか?
でも、エジプト考古庁は定説に反するものは、最初から相手にしていない。
ヘロドトスの歴史にもすさまじい内容が書かれているが、全然相手にされていない。
案外、正解は現在の定説と違うところにあったりして???
●まったく個人的な見解ですが・・・。
時間に余裕のあるとき、一日中エジプトのことを考えている時がある(私も変な人だなぁ)
そんな時、ふと、不思議な気持ちになる時がある。
「今までに発表されている学説や定説は、どこかで大きな誤りがあるのではないだろうか?」
「根本的に、どこか間違っているのではないだろうか?」
と思う時がある・・・。
例えば、
●やっぱりターメイヤでしょ!
●コシャリが食べたいっ!
●シャワルマが食べたいっ!
●やっぱりモロヘイヤスープでしょ。
●やっぱりアエーシがなくっちゃ!
●エジプトのオレンジとみかん??
●カイロのインターネット
●1階は実は2階
●「それはないしょー??」 地元エジプト人は50ピアストル札だけで普通にお買い物
●音と光のショーに大感動〜
●”大都会カイロ”、、、でもどこか悲しい街、、、。
●やっぱりエジプト考古学博物館でしょ。
●アレキサンドリアの円形劇場に大感動〜
●やはりルクソールでしょ
●なんたってアスワン
●だれがなんといおうとアブシンベル
●かわゆいメンフィスの少女
●エジプトポンドは使い切らないのだ
●1ドルを6ポンドで両替してあげた女の子
●今回あらためて痛感したこと
●世界で一番英語が下手な日本人??
●「まったく、最近の若い者は、、、。」って・・・。”おじちゃん”言ってくれるじゃないの
●「いまピラミッドの中見てきたけどなんにもないよ」って?・・・おいおいっ、どこみてんのよっ!
●なぜエジプトにハマル?
●あっ、そうか・・・。
●すばらしいねぇ〜。このまま時間が止まってくれればいいね・・・。
●ドバイはお金持ち
●チャンギは美しい
●エジプトで使った北海道弁・・・エジプトどころか東京でも通じなかった(汗;)
エジプトに長くいると使い慣れた日本語も使いたくなる。特にお買い物でお店屋さんと喧嘩するとき。
あえて日本語で怒鳴ると、エジプシャンはけっこうひるむ。で、向こうで使った北海道弁で思い当たるのを並べます。
中には東北弁もあるかも??
(以前函館にも住んでいたので、たぶん東北弁と混ざってます。函館はほとんど津軽弁通じるし・・・。)
かちゃっぺない。
まきをくべる。
あずましー。
ちょべっと。
あずる。
あめる。
いずい。
いふりこき。
おがる。
おばんですー。
かしがる。
かっぱがす。
かっちゃく。
じょっぴんかる。
デレキではたく。
げれっぱ。
したっけ。
したら。
しばれる。
しゃっこい。
じぇんこ。
だらせん。
もちょこい。
そったらべっこ。
だまくらかす。
てっころんで・・・。
ちょす。
とっこす。
どったら。
なんぼ?
なんもなんも。
にだる。
ねっぱる。
ぺったらっこい。
はかいく。
まてぇ。
ばっぱいばっぱい。
ばふらめく。
はんかくさい。
びっこたっこ。
ふくらがす。
ふっつける。
ぼっこ。
まかたしない。
まかれる。
みったくない。
まかす。
うだで。
いづでもかづでも。
まかれる。
むりっくり。
わや。
ゆるくない。
ろくた。
ビデオを見ると、およそこんなことを言ってます(笑)。
でもビデオまだ全部見てないので、これからもまだまだ出てきます。
(ワダスはエジプトでイッタイ、ナニヲ、ジャベッテルンダベ?)
随時追加しまふねぇ〜。
で、標準語訳は後日・・・。