オシリスの墓(オシリス・シャフト)・・・未発見の”クフ王の墓”の重大な手がかりか?
・場所はギザ台地。
・第一ピラミッドの南。 第二ピラミッドの東。
・カフラー王のピラミッドのスフィンクス参道のちょうど中間あたりに、それは存在する。
・もともとこの墓は、今から50年以上前に発見されてはいたが、なにせここは”エジプト”。
いまだに毎日どこかで新しい遺跡が発見されている状況で(本当に毎日何か発見されている)、
あっちもこっちも限られた人員と予算で調査するには限界がある。
初期調査で最重要と思われるものから本格的な調査が行われている。
・この【オシリスの墓】(オシリス・シャフト)も、本格的調査はつい最近の西暦2000年度から始まったばかり・・・。
そのため、ギザ台地のど真ん中にあるにもかかわらずいまだにこの墓の存在を知らない人が多い、、、、、。
・もっとも、このギザ台地だけで何千とある墳墓の中で、ピラミッドやスフィンクス以外にどれほどの知識を
一般の市民が持っているかというと、ほとんど知らない現状がある。
・ギザ台地と言えば、なんと言ってもピラミッドで有名だが、この場所は古代王朝時代から古代墳墓群の集中地帯であり、
巨大な死者の町(ネクロポリス)であり、なおかつ神聖な場所なのである。
ギザ台地の河岸神殿前。
見えているのは有名な大スフィンクスと第二ピラミッド。
画面中央に第二ピラミッドまで続く参道が見えるだろうか?
有名なケンタッキーフライドチキン側からの映像。
上の画像をそのままズームアップ。
スフィンクスと第二ピラミッドのほぼ中央に入り口がある。
スフィンクス参道やピラミッドのまわりは外国人観光客でいーっぱい。
でも・・・日本人の姿は・・・・・ない・・・・・。
この場所は、時間に追われるツアーではなく、自由に時間を使える
個人旅行で来たいところだ。
嫌いでなければ、このギザの台地に丸一日過ごしたい。
オシリスの墓を真上から。
内部は”地下三層構造”になっており、かなり深い。
転落防止の金網が上面一面に張られている。
● CG映像で墓の断面図を解説
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1 少し小高く見える道はカフラー王のスフィンクス参道
2 透明化して真上の入り口と南北の入り口
3 画像を回転させながら
4 第一層が見えてきた
5 さらに下がって第二層も見えてきた
ほぼ完璧にわかる断面図
スフィンクス参道から地下10メートルの位置に第一層。
第一層からさらに20メートル下がって第二層。
第二層からさらに10メートル下がっ第三層。
第三層は全体が水に浸かっており、オシリスの棺がある。
地上から最下部までほぼ40メートルある。
■ 別のCD映像で墓の断面図を解説
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1 今スフィンクス参道の真上にいます。
2 南側の入り口から入ります。光っている点とともに移動した気持ちになりましょう
3 入ります
4 最初のはしごを降りて第一層に向かいます
5 第一層から、別のはしごを降りて第二層に向かいます
このはしごが20メートルも垂直に降りていて恐怖恐怖。
ここまで来るともう安心。第二層から別のはしごで第三層におります。
★んじゃ、いっしょにオシリスの墓の内部に入りまひょ。
入り口は北側からと南側からの2箇所ある。
画面中央にスフィンクス参道。
その真下に南側からの入り口がある。
すぐ向こうに見えるのはクフの第一ピラミッド。
(映像は”北”方向を見ている。)
ちなみに第二ピラミッドは左手にある。
南側入り口から内部に入る。
さらに内部に入ると、、、。
奥に北側入り口から差し込む光が見える。
下に下りる階段がある。
10メートルほど下りると第一層がある。
手前に転落防止の金網。
第一層から上を見上げる。
10メートル下りただけだが、地上が遠くに感じる。
第一層から第二層に下りるには別の階段で下りる。
第一層から下の第二層を撮影。
20メートルほど下にある。見た目非常に怖い。
第二層からさらに10メートルほど下りると第三層。
そこにオシリスの墓が存在する。
水が全面に
第二層は完全な墓として存在したようだ。
2つの大きな棺があるがすでに盗掘されている。
複数の側室があるが少なくともここは墓として存在したようだ。
この棺も蓋を開けられて盗掘の後が残っている。
上の棺の拡大図
少し引いて第二層の全体像を撮影
同じく第二層の全体像を撮影
土器の破片や破壊されたミイラの破片が残る。
この場所も古代にすでに盗掘にあっている。
最下部の第三層。
第二層から10メートルほど真下に下りると第三層がある。
なんと全面が”水”に浸かっている。
現在は棺の蓋は開けられ支え棒のの木の上に乗せられている。
棺の下部分は水の中にはっきり見える。
支えの木と棺の蓋と土台
水中に、精巧に作られた棺が見える。
足を滑らせて落ちるとちょっと怖い。
オシリスの墓から北西方向にトンネルを発見!
その方向にはクフのピラミッドがある!
発見者のザヒ博士はオシリスの墓とクフのピラミッドは明らかに何らかの関係があると言っている。
もうこうなってくると、今は亡き世紀の預言者エドガー・ケイシーの予言(ピラミッドにはまだ、発見されていない”記録保管所”と”墓”があるという例の預言)も、ひょっとして正しいのかな?と思えてくる。
クフのピラミッド方向に向かうザヒ長官。
しかし途中から穴が非常に小さくなり、とても人間では以上前に進めない。
興味ある方は、その後の追跡動画(16.2MB 約10分03秒)をどぞ〜。
ザヒ・ハワス博士(現エジプト考古庁長官)の情熱と根性がうかがえます。
ただしファイルメモリものすごく大きいよ〜。
注意・・・上記動画には、途中朽ち果てたミイラが出ます。俗に言うグロ(つまりグロテスク)ではありません。カイロ博物館・グレコローマン博物館・ルクソール博物館・ミイラ博物館などにはたくさんあります。
でも、深夜に一人で見る方はちょっと注意して下さい。
オシリスの墓から100メートル離れている”別の墓”。
ギザ自体がネクロポリスなのであちらこちらに墓は存在する。(一般的に日本人観光客は観光しない。)
100メートルも離れない距離に違う墓が存在する。
が作りは非常に似ている。
この墓の意義や状況を説明するザヒ・ハワス博士。(現エジプト考古庁長官)
デンデラにあるオシレイオン
(デンデラはルクソールの北、アビュドスの南にある。)
オシリスの墓は別にギザだけではない。
このデンデラもオシリスの墓として有名。
例によってオシリスの棺は水中にある。
オシレイオンその2
オシレイオンその3
オシレイオンその4