ご来光を拝んだ後、下山途中のシナイ山から。
登った感じ”第一感”、イメージしていた山と違う。
山全体が”土”ではなく”岩”でできている。
それも硬い花崗岩。
転んだら当然、ものすごーく痛ーい。
”下り”は楽かと思ったら、登りで体力を使い果たして、既に足が笑っている状態で降りる。滑りやすい岩なので注意して降りる。
私は登りで何回も転ぶし(痛)、ひざはぶつけるし(泣)、ビデオカメラを岩にぶつけるし(悲)、、、もう、さっぱりわやだー。ぶつけた足がいたーーい。
下りは下りで何回も滑って転ぶし、、、。(悲惨・・・)
「もう登りたくない、、。」とその時は思ったが、しばらくすると「うーむ。また登りたいっ!」と思っている自分が不思議。
シナイ山の登り方の解説。 どうも、きたない絵ですみませーん。
m(__)m ポリポリ
【注意】 2つの間違えやすい山。
有名なシナイ山は、ガバル・ムーサ(モーセの山)と言う山の別名で標高2285メートル。
シナイ半島で、もっとも高い山と思われているが実際には違う。シナイ半島の最高峰は
このシナイ山の南にあるカテリーナ山(標高2642m。資料によっては2637m)。
シナイ山より険しく登頂が難しい。登山には丸一日かかると言われている。
天気の良い日はシナイ半島全体が見渡せるというからすごい。
ちなみに聖カテリーナ修道院はカテリーナ山ではなくシナイ山の麓近くにある。
「セント・カテリーナ修道院」全景
要塞のように高い城壁に囲まれた造りが、
この建物の歴史を物語っている。
廻りを囲む壁は、いびつな四角形をしており、
その中に聖カテリーナの教会、モーゼの井戸、
燃える柴、目立つミナレットなどが集中して存在する。
シナイ山はこの画像の左方向にある。
逆に登山道は画像の右手にある。
早朝、この建物をかすめるように通って登って行く。
有名な「告白の門」
ここからシナイ山の山頂(2285m)に向けて
3750段の石の階段が続いている。
まさに”心臓”破りの急傾斜。
よほど体力に自信がある人でなければやめた方が良い。
毎年、滑りやすい急階段で足を踏み外し、滑落死する人も耐えない。
写真は、聖カテリーナ修道院のふもと。
これから登り始める場所なので急傾斜ではない。
8合目くらいになると感覚的に垂直の壁を登る感じになる。(らしい。)
わたしは、そこに見えている「告白の門」まで登るだけでもうだめ。
行けたとしても、足をぶつけているか、カメラ持ったまま転んでいるか、、、。
シナイ山頂上の三位一体礼拝堂。
絶壁の上に存在するこの”ガケ”ぎりぎりからご来光を拝む。
標高2285mだが空気が薄い感じはない。
めったに落下する人はいないが、落ちたら命はない。
実際には、こんな感じで日の出を迎える。こわー、こわー、じょじょー。
落ちないように頑張っている”お母さん”もすごいが、
絶壁の下を撮影している”お父さん”もすごい。
絶壁に背を向けているヨーロッパ人はもっと、ス・ゴ・イ。
シナイ山頂。
現地の人はガバル・ムーサ(モーセ山)と言う。
ジェベル・ムサと書いてある本もある。
言語は難しい。
聖カテリーナ修道院も、カトリーナだったり
カトリーヌだったり、キャサリンだったりいろいろ。
日の出を見て、すぐ下山するのではなく、
時間が許すのであれば、飽きるまでずっとここで
時間を過ごしたい、、、。