横たわるラムセス2世像
 (メンフィス遺跡)
 耳にピアスの穴。ほほにそって”付け髭”の紐があるが、明るすぎて見えにくいか。

 右肩に掘られているラムセス2世のカルトゥーシュ  

 右手でしっかり握っている印章。

 両足は破損が大きく立つことができない。

 下半身と左半身、そして像の後ろ側の破損が大きい。

 ちなみに1820年の発見当時。上に誰か寝そべっている。
 カヴィーリア船長が発見した時は、既に像はうつぶせに倒れており、すでに背中の侵食は激しい。
 逆に前側は極めて保存状態が良かった。
 しかし、上の状態で、よく顔が破損しなかったねぇ。顔がつぶれる感じがするけど、、、

 長い年月を経て、ようやく1887年にA・H・バグノルド少佐によってひっくり返された
 時の写真。顔は現在とほとんどかわらない良好な保存状態。
 冠からつながっている紐で、”付け髭”の証拠がはっきり見える。

 1対の像のうち、もう1体のラムセス2世。(ラムセス中央駅)
 もう1体は、保存状態が良く、ラムセス中央駅を出て左に立っている。写真は2人の若者が巨大な
 像の足元で記念撮影しているところ。

その4

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