おまけ〜  

はじめに

 いつの頃からか、「死ぬまでに一度でいいから行きたい。そしてピラミッドをこの目で直接見てみたい。黄金のマスクを直接見てみたい。」と思っていたエジプト。今回はわずか8日間の旅でしたが、その時の感動はとても写真や文章で伝えきれるものではありません。いまだに昨日のことのように鮮明に記憶に残っています。エジプトと言えばテレビや写真に必ず出てくるピラミッドやスフィンクスやツタンカーメンの黄金のマスク、アブシンベルの大神殿やさらにはエジプト考古学博物館、今までかなりの本を読んで頭に焼きついているかのような知識も、実際にエジプトの地に降り立つとまったく貧弱な知識しかなかったことに初めて気がつきます。例えばルクソールとアスワンとアブシンベルの位置関係も行って見て初めて実感します。地理的にはエジプトの西はリビアで、南はエチオピアだったかな?と思っていたら違うし。北は地中海だからいいとして、東は?となると自分の知識が恥ずかしくなります。さらにメンフィス、サッカラ、ダハシュールは意外にカイロから近く、むしろのギザの3大ピラミッドに行く方が時間がかかったりする。実際に現地の空気を吸って、太陽に浴びて、人々と会話し、巨大な遺跡を見ると感動の連続。一度行くとまた行きたくなる国エジプト。なぜみんながそう思うのか自分で実感した。
 確かに絶対また行きたくなる。また行こうと誓うのである。時間のリズムからしてすでに全く違う。日本で生活する日常の些細なことは実にどうでも良いことのように感じてしまう、、、。

エジプトの魅力

 訪れた誰もが圧倒される”アブシンベルの大神殿”。カイロ近郊ギザの台地にそびえ立つ驚異の”3大ピラミッド”ギリシャの詩人ホメロスが「百門の都テーベ」と謳ったルクソ−ル。その東岸の巨大神殿と西岸のネクロポリス。総コレクション数12万点とも20万点とも言われる世界最大級の”エジプト考古学博物館”。その他数え切れない遺跡の数々。
 しかし、遺跡観光の魅力だけがこの国のすべてではない。ガラベーヤ姿で水タバコをふかす男達。バクシーシを求めて群がる子供達。屈託のない笑顔を見せる少女達。どこに行っても表情豊かなエジプシャン。砂漠に取り残された古代の巨大建造物の存在と同時に、現在のエジプトもまた街の喧騒とともに存在する。その”美しさ””すばらしさ”は、実際に自分の肌で実感しなければその感動を味わえない。

何が凄いって、、、、。

 エジプトの物凄さは、いくら書いても書き切れるものではありませんが、なんと言っても究極の凄さは古代エジプト王朝の王様”ファラオ”。何が凄いって、当時の強力なファラオの力が、5千年もたった”現代のエジプトの民も食わせている!”のが凄い。と思いませんか? 現代のエジプトの観光収入の占める割合は非常に大きな割合です。ピラミッドの存在ひとつでもかなりの収入。黄金のマスクも同様。エジプト古代王朝がなければここまでにはならなかったはず。ラムセス2世、トトメス3世、ハトシェプスト女王など有名なファラオがたくさんいます。いやあすごいねぇ。

EGYPT AIR (エジプト航空)

 いきなり唐突な話題から。EGYPT AIRである。赤と黄色のホルスのマ−クが入った青いメインエンジンと青い青い垂直尾翼。いかにもエジプトとわかる胴体に刻まれたEGYPT AIRの文字。さらに全く読めないアラビア語。必ず最後に聞こえる「ショコラン」と「インッシャアッラー」の機内放送。搭乗した瞬間から流れる独特の音色の「エジプト音楽」。機内ではアルコールも豚肉も一切出ない。少ない女性乗務員。男性乗務員ばかりが目立つ。乗った瞬間にイスラム文化の世界にいると実感する。それがEGYPT AIRである。ハードウェア的な不備は目立つものの(機内メンテナンスなど)、ソフトウェア部分は抜群。特に操縦技術は、飛行機嫌いの私も充分安心する。離陸してから着陸するまでの動作が実にスムーズ。いつ離陸したのかわからない(ま、これはよくある。)と同時にいつ接地(着陸)したのかわかないくらい静かに着陸する。期間中7回搭乗のうち添乗員さんの計らいで窓側席に5回乗ったが、それでもわからない。例によって1日中ビデオを回しっぱなしで、離陸から着陸まで注意深く観察していたにも関わらずである。どこか、今まで乗った他の航空機と違う雰囲気が旅の楽しさを倍増させる。
 

飛行機について

 実は私は飛行機はちょっと苦手。現在の航空機は車よりも安全で、あらゆる乗り物の中で一番安全な乗り物だと心から思っており、以前は不安を全く考えたこともなかった。しかし仕事の関係で北海道と本州を往復しているうちに天候の悪いフライトに遭遇するようになってから苦手になってしまった。ある風の強い日、空港を出発した時から飛行機は揺れていたが、途中何回もジェットコースターに乗った気分になり、水平飛行に乗ったあとも大きな揺れが収まらない。CAも「現在気流の悪い中を通過中です。機長の指示で我々乗務員も座席着用の指示が出ていますので機内サービスを中止させて頂きます」のアナウンス。それから、ぱったりと乗務員が姿をあらわさなくなった。と思っていると、機内はまさにジェットコースター。揺れるというよりも落ちている。”ヒュィーン”と落ちたかと思うと”フーッ”と体制が持ちなおす。それが何回か繰り返した後、突然に”ガ、ガーン”と落ちた。これは危ない。「ヒェ、ヒェーッ!!」 (手帳を取り出して遺書を書こうかと思ったくらい。)初めのうちは、まぁ、たまーにそういうこともあるかーと思っていたが、運が悪いのは、その後3回続けてそういうフライトに遭遇したことで、すっかり臆病になりつつあった。そして「今日も揺れるのかなぁ」と思いながら乗ったフライトで苦手になってしまった。そのフライトも離陸当初から主翼がグラグラ揺れる風の強い日であったが、まさに着陸ギリギリで大きく機体は揺れて傾いた。次の瞬間、機体はほとんど斜めになりながら着陸。この時は一瞬、すっかり着陸は失敗で爆発炎上するかと思ったくらいの恐怖。それ以来「だいたいこんな大きな物体が空を飛ぶこと自体、科学の真理に反するなぁ」と非科学的に思うようになってしまった。わずか1〜2時間のフライトも苦手に。ところが、今回エジプトを訪問し久々に航空機は安全だと思うようになった。行きで15時間、帰りで12時間。よくこんなに休みなしで飛び続けることができるなあ、と感心した。そして今は、高所恐怖症の方が症状が重いと感じている。カイロで宿泊した40階のホテルは眺めは大変すばらしい。が、真下を見たのがいけなかった。真下に見える豆粒ほどの車や、すぐ横を流れるナイル川を見るていると本能的に危険だと感じるようになった。一難去ってまた一難である。

西回りの時差ボケについて

 当初心配していた一つに”時差ボケ”がある。当然今まで経験したことはない。症状が出ると回復に一週間くらいかかると聞いていたから「ボケたら大変だなぁ、観光も充分楽しめないなぁ。」と思っていた。ところが実際、現地に到着しても観光中もボケた感触は一切なかった。後で調べると”西回り”は朝が遅れてやってくるのでボケが少ないそうだ。逆に朝が早くやってくる”東回り”はきつい。人間は夜ふかしには順応できるらしい。考えて見れば、仕事で徹夜した時などは、少々我慢して起きていても眠れる状況があれば一気に爆睡することでその後はなんとかなる。逆に夜中の0時頃「さあ、寝よう。」という状態で”日の出〜っ。仕事だよ〜っ。”(笑)とかになったら、身体は”おいおいっ”状態である。
 で、時差ボケは日本に帰国した直後に襲ってきた。エジプトから日本に戻ってくると”東回り”である。朝9時に新千歳空港に到着したあたりからどうもボケ〜ッとしていて、自分で運転する車もまっすぐ走っていないような気がする。昼過ぎにはもう眠くて眠くてしょうがない。まるで2日間徹夜したように眠い。そのまま爆睡したのは言うまでもない。でも時差ボケは観光時でなくてよかった。観光時にこんな具合だと調子悪い。行動時間が決まっているツアーだとなかなか融通が利かないが、日本に帰ってきた後だとある程度自由に調整しやすい。

エジプシャン

 エジプシャンである。決して失礼な意味でなく”不思議”な人達。屈託のない笑顔と、日本人と見れば「コニチーわー」「サーヨナーラー」と片言日本語で話しかけてくる。日本語が話せなければ、それでもニコニコしながら「ハロー!ハロー!」。子供達は、ハローと同時に全員がこちらに向かって手を振って来る。中にはこちらがバスの中にいるのに視界から見えなくなるまで追いかけてくる子供達も大勢いる。なぜだろう?どこに住んでいるかも知らないし、お互いのことも何も知らないのに。非常に不思議な感覚。最初はのうちは「こういう、ひとなつこい人達もいるんだね。」という感覚だったが、朝から晩まで四六時中である。エジプト人を見ていると、この国に悪人は誰一人いないのではないか?と思ってしまう。まあ、それは錯覚なんだろうけれども、、、それにしても、、、、こちらが一時の観光客だからか、、、?
 中にはちょっと困った人達もいる。「チョットマッテ」攻撃のおにっちゃん達。お店屋さんに一歩でも入ると、何も買わなければ、しつこいしつこい。どう見ても1ドルの商品を「テンダラー!」買わずに店を出ようとすると「チョットマッテエイトダラー」「チョットマッテセブンダラー」の連続攻撃。1つ買い物するのでも相当の時間がかかり慣れていない人は命がけの買い物になる。
 バクシーシ攻撃もちょっとつらい。トイレのチップは、まあ良いとして、なんかサービスされると「バクシーシ」。こちらが頼まなくても、親切にサービスしてくれて「バクシーシ」。でも断ればきっぱり諦める。これは過去に訪れた観光客が、相手の言い値のまま高価な物を買ったり、バクシーシをあげ放題していた記憶があるんでないかな?まあ、失敗しても殺されることはないから(たぶん)それも旅の思い出だったと思ってエジプトの魅力にすること、かな?
 

コントラスト

 エジプトの地に降り立つと、色のイメージができてしまう。空の”青さ”と”緑”の農村地帯。大地の”茶色”と遺跡の”白”。街を歩くと実際には多種多様の色が目に入るのだが、この4色の印象は別格で強烈。最初にエジプトに降り立った地がルクソールがったからかも知れないが、東岸からゆっくり西岸方向を眺めれば目の前の白い遺跡から緑の風景、ナイルを横切ってまた緑の風景、さらに奥に目をやると茶色の岩山。そして、その奥は雲一つない真っ青な空。それだけである。その見事に区画された(ように見える)きれいな色のコントラストが非常に印象に残る。

←典型的なエジプトのコントラスト(ルクソール上空から)

 ナイル川をはさんでルクソール東岸から西岸の死者の町(ネクロポリス)を臨む。ナイルの川幅は意外に狭い。
※)写真中央はルクソール神殿。舗装された道路が神殿を取り囲むように巡っている。
   ナイル川を見ると両岸を行き来する船。写真奥には有名な王家の谷、王妃の谷の山岳地帯。
   その手前にハトシェプスト女王葬祭殿やクルナ村も映っているがさすがに詳細までは見えない。

→こちらはカルナック大神殿 (ルクソール) 
 カルナック神殿全景は、巨大過ぎて写真に入りきらない。写真には神殿の中心部分アムン大神殿、コンス神殿、オペト神殿が映っている。モンツ神殿、ムート神殿、アクエンアテン神殿、トトメス神殿などは全く映っていない。写真中央の大きな池は有名な”聖なる池”。一見ほとんど廃墟で何もないように見えるが、ところがどっこい神殿の中は大列柱など目を見張るものばかりである。ここを訪れた人はその巨大さに驚いたはずだ。(初めてエジプトを訪れた人はピラミッドや黄金のマスクではなく、このカルナック神殿を見て人生観が変ったと言う人もいるくらいだ。)
 ちなみに私は、ここで迷いに迷って、迷って迷って、、、帰りの集合時間に間に合わないところだった。今思うと、どうして迷ったのか不思議でしょうがない。写真を見ると西(上方向)に進めばどうやっても道路に出るのだ。 でも当時は、、、(^^;)/ 汗がタラー

【南】の方角の捜し方  (小学校の先生から聞いた方法。)

→ 時刻が4時なら、太陽の方向に4時を向ける。12時と太陽の中間の2時方向が南。

→ 時刻が10時なら、太陽の方向に10時を向ける。太陽と12時の中間の11時方向が南。
 慣れると時計がなくても頭に時計を想像して判定できる。ただし時間がわからないとダメ。

小学校1年生の時に担任の先生から聞いた方法。「みんなー、よーく聞くんだぞー。今から【南】の見つけ方を教えるからなー。これをマスターしたら、山の中で道に迷っても、熊に襲われても、だーいーじょーぶー。」と言われた記憶がある。「でも、熊に襲われたら、まずダメじゃん、、、。」と思った記憶もある。
(今思うと、”時計の読み方”の算数の時間に、その時計を使って”南の方角の捜し方”を教えるのは学習指導要領からかなり逸脱してないか?? さらに今なら、ゆとり教育がどうのこうの時代だから、小学校1年生にこの授業内容はかなり難しいのではないか?とふと思ったりして、、、。 で、この先生はかなりの”のんべーせんせー”で毎週月曜日は”二日酔い”でまず出勤できない(おいおいっ!)。必ず教頭先生が教えにくるのだ(おいっ)。子供の時は世の中に恐ろしいものはなかったので、このハゲの教頭先生をからかうのが好きだった。でもこの”のんべーせんせ”毎週二日酔いでよく首が飛ばなかったな??)
 で方法は、@ 短針を太陽の方向に向ける。
        A 短針と12時の間が南の方向。(短い円弧の中間。)
 これだけである。これを聞いた瞬間、「ほーーっ。感ーー心ー。」とすごい感動した覚えがある。そのあと「きっと、また中学生くらいになったら教えてくれるんだろうな」と思っていたが、その後教えてもらった記憶ない。大切ではなかったのか、、。
 ま、これは太陽が朝の6時にほぼ東にあって、夕方の6時にほぼ西にあると言う簡単な理論的背景だが、春夏秋冬と季節が変っても方角は大きくずれないのがすごい。
 で、エジプトでこれを利用すると、これがけっこう予想外の方向に南があったりして面白い。王家の谷あたりでやると、「あれー?ナイルはきっとあっちでしょー、、、。あれー??へんだなぁ、、、。」とけっこう面白い。ナイル川はルクソールあたりにくると南北に走っていないのだ。
 ちなみに晴れた夜なら、北斗七星(なければ反対側のWの形のカシオペア座)から北極星をさがす。
 でも、、、天気が悪かったら、、、知らない、、、。
      

アラビア文字

 ミミズの這ったような例の独特の文字である。そのアラビア文字に最初に出会ったのは、記憶ではかなり昔。札幌のどこかのデパートで「エジプト展」のようなイベントが開かれており(小さかったので詳細は記憶にない。)受付で濃いヒゲを生やしてターバンを巻いたエジプシャンが、自分の名前を言えばアラビア語で書いてくれた。右手でペンを持っているのに、右から左に書いて行ったのには驚いた記憶がある。「なんだ?これ??」。さらに下から上に跳ね上げるようなしゃくり上げるような滑らかな動きが妙に面白かった。
で、旅行に行く前にちょっとだけ勉強したが、いまだにさっぱり読めない。数字自体がもう妖しい。「V」が7、「・」は0、「O」は5という具合。つまり「V・O」は705。この”位取り”の0を表すような「・」がクセモノである。(ちなみに数字は普通に左から読むというややこしさ。)
 1度チップを払うとき「・」が見えず”1ポンド札”を出したつもりが”10ポンド札”を出してしまった。妙に喜んでいるなと思った瞬間気がついたが、まさか取り返すわけにもいかない。アルファベットに至ってはもう皆無。「ショコラン」は言うことができても読むことはできない。まして書くことなど、、

カイロのテレビ

 ルクソールとアスワンのテレビでは気がつかなかったが、カイロに泊ったホテルの部屋のテレビには感動した。なんとチャンネルが46もある。世界各国の主要なテレビが入るわけだが、これが面白い。暇なので全部のチャンネルを一通り見てみる。1チャンネルのCNN、2チャンネルのBBCと見ていると9チャンネルにNHK。おー!エジプトで日本のテレビを、しかも生放送で見られるとは感動。でも7時間の時差があるから、こちらはこれから「そろそろ寝ようかな?」と思っているのに「おはようございます。」とか言っている(笑)まあ、そうだよね。せっかくエジプトに来ているのだからと18チャンネルのエジプトTVを見るがさっぱり?意味不明??大体何をテーマにしているのかもわからない。「んー?」と見ていると、突然画面に奇妙な絵とアラビア文字が並び、「アザ−ン」が部屋中鳴り響く(笑)。シリアのTVとかアブダビのTVとかバーレーンTVとかドバイTVもある。結局全部意味不明なので、27チェンネルのアルジャジーラをずっーとつけっぱなしにしていた。意味はさっぱりわからないがニュースだと言うことは、わかる(笑)。言葉はわからなくても映像で内容がなんとなくわかる。英語の字幕があるとまだ良いのだが、字幕はアラビア語。こりゃ、だめである。
 しかし、これはテレビがやっと見られるようになってからの話。実はこのテレビ、最初電源を入れてもテレビが映らない。パソコンの画面のようになっており、アイコンがずらっと並ぶ。”インターネット”のアイコンがあったので「おー、メールしよう、メールしよう」と思って画面をクリックすると”ERROR!”、、、、、あ、あのね、、、、、、。下の方に”MAIL”の文字があったので「おー、これだったのかー!メールしよう」と思ったら、”ERROR”、、、、、、、(プチプチプチプチ!)、、、、。試行錯誤しながらやっとテレビが見られるアイコンを押す。すると、申し訳なさそうに、画面の左上に小さくテレビの映像と思われるものが映っている、、、、、へ?、、、。やっとの思いで、テレビ画面を拡大できるアイコンを見つけた次第。
 いやあ〜、つかれるっしょ!でも、おもしろい。

旅の準備物

  これは人それぞれです。今回私自信が感じた範囲で書きます。
   ・サングラス・・・冬でも必要。予想する以上に見える景色がまぶしいです。
              私の場合は普段かなり強い眼鏡をしているので眼鏡につける着脱式の物。
              百円ショップでも偏光グラスで百円でした。保険に○ーマックでもう一つ購入。
              (エジプトの強力なお店やさん攻撃を、一喝で防御できる利点もある。)
   ・帽子・・・どんな形でもいいので必要。強力な日差しで頭が焼けます。
   ・湯沸しポット・・・これ、個人的には重要。ホテルでは毎日沸かしてました。
   ・薬・・・胃腸の薬は必須。私は太○胃酸と○露丸、他に風邪薬。
   ・湿布・・・これ必要。赤のピラミッドに入る人は必ず。それでなくとも毎日結構な距離を歩く。
   ・おかゆ・・・お腹の調子が悪くなったときに使用する予定でしたが、結局1袋も使わずガイドさんに
           プレゼント。
   ・粉末のポ○リスウェット・・・これ必要です。水だけだとちょっとつらい。吸収もいいし。
                     粉末だと軽いし。ポカ○がだめな人は他のスポーツドリンクで可。
   ・お茶・・・ティーバックがいいですよ。
   ・スプーン等・・・なんにでも使えます。場所は取りませんし。
   ・紙コップ・・・お茶を飲むのに用意したが、ホテルに必ずコップが常備してあり結局使用しなかった。
   ・レモンティー・・・粉末状態で。これ結構いいですよ。
   ・ボールペン・・・お買い物時でこれを武器に値切ります。またバクシーシ用にも使える。
            使用途中でも充分。百円ショップでも10本100円とか20本100円で売ってますし。
   ・飴・・・のどが渇いたときと、子供達へのプレゼント(バクシーシ用)。コーヒー飴は子供に絶賛です。
   ・ウチワ(扇子)・・・ちょっとした時にパタパタあおぐと涼しい。
   ・夏でも薄い上着・・・これは寒いからではなく、暑さ防止。肌を直接出すより風通しの良い上着を
           着た方が実は涼しい。エジプトの男性も着るワンピースみたいなガラベーヤもその関係
           かと思う。
   ・運動靴・・・岩ばかり歩くので結構大事。履き慣れた靴なら良いと思います。汚れるし。
   ・調味料・・・エジプト料理は種類によってはかなりうす味。私はお魚の形をしたしょうゆと、塩、こしょうを
           持っ行ったが、肝心のレストランに持参し忘れて使わなかった。

   (あまりオススメしない)
   ・日傘・・・観光してるときは人が混雑する。自分は良くても回りが怪我する。というか傘に刺されないよ
         うに回りが気を使う。個人的には絶対お薦めしない。

    ※お金は、無理やりエジプトポンドにしなくても大丈夫。小額のUSドルを持って行くと必ずどこかで
     両替できる。多くのお店はドルがそのまま使えるし、なんと日本のお金がそのまま充分使える。
     (ホテルの銀行は24時間空いているし、言葉は話せなくてもOK。必要分の日本円を窓口に
      提示すると、バッコンバッコン書類にスタンプを押されて勝手にエジプトポンドに両替される。)

     とにかく小額の紙幣を用意するのがお薦め。なにせ物価そのものが安い。日本円だと千円札。
     USドルだと1ドル、5ドルが主流。なお100円硬貨や50円硬貨などは使えない。
     (エジプト人が百円硬貨をトイレでチップとしてもらって悲しそうにしていた。トイレチップ自体は
      8〜9円程度で百円はけっこうな額なのだが、両替もできないエジプト人にとっては全く価値が
      ない)


   (個人的に持っていった物)
   ・携帯電話・・・電話としては使いません。写メール用にあちこちで撮影。帰国してから友人に写メ
             したり、HDDに格納。
             ちなみに、ホテルから撮影したカイロの夜景は私の待ち受け画面になっている。
     (エジプト人はなんでも興味を示してくる。携帯で10秒程度の動画をカイロ空港で撮影している
      と「なんだ?なんだ?それはなんだ?」という顔つきで興味深々でのぞかれた。)
   ・変換プラグ・・・ヨーロッパCタイプの変換プラグ。電気機器を持参するときは必要。
   ・変圧器・・・日本の100ボルトと違いエジプトは220ボルトなので持参したが、実は、日本製の
           機器は250ボルトまで対応しているのが多くそのまま使用できた。
   ・延長コード(みつまた付)・・・ホテルによっては1個しかコンセントがないので、複数の機器を
                      つなぐときは必要。
                      ワタシは常時、ビデオ本体とバッテリとポットと携帯の4個を充電。
   ・小さい目覚まし時計・・・一応念のため持参。
   ・小さい洗面道具・・・エジプトだから疑ったがホテルに常備してあり必要なかった。
   ・小さいシャンプー・・・これも必要なかった。
   ・小さいドライヤー・・・これも。
   ・小さい髭剃りセット・・・これも。電気カミソリは持参しない方が良い。少しでも小さく軽く。
   ・チョコレート・・・キット○ットと明○のミルクチョコレートをがーっぱりーっ。おやつー。
   ・携帯魔法瓶(水筒)・・・0.75g用。観光地に1.5gのペットボトルは持ち運びに不便。
                   それにむき出しのペットボトルはすぐお湯になるが魔法瓶は
                   ある程度持ちこたえる。
    (※)意外に重宝したのは、たまたま千歳空港で買った”おーいお茶っ”の500ミリgプチペット。
       持ち運びに便利なため最終日まで捨てないで後生大事に流用。
   ・ワゴム・・・小物類を小さいスペースに集める時重宝します。
   ・ガムテープ・・・上のワゴムと同じような使用方法。
   ・携帯用袋・・・百円ショップで購入したり、買い物袋を持参。小間物を小さなスペースに収納できる。
   ・風呂敷・・・衣類をまとめるのに重宝します。その他いろいろな使用方法あり。
   ・アーミーナイフ・・・いろいろ重宝します。でも機内持ちこみはできないので飛行機に乗るときは注意。
   ・スリッパ・・・機内ではあった方が確実に良い。私は途中スリッパも面倒になり裸足になりましたが。
   ・水・・・エジプトの硬水を心配したので日本の軟水を1.5g×2本持参。(これが重たい重たい。)
        でも、現地で初日で飲み干し、あとはバカラかアクア。現地の水もそんなに硬くはなかった。
   ・お裁縫セット・・・念のために持参したが、使わなかった。
   ・USドル・・・日本から持参していった方が良い。
   ・カメラ・・・持参する人は多いでしょう。でも1台だけだと危険。破損したら終わり。高感度フィルムは空
          港のX線で感光する可能性も多い。(私は、かなりやられた。なにせ空港では何回も強力な
          X線を通すし、ほとんどの観光地やホテルもX線を通さなければいけない。)
          予備で使い捨てカメラもいいですよ。使い捨てカメラは高級カメラより意外に良い場面が多い。
   ・ビデオ・・・使う人は持参した方がいいかな。なお、通常ビデオカメラにはデジカメも付随しているため、
           荷物を増やしたくない人はビデオ1台でいいという話もある。
           (でも今回のツアーでビデオ持参は私くらい。片手で持てるのでほとんど観光に影響しない
            のに、どうしてみんな持って行かないのかなぁ。)
   ・予備の財布・・・大金を分ける。お買い物の時ドル専用財布とか、エジプトポンド専用財布とか。
           (ちなみにホテルはUSドルしか使用できない所も多い。逆に空港はエジプトポンドしか使用
            できないところもある。でも、ほとんどの場所でドルもポンドも円も使える。)
   ・電卓・・・値引き交渉の時、便利ですよ。最初は提示額の10分の1から思いきって交渉する。これ大切。
   ・ペンライト・・・ピラミッド内とかお墓の中は暗いので持参した方が良いです。ある日、昼食に寄ったホテル
            が停電して全く見えない時、大変重宝しました。
   ・地球の歩き方・・・これは、個人的に重要と思う。予習と復習に使えるし。貴重な資料になる。
               あの厚さでほとんどの情報がコンパクトに載っている。
   ・旅の目的を作る・・・例えばアスワンの砂を1g持ってくる(笑)とか目的を持って行くと楽しい。ラクダに必
                ず乗る(ツアーなら必ず乗れます)とか、バクシーシをねだられてもいいから怪しいおじ
                ちゃんと記念写真を撮ってくるとか、水パイプでタバコを吸うとか、50ピアストル(約8〜
                9円)の靴みがきに挑戦しても良い。私は個人的に30個くらいの目標を作って現地に臨
                んだ(変な人〜っ)が3〜4個忘れたり拒否された。未達成項目は次回の目標に再度繰
                りこむのだ。
   ・旅の予習・・・観光地の予習も含めてあらかじめ勉強して行った方がよい。特にラムセス2世は多くの観
             光地で頻繁に出てくる有名なファラオ。各時代の有名な王や時代背景、歴史を知って行く
             と観光の楽しさが何倍にも増す。

 (追加)
   2005年に旅行した際の若干の追加
   
   ・アルファ米のおにぎりやご飯・・・あまり多く持参すると荷物になるが、水を加えるだけで完全に普通のご飯
                        になるのでおススメ。
   ・電子辞書・・・英語パッパラーの私は今回持参した。
            持参したのはホーマックで購入した3千円ほどの小さい電子辞書。
            英和・和英・漢和・国語辞典の他に10ケタ電卓、4種類の通貨変換と世界時計、アラーム(目覚まし時計)が
            ついている
   ・スリッパ・・・機内で使用するスリッパではなく、ホテルで使用するスリッパ。
            オアシスの怪しいホテルにはスリッパはなかった。
            汚いシャワー室に裸足で入るよりスリッパで入りたい。
   ・使用済みのテレホンカード・・・砂漠のホテルなどには風呂桶に栓がないホテルがあった。
                      テレホンカードを置くだけで一定時間水がもれない。シャワーに入る
                      程度なら充分持つ。
   ・ビニールテープ・・・黒砂漠・白砂漠地帯を観光するときビデオ・カメラやデジタルカメラを保護する。
                ビニール袋類はホテルに備え付けられているのでカメラに巻きビニールテープをグルグル巻く。
                (たぶん砂は入らないだろうという考えは甘い。砂粒は非常に細かく驚くほど大量の砂が
                 機械の中に入る。故障するカメラも非常に多かった。)
   ・ガイド・ブック・・・本当にエジプト国内を満喫したいなら、情報量によって3種類持参したい。
              1、情報の薄いもの→ 観光地に持参。その都度開きながらメモしたり。
              2、情報は中くらいのもの→ 観光地で持参するか、ホテルで勉強するかに使用する。
              3、情報が思いっきり詳細なもの→ ホテルで自由時間に勉強するか、日本に帰って来てから
                                     復習に使うとか。
   ・レンタル携帯電話(NOKIA製)・・・世界に誇る”ノキア”の携帯。成田空港で借りた。
             レンタル料は一日250円で30日間の旅行でも7500円だからまあまあ許せる料金。
             ただし1分でも会話すると320円!と恐ろしい世界になる。
             だからよほどのことが無い限り電話をしない約束を家族に伝えて出国。
             自然災害に襲われたとか・・・。テロに遭遇して窮地に陥っているとか・・・。死にそうとか・・・。
             で、ちなみに私は、案の定1分も使用しないかった。
             しかし現地に到着するなり怪しいメールが頻繁に入ってくる。
              「なんだ?なんだ?エジプトでも迷惑メ−ル??」
             
   ・宛名ラベル・・・向こうから日本に郵便を出そうと考えている人はあらかじめパソコンで印字したラベル
             を持参するのがおススメです。
             現地で3枚も4枚も宛名を書くのは結構負担になる。
             シール形式のラベルは紙なので別に場所をとらないし。

   ・洗濯物干しロープ・・・これは1本あるとかなり重宝する。
                 天気の良い日なら、室外に干せばものの15分で乾燥するのだが、
                 室内で干したい時もある。そんな時ロープ1本あれば部屋の天井に引いて
                 がっぱり洗濯物を干せる。
                 意外とそれに変わるものが現地にはない。

 (ちょっと予備知識)

   ・ビニール・テープは、あんなものは1個丸まるは持って行かない。そんなことをしたら荷物がかさばるだけ。
             せいぜい1メートルくらい巻きつけてスーツ・ケースに入れるか、
             飴の袋の材質のような部分にあらかじめ貼って持って行く。

   ・ワゴムはけっこう重宝する。のでたくさん持って行った方が良い。
          あらかじめ下着に何本もまきつけてスーツケースに入れても良い。
          現地でスーツ・ケースを整理する際にもワゴムがあればコンパクトにスーツ・ケースに
          収められる。(これは実際にやってみればわかる。)


地球の歩き方
 (表紙写真を掲載すると、また常識がないと叱られるのは見えていますが敢えて情報として載せます。)

 「ガイドブックは必要ない。」という人もいますが、帰国後の記憶の整理に使うだけでも重宝しますよ。で、私が使っているのはご存知”地球の歩き方”を含めて数種類。”歩き方”は、よほどの危険な国でない限り世界各国を網羅しています。
 で、用意するガイドブックはなんでもいいですが、できれば最新版を用意しよう。図書館に眠っているような1998年版とか1999年版とかだと都合が悪い。
←地球の歩き方’04〜’05版 ←地球の歩き方’05〜’06版

すでに’05〜’06版が出ている”歩き方”。予想以上にけっこう内容が新しくなっており、なんと言っても大変見やすくなっている。’04〜’05版は既に情報が古い。できるだけ新しい情報で臨みたい。

← で、個人的に最近のお薦めはコレ!! ワールドガイドのエジプト版。

 ↑ このガイドブックはすばらしい!! 見やすい、わかりやすい、知りたい情報がいっぱい!!
    歩き方と構成が違うが、その構成自体がすばらしい。完成度は”歩き方”を抜いているかも??
 ← 全体的にすばらしいが、例えばコレなんか物凄くきれい。。

 ↑ ルクソール市内の詳細地図。ナイルをはさんで東岸・西岸地図を見開き両面にバーンッ! 
    とにかく見やすい、わかりやすい。
    これから行く人は、「歩き方」とともに是非参考にしてほしいなぁ。

旅の予算

これは一概に言えないので難しい。 この手のお問い合わせは非常に多いんですが、「予算は、まず自分で決めてみましょう。」と説明しています。と言うのは自分の旅の目的(重点)をどこに置くかでかなり変ってくるから。
例えば、1泊200円のホテルに泊まるか、3000円のホテルに泊まるか、1万円のホテルに泊るか、、、。さらに利用する航空機はエコノミークラス5万円コースか10万コースか、頑張ってビジネスクラス50万円コースか、、、とか。それだけでかなり変ってきます。さらに
  ・何日程度の旅行にするか → ツアーでも6日、8日、10日、、、、、17日、19日、、、と実にさまざま。
                       さらにフリーだと30日とか60日とか。(VISA有効期間に注意)
  ・冬場に行くのか夏場に行くのか。当然閑散期の夏場が安い。
  ・エジプトだけの単独旅行にするか、トルコ、ギリシャなど複数国を混ぜるか。
  ・お土産やさんに入りたいか入りたくないか。
  ・”ゆったりのんびり観光”が良いか、”とにかくびっしり観光”がよいか。
  ・飛行機は直行便が良いか、時間がかかるが途中3都市くらい経由しても良いか。
  ・ナイル川クルーズを予定に入れたいか。
  ・現地の食事に力を入れたいか。
  ・宿泊ホテルに力を入れたいか。
  ・エジプト国内の移動方法は、飛行機? 車? バス? 列車? 船?
  ・1日300名限定のクフ王のピラミッドに入りたいか、入れるか。
  ・ルクソール観光は1日で観光するか、東岸・西岸と2日に分けるか。
  ・アレキサンドリア観光を入れたいか。(意外と入らないツアーが多いです。)
  ・エドフ、コム・オンボ観光を入れたいか。(この観光はクルーズするかコンボイ移動ですね。)
  ・アビュドス、テンデラ観光を入れたいか。(ツアーでこの観光が入るのは非常にまれです。)
  ・シナイ半島を観光に入れるか。 (シナイが入ると日程が長くなります。)
  ・白砂漠、黒砂漠などの砂漠観光を入れたいか。
  ・オアシス観光を入れたいか。
  ・現地で、選択できるオプショナルツアーが入っていた方が良いか。
  ・ツアー日程の後、延泊するかとか、、、。

 などなどいっぱいあります。例をあげるとキリがありませんね。
で、注意するのは旅行案内書やパンフレットはどれも似たような内容になっていて同じに見えますが、みんなあまり気にかけないような部分のちょっとした違いが現地に行ってから大きな違いになることがあります。例えば、パンフに何気なく書いてある【早朝】マークや【弁当】マーク、さらに【OP】マーク。アブシンベル観光など早朝出発がやむをえない場合がありますが、毎日続く恐ろしい早朝1時30分モーニングコールの連続日程とか、なんでもかんでもオプションですマークは怖いです。さらに休む暇もないような観光スケジュールなど。観光→お土産屋→観光→お土産屋、、、と息つく暇もない強行スケジュールは怖い。

 観光地で言えば、8日程度のツアーの場合でも少なくとも”カイロ・ギザ・サッカラ・メンフィス・ダハシュール・ルクソール・アスワン・アブシンベル”は入ると思います。アレキサンドリアが入るかどうかから旅の選択が変ってきます。

 で、ツアーの場合旅の期間中の一切を含めたパッケージツアーなら、8日間程度で思いっきり安いところで7〜8万円台(捜せば必ず10万を切るツアーはあります。)また、逆にグレードの高いところで極上の旅だと100万円台というもの凄さ(飛行機はビジネスクラス、ホテルは最高級クラス、有名レストランでお食事、、、とどちらかと言うと遺跡観光よりリッチに過ごしたい方向き。)でも通常は10〜20万円でしょうか?ただし、一見パッケージツアーのように見えてフリーツアーになっている商品もあるから注意が必要です。予想外に安くても、現地に到着してから「これはオプシォンで別料金、あれもオプシォンで別料金」と出費が重なり、最終的に一括のパッケージツアーより随分割高になる場合があります。でも最初からそういう旅が希望の旅行者も多いので一概に言えない。

 パッケージツアーの場合、航空券や宿泊ホテル、食事や観光地のチケット代金その他一切があらかじめ含まれているため、極端な話おみやげも何もお金を使わない人は、現地に1000円札1枚持っていけば充分。現地でどうしても出費が必要な物は”水”と”チップ”。水は1.5gを必要な時にその都度購入して合計10本程度で4〜500円くらい。観光地のトイレのチップは50ピアストルだから日本円で8〜9円。ホテルの枕銭に一泊5ポンド入れても十分お釣りがくる。ま、ここまで極端にする人はいないし、そこまでする必要もないですね。
  
 ちなみに私の場合、当初、おみやげをほとんど購入する予定がなかったので、日本から持参したのはUSドル2万円分と日本円を少し。実際行ってみると、そのほとんどはやっぱりおみやげ代になりました。水とチップは本当に1000円くらい。物価は安いと聞いていたので現金はそれだけ持参して、あとは何かの時のために持参したカード2枚。(アメックスとビザ)
 トラベラーズチェックはまず使えない(使いにくい)と聞いていたので持参しませんでした。最終日、カイロ空港で余ったエジプトポンドをできるだけ使いきって帰国。それで、帰国した際に手元にはUSドル3ドルと、エジプトポンドが1ポンドが残りました。(下に掲載している画像はその残り)
 
ちなみに水はホテルで買うと当然高い。バスの運転手さんもアルバイトで水を売っているが高い。750ミリリットル1本で100円とか200円になっちゃう。普通の売店だと1.5gで4〜50円で済みます。

さらに見えないところにも出費はあります。
   ・海外旅行の各種保険料。(通常はみんな入ります。)
   ・パスポートを取得する人はその費用。 
   ・VISA代など。
   ・ツアー代金に含まれない空港税など。
   ・旅行のための準備物(衣服を買ったとか帽子を買ったとか。) 
   ・旅行のための準備物(正露丸を買ったとか。) 
   ・旅行のための準備物(おかゆや携帯食を買ったとか。) 
   ・旅行のための準備物(デジカメを買ったとか。) 
   ・国内移動費。 → 空港が近くにない場合の国内移動航空運賃とかJR代とか。
   ・国内宿泊費。 → 同様に空港近くのホテルに前泊や後泊とかで。
   ・おみやげ代 → これは人それぞれ。

 でも、本当に安上がりで済ませるなら格安の航空券を購入してフリーツアーか個人旅行かと思います。次回の訪問を想定して現地ガイドさんに聞いたところ、ヨーロッパ人がよく利用するのは、アレキサンドリアで1泊200円のホテルか1ヶ月5千円くらいのアパートを借りて(物凄い安さ。)アレキサンドリアを起点に行動すると言うもの。カイロを起点にすると高いようです。米は1キロ50円で購入。通常は10〜20円の朝食。おやつは1個3円のターメイヤ。でもそんなにうまく安くいくのかなぁ。そんなうまい具合に行かないと思うけどなぁ。でも、バックパック一つで世界各国回ってるおにっちゃんもいるしいなぁ。実際現地でかなりの数の日本人バックパッカーを見たなぁ。

※)「最低のお金で最高の旅をしたいあなた」へ
    双葉社から”バックパッカーズ読本”究極の個人旅行ガイドが出ています。読むだけでも結構面白い!ですよ。

スーツケースの中身は少めに

 これは【こぼれ話】のコーナーを参照して下さい。特におみやげをいっぱい購入する予定の人は注意です。私は、当初おみやげをあまり考慮していなかったにも関わらず、最後はスーツケースに入りきれず、すべて現地ガイドさんに、ぜ〜んぶプレゼント〜。ガイドさん泣いて喜んでました。(ニコニコ)。さらに”たばこ”もカイロ空港の金属探知担当のおにっちゃんに1箱丸々プレゼント。ふとっぱら〜。このおにっちゃん、たばこ好きそうで私の胸ポケットをジロジロ見てたから。
 なによりも感動を与えてくれたエジプトに感謝を込めてだよー。でも、もう全部吸っちゃったんだろうなあ。



以下に資料を少し、、、

 → (上)1エジプトポンド (中)1USドル (下)1万円。

 エジプトの紙幣はとにかく汚い!上の1枚は特別上等な部類(本当に。)使いこんで凄い紙幣は、図柄が全然見えない。財布にもしまいたくなくて、チップに使おうとしたらエジプト人すら受け取らない(おいおいっ)というすさまじさ!もともと、紙の質から違うんだろうなあ。日本のお札は極めて優秀な紙で、優秀な印刷技術だと実感しますっ!

 → 上の1ポンド札のいたずら書きを拡大。

 そして、メモ代わりにイタズラ書きが多い。(これも本当です。)ちなみに上のお札。最初はイタズラだと思っていたが、よく見ると計算式。解読すると””67+25=92”と読める。(エヘン、プイプイ!)でも、暗算でできそうだけどなあ〜、、、、。

 → ホテルグランド・ハイアット・カイロで4千円を両替。
 1ポンド約17.7円で225ポンドに。何を書いているかさっぱり意味不明な受領書。数字しか読めない。

→パスポート7ページの押印スタンプ

 左が日本出国時、右が帰国時。どちらも新千歳空港。

→パスポート32ページの押印スタンプ。なんという無駄なページの使い方?
  エジプトだけで、丸々1ページ使っている感じ。一生懸命解読したが、さっぱり読めない、、、

 上段がルクソール空港で取得のVISAと入国スタンプ。下段がカイロ国際空港より出国時のスタンプ。VISAは通常15USドルだが、団体は手数料込みで、なんと25USドル。手数料10ドルは暴利だぁ〜。
 
 ちなみに添乗員さんのパスポートを見せてもらうと、スタンプだらけでびーっしりー!世界中飛びまわってる雰囲気が見ただけでわかる。うらやましいなぁ。でも本人は「そうでもないですよ、ホホホ。」、、、どう言う意味だろ?

【パスポートについて】
  私のは5年有効(黒)なので32ページ。10年有効(赤)は48ページあるそうです。(なぜ2倍じゃないのかな?)内容は、0ページ目に写真その他の個人情報が掲載。1ページ目が日本国外務大臣の要請文。2ページ目に注意事項が書かれていて、3ページ目が渡航先記入蘭。4〜6ページは追記の蘭になっており、氏名変更や住所変更時に使用するようです。で、その後7〜32ページが査証のページ。全体のページに”さくらの花”のすかしが入っていますが、5〜6ページだけは”富士山”のすかし。以前テレビで放映していましたが、その他にもさまざまな偽造防止技術が入っているようです。(わざとスペルをミスしていたり、特殊な光で写真が浮かび上がったり。)

→エジプト入国カード    →エジプト出国カード

 どちらも記入見本。出国カードの図柄はギザのピラミッドをバックにしたスフィンクス。なぜか実際には見えないカイロタワーも右にニョッキリ。(本物はグレーとブルーのカラーが入って美しい。)入国カードは添乗員さんが記入。出国カードは現地ガイドさんが、なんとアラビア語で記入してくれた。自分で記入すると思っていたから予習していったんだけど、書けなかった。

 搭乗券(ボーディングパス)の半券。半券でもでっかーい。

  (上段)は新千歳→ルクソール行きの半券。通常はこのように小さい方のをくれるが、、、
  (下段)はカイロ→新千歳行きの半券。なんと!エジプト航空はこーんなに大きい半券をくれる。

 → ちなみに、その半券の裏、、、さ〜っぱり読めない、、、

 → 航空券(パッセンジャーチケット)。 搭乗券ではありません。
 
   (上段)が国際便の往復航空券2便分。 (下段)が予約済のエジプト国内航空券5便分。

→ どうでもいい写真ですがスーツケースタグです。

 左から、ルクソール行き、アスワン行き、カイロ行き、新千歳行き。
 ちなみに、アブシンベル行きの飛行機にはスーツケースタグは必要ない。荷物はアスワン空港に置きっぱなし
 紙なので一見、簡単に破れそうに見えるが、何層にもなっていてなかなか破れない。なるほどー。

→ ルクソール空港でアーミーナイフが御用になった時。

 搭乗券は没収され、事情聴取を受け、まるで犯罪者扱いで、もう恥ずかしい恥ずかしい。
 いやぁ、怒られた怒られた。あれだけなんでもしゃべるヘジプト人が無口になって睨まれる。
 裏はシールになっていろいろな物に貼れる。

→ ちなみに、こんな感じでアーミーナイフに固定される。

 小さくて貼る場所がないので、ベルト通しに回り込ませてピタッ。
 これで”機長預かり物”扱いになり、囚われた宇宙人のように小さくなり搭乗。
 アスワンですぐに返してもらったけど。黒いケースの中にアーミーナイフが入ってます。


→ 日本の電気機器使用セット。

 (上)延長コード (左)変圧器 (右)Cタイプ変換プラグ

 ホテルの自室でコンセントを見つけたら、まず(右)の変換プラグを差し込み(左)の変圧器をつなぎ
 (上)の延長コードをつなげばセットOK!   (^_^)v オッケー。準備かんりょー。
 さっそく、ビデオ本体と予備バッテリと携帯電話をつなぎ充電開始。さらにのーんびりポットでお湯を
 沸かす。バッテリ充電器は1個しかないため本体と協力しても充電完了に3時間はかかる。でも、こ
 の作業をし忘れると明日の観光が悲しいことに。もちろん忘れることはない。
 
 ※)ちなみに変圧器は電子式で1000W可能は大丈夫ですがトランス式は注意しましょう。
   ”18Wまで”とか”電気ポットは使えません”とか書いていると危ないです。
   電気ポットの使用W数はとても大きいですから。



→機内食より持ち帰り。上からおしぼり、つまようじ、塩の表面と裏面、こしょうの表面と裏面


 → エジプト考古学博物館のブックショップでガイドブックを購入した時の袋。

 → 同じく2件目のブックショックで違うガイドブックを購入した時の袋。


 【入場チケット一覧】

  遺跡にはチケットを購入して入場する。1枚目は王家の谷のチケット。このチケット1枚で3箇所の王墓に
 入ることができる。
  不正防止のため、ラムセス9世王墓に入るとき右上を破られ、ラムセス6世王墓に入る時に右下を破られ
 ていて、いかにもエジプトらしい。ちなみにツタンカメーン王墓に入るには別チケットが必要。
  2枚目はエジプト考古学博物館の観光客用入場券20ポンド(約400円)。3枚目は博物館の中のミイラ展
 示室(マミールーム)観光客用のチケット40ポンド(約800円)。カイロ博物館だけで1200円とは高い。ツアー
 なので一切購入しなくて良いが、一般観光客は結構つらいかも、、、

         
王家の谷30ポンド       カイロ博物館20ポンド     ミイラ展示室40ポンド

        
ルクソール神殿20ポンド   カルナック神殿20ポンド    ラ・モーゼの墓12ポンド   

        
ギザ地区と河岸神殿20ポンド 第3ピラミッド10ポンド     シタデル20ポンド

          
切りかけのオベリスク10ポンド アブシンベル神殿30ポンド   グレコ・ローマン博物館16ポンド

            
コム・エル・シュカファのカタコンベ   ポンペイの柱6ポンド     メンフィス遺跡14ポンド
12ポンド

       
ダハシュール10ポンド       サッカラのピラミッドコンプレックス20ポンド




 → 絵葉書。ギザの音と光のショーの一場面を写した写真。
 ↑サッカラの階段ピラミッドで若いエジプシャンが「サッカラバッカリ、ギザバッカリ、20マイ 1ドル!」
   と言いながら売っていた絵葉書。20マイで1ドルとは安い。1枚5円ほど。でも、これも観光客価格
   なんだろうな?でも写真の質はなかなか良い。


 カイロのグランド・ハイアット・カイロ。ローダ島先端にある。→ 

 グランド・ハイアット・ホテルから写した向かいの島ゲジーラ島。→ 

    中央やや左にエル・ゲジーラ・シェラトンホテル。その奥やや右にカイロタワー。 ↑


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