日本髪
2003年10月12日
青梅・沢井にある「櫛かんざし美術館」にて、日本髪結髪実演を観てきました。
 髪結師  林 照乃 さん(写真内白いシャツの方)  解説者  橋本 澄子さん(写真がありません…)
「櫛かんざし美術館」

右のモデルさんの髷は「島田」
これから左のモデルさんの髪を結います。

このモデルさんは腰ぐらいまで髪がありました。
まず、髪に鬢づけ油をつけ、5等分にします。
それから、頭頂部を土台にします。

前髪・鬢・たぼ・髷
― 前から ―
髷があまり、張りだしていません
粋ですねぇ
― 横から ―
たぼが結構出ています。
これも、髪の毛だけでなく、
「いかり」などと言われる道具が
髪の中にはいっています
― 後ろ姿 ―
元結の飾りは、帯留めだそうです。

昼夜帯で、後ろ姿が(帯結びが(角出し))
また良いですよね。
先程の髪を解いて、
島田に結い直します、まず
鬢の髪をとかしています。
鬢は透けて向こう側が見えるぐらいが、
きれいなのだそうです。
画像では、見えにくいのですが、
鬢に器具をあてて、形を作る
鯨のひげとか、何とか…

髷を作る作業、付け毛を足しています。
いろいろな、付け毛や、櫛や、道具が必要なこと、
がわかりました。どんなに髪が長くても、
自分の毛だけで作ることが出来ないようです。
できました。
すてきですねぇ。
どうです・・・横の髪の毛は
透けて向こうがみえるでしょう。
髪の艶がよくわからなくて…
ざんねんですが、綺麗でした
モデルさんお二人、
同じ島田でも髷の脹らみや広がりで違ってきます
また、その人の頭の形でも違ってくるそうです
真ん中の白いシャツの方が、貴重な結髪師の「林さん」です
今は、あとを継ぐ方がいないとか…修業で逃げてしまうとか…
お好きな方なら1年半ぐらいで結えるようになるとかならないとか…
やってみたいなぁ。。。結ってもらうのも、結うのも。。。