勝てそうで勝てない。
そんなレースが続いた今シーズンでしたが、岡山大会でやっと一勝をあげることが出来ました。
ドライバー、メカニック、一丸となって全力をつくし、待ちに待った瞬間となりました。
そして一番力になったのは、大勢の皆さんの暖かい声援でした。
今は大学生になられた息子さんが、生まれる前から応援に足を運んでくれた名古屋のご家族。
松本選手の出身地広島から駆けつけてくれた皆さん。
東京、静岡、大阪、和歌山など、各地の皆さん、本当にありがとうございました。
金曜日の専有走行は、今年からフル参戦の近藤選手に時間を使い、
コースに慣れてもらうことに専念しました。
小雨が少し残る中、予選は始まりました。
Aドライバーの下垣選手、自身の目標には少々届かなかったが、タイヤ温存のため終了。
続くBドライバーの松本選手。
好タイムを出したものの0.2秒差で惜しくも2番手。
A、Bドライバーの合算タイムも2位で、惜しくもポールポジションは逃しました。
迎えた決勝日。
スタートドライバーは松本選手。
スタートしてほどなくトップをかわす。
20号、59号、6号の3台のトップ争いは今までにないデッドヒートを展開。
3台の差は広がらない。
そして43周目、1回目のピットイン。
近藤選手に交替。
本人に課せられた目標タイムでコンスタントに周回を重ねる。
専有走行が有効だったようだ。
上々の走りをみせてくれました。
6号車との差は徐々に広がり、59号車とは20秒前後で推移する。
74周目、2回目のピットイン。
残り50分を下垣選手に託す。
その直前には6号車がトラブルでピット作業に入り、大きく遅れ、トップ争いから離脱することとなる。
残り30分あたりで59号車がピットイン。
この時の差が28秒。
しかし残り20分を切ったあたりから、59号車は猛追を開始。
冷静に判断、逆算すれば、下垣選手のペースなら、残り時間と周回数から抜かれることはないと確認。
事故なく完走することを指示する。
そして104周目、クラストップで無事チェッカーを受けることが出来ました。
3時間レースの1時間目も2時間目も終始トップを譲る事なく完走できました。
残り1戦になってしまいましたが、次回オートポリス大会でも全力を出し切るレースをして、
今年を締めくくりたいと思っています。
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