2017年のスーパー耐久レースは昨年に比べ、色々な面で変更されましたが、
その辺は徐々にお話しするとして、とりあえず全クラスを2グループに大きくわけ、
我々の参加する2クラスはグループ2に属することになりました。
第1戦もてぎ大会においては”グループ2”は土曜日の朝に予選を行い、
午後に即決勝というハードなスケジュールとなりました。
金曜日の夜からの雨で、朝一番8時からのAドライバー下垣選手の予選時は、
路面は濡れ、ウエットタイヤでのアタックです。
クラス2番手で無事終了。
続くBドライバー松本選手はドライタイヤを。
路面がドライに変わっていく中、ライバル車もドライタイヤに交換して猛アタック。
好タイムをマークしていきます。
松本選手も最終ラップ、ここでベストタイムかと思われた時、ガス欠状態が発生。
やむなく予選終了。
A,Bドライバー合算タイムをみてみると、残念ながら4番手。
30号車は大健闘、3番手のポジションです。
最近話題になっている、大相撲の稀勢の里関や、フィギュアスケートの羽生選手のように、
決勝では「逆転そして優勝」に望みをかける事になったのです。
午後の決勝時、雨は上がったものの、どんよりとした曇り空。
20号車スタートは松本選手。
1周目で2番手に急浮上。
前を走る6号車、そして後ろから迫ってくる59号車と3台の手に汗握るバトルが始まりました。
29周目、ついに6号車を追い抜きトップに立ちます。
31周目、給油のために1回目のピットストップ。
続いて6号車もピットイン。
35周目には59号車もピットイン。3車ともセカンドドライバーに交替、バトル再開です。
20号車セカンドドライバーは近藤選手。
不慣れなもてぎのコースに、なかなか本来の走りが出来ず苦しみます。
交替から10周目、かなりあったマージンを使い切り、6号車にトップを譲ることになってしまった。
そして2回目のピットストップ。
ステアリングを握るのは下垣選手。
2分4秒、5秒台で快調に周回を重ねる。
10周終了時点では、トップ6号車との差を6秒まで縮めた。
テールトゥーノーズの激戦の末、交替から15周目、ついに6号車をパス。
レースは残り35分。
このデッドヒートでガソリンを大幅に使ってしまった。
ゴールまで燃料はもつだろうか・・・不安がよぎる。
ピット内モニター画面に目をやると、なんと6号車がコース上にストップしているではないか。
どうした・・・
これからは燃費走行に切り替え、なんとかゴールまでピットインする事なく走行してもらいました。
ピット内、スタッフ一同、祈る気持ちでした。
昨年の岡山大会以来、そしてもてぎ大会は2015年の第一戦以来、2年ぶりの優勝です。
逆転し、逆転され、また逆転と、めまぐるしい展開の中、勝ち取った優勝です。
30号車もS耐初参加の大波選手の安定した走りに加え、
ベテランドライバー達の連携プレーも見事でした。
2台ともノントラブルで完走でき、表彰台に上れた事、本当にうれしく思います。
応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
次回もがんばります。
第2戦菅生でお会いしましょう!!
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