第一表 原告坂井に対する退職勧奨

回数 月日 曜日 勧奨者 時間 場所 態様
2/26 校長 2〜5分 校長室 校長を通じ、退職の意思を打診。本人はその意思の無い旨を表明。
3/12 八木 11/45〜14/30 市教委 職務命令による呼び出しにより出頭。本人は退職の意思のない旨
を言明。
3/14 八木、河田、
森、古谷
14/30〜16/00 市教委 職務命令による呼び出しにより出頭。本人は退職の意思の無い旨
を言明。やぎは、「退職をすすめに、お宅に行って奥さんに話しても
よいですよ。」という。
3/16 八木、河田、
古谷(校長)
10/10〜11/30 市教委 職務命令による呼び出しにより出頭。本人は退職の意思のない旨
を言明。
3/17 河田、森、
古谷
13/00〜16/00 市教委 本人は退職の意思のない旨を言明。なおこの夜本人は宿直であっ
たが、その際、現下関市教育委員長職務代理者西村五男より勧奨
の件を聞いた旧下商職員中川力が訪れ、本人に対し退職勧奨する。
3/18 古谷 15/35〜16/10 市教委 本人は退職の意思のない旨を言明。
3/19 岡田、古谷 14/50〜16/00 市教委 本人は退職の意思のない旨を言明。
3/23 (不在) 14/00〜 市教委 約束どおり出頭するも不在。
3/24 古谷、河田、
15/00〜15/50 市教委 本人は退職の意思のない旨を言明。
10 3/26 校長 15/10〜16/00 校長室 講師となるよう勧奨。本人はこれを断った。
11 4/2 八木、河田、
古谷
13/35〜14/30 市教委 講師となるよう勧奨。本人はこれを断った。
12 4/3 古谷、大谷 13/30〜14/20 市教委 講師となるよう勧奨。本人はこれを断った。
13 4/23 八木 不明 下商教
員室
電話で「本人の退職の意志の有無」を代理人中野に尋ねてきた。
同人は本人の意思を確認し、翌二四日「退職しない」旨回答した。
14 5/8 八木 不明 市教委 「本人の退職の意志の有無」を代理人に尋ねた。
15 5/13 八木 不明 下商教
員室
電話で「本人の退職の意思の有無の確認」を代理人中野に依頼し
た。同人は本人の意思を確認し、翌一四日「退職しない」旨回答した。
16 5/27 八木、岡田 14/20〜14/40 市教委 「心境について聞きたい」との職務命令で出頭したところ、「心境は
かわらないか」と尋ねたので、ほんにんは「変わらない」と答えた。

注 勧奨者欄に記載した者の職名は次のとおりである(第一、第二、表に共通)。
   八木   教育次長兼学校教育課長(被告)
   岡田   学校教育課課長補佐
   古谷   同課主査
   藤原   総務課長
   河田   指導室長
   大谷   指導主事
   森     指導主事

第二表  原告河野に対する退職勧奨 

回数 月日 曜日 勧奨者 時間 場所 態様
2/26 校長 2〜五分 校長室 校長を通じ、退職の意思を打診。本人はその意思のない旨を表明。
3/12 八木、古谷 14/15〜16/30 市教委 職務命令による呼び出しにより出頭。本人は退職の意思の無い旨を
言明。
3/13 八木、藤原 16/15〜16/40 市教委 職務命令による呼び出しにより出頭。本人は退職の意思の無い旨を
言明。
3/16 河田、古谷 13/00〜14/15 市教委 職務命令による呼び出しにより出頭。本人は退職の意思の無い旨を
言明。
3/17 八木、河田、
森、古谷
11/30〜12/30 市教委 本人は退職の意思の無い旨を言明。
3/18 古谷 14/45〜15/20 市教委 本人は退職の意思の無い旨を言明。
3/19 八木、岡田 10/25〜12/00 市教委 本人は退職の意思の無い旨を言明。
3/23 (不在) 12/00〜 市教委 約束どおり出頭するも不在。
3/24 古谷、河田、
14/00〜14/50 市教委 本人は退職の意思の無い旨を言明。
10 3/26 校長 16/00〜16/30 校長室 講師となるよう勧奨。本人はこれを断った。
11 4/2 八木、河田、
古谷
14/30〜15/30 市教委 講師となるよう勧奨。本人はこれを断った。
12 4/3 古谷、大谷、
岡田
14/25〜15/30 市教委 講師となるよう勧奨。本人はこれを断った。
13 4/23 八木 不明 下商教
員室
電話で「本人の退職の意思の有無」を代理人中野に尋ねてきた。
同人は、本人の意思を確認し、翌24日「退職しない」旨回答した。
14 5/8 八木 不明 市教委 「本人の退職の意志の有無」を代理人に尋ねた。
15 5/13 八木 不明 下商教
員室
電話で「本人の退職の意思の有無の確認」を代理人中野に依頼した。
同人は本人の意思を確認し、翌14日「退職しない」と答えた。
16 5/27 八木、岡田 14/00〜14/20 市教委 「心境について聞きたい」との職務命令で出頭したところ、「心境は変
わらないか」と尋ねたので、本人は「変わらない」と答えた。
17 5/27 八木、 22/30〜22/40 河野宅 「市議会に研究物を提出したい。こんな優秀な先生がいらっしゃるこ
とを報告したい。とっさに言ってもいけないので前もってお知らせする」
と本人に電話した。
18 5/29 八木 22/30〜22/35 河野宅 本人に電話して、研究物の提出を催促し、また市教委勤務を暗示した。
19 6/1 八木 21/30〜21/38 河野宅 河野宅に電話し、本人が不在であったところ、河野夫人に対し、研究物
の提出を督促し、更に伊勢木校長の病気に言及し、その原因が河野本
人にあるかのように言い、河野夫人を苦しめた。同夫人は苦痛に耐え
冷静に応答したが、かねて患っていた心臓疾患が悪化し、また不眠に
悩まされるようになった。
20 6/9 八木、大谷 不明 市教委 「人事について話があるので出頭せよ」の職務命令で出頭したところ、
「市教委勤務」を内示した(本人は同月11日に電話でこれを断った)
21 7/14 八木 不明 下商教
員室
八木は、中原校長代行を通して「人事について話があるので出頭せよ」
との職務命令を発した。