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007 ゴールドフィンガー(3)

ショーン・コネリー主演 ガイ・ハミルトン監督作品。
金の取引商ゴールドフィンガーの密輸を探るため、007=ジェームズ・ボンドはマイアミで彼に接触。
まず彼の秘書ジルと愉しむボンドだったが、何者かに昏倒させられてしまう。目が覚めると、ベッドの上でジルが全身金色に染められて死んでいた。
スイスでゴールドフィンガーを追跡するボンドは、女殺し屋ティリに命を狙われる。彼女をかわす内、ゴールドフィンガーを見失うが、 オーリック産業という会社が密輸基地とにらみ、潜入していると、再びティリと遭遇。だが聞くと、ティリはゴールドフィンガーの命を狙っており、というのも彼女はジルの妹であり、復讐を果たそうと考えていた。
しかし、感づかれてしまった二人、ティリはよろず屋と呼ばれるゴールドフィンガーお抱えの殺し屋に始末されてしまう。一方、ボンドも処刑されることに。だがボンドは巧みな口車で生き延びるのだった。

結末 ネタバレ注意

囚われたままのボンドはアメリカ・ボルチモアに移送され、しかし難なく脱出。
一方、ゴールドフィンガーはアメリカのマフィアたちを集めて、グランドスラム作戦を説明。
デルタ9というガスを使い、兵隊を眠らせ、その間にアメリカの金塊貯蔵庫の金を頂くという。
しかしそれはフェイクで、ゴールドフィンガーは集めたマフィアを全員始末。そしてボンドと対峙する。
ボンドはゴールドフィンガーの真の目的が、デルタ9で兵隊を殺し、核爆弾で貯蔵庫の金を放射能汚染させ無価値にし、アメリカを経済恐慌に陥れ、自分の所持する金の価値を吊り上げる事だと知った。
そして作戦が実行され、デルタ9で兵隊だけでなく、ボンドを陰で護衛していたCIAのレイターたちも殺されてしまうのだった。
ボンドは爆弾とともに金庫に残され、ゴールドフィンガーが帰ろうとしたその時、死んだと思われていたレイター達に作戦が伝わっており、激戦が開始され、ゴールドフィンガーは将校に化け、敵兵だけでなく味方の科学者も始末し、逃げる。
一方、閉じ込められたボンドは頑強なよろず屋と対決、肉弾戦が効かず、電気ショックで倒し、爆弾処理に急ぐ。だがすんでのところで味方と専門家が駆け付け、事なきを得た。ボンドはレイター達に作戦を伝えてくれたプッシーに感謝した。
ボンドは帰途の飛行機で、安堵も束の間、逃げ延びたゴールドフィンガーの急襲を受ける。なんとかそれを制し、不時着した飛行機の傍で救援を待つ間、ボンドはパイロットのプッシーと愉しむのだった。
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管理人の批評

1964年、イギリスの作品です。
共演:オナー・ブラックマン ゲルト・フレーベ ハロルド坂田 バーナード・リー デスモンド・リュウェリン
この作品は007シリーズ3作目であり、007の任務がいかに重要かつ、巨大なものかを描いた作品です。
それまでの蓄積からか、今作はなんとボンドガールを3人も投入。ボンドをモテ男に描きたいのと、すべてにおいて007を大掛かりなものにしたかったというのを感じ取れます。
こぼれ話やキャストの逸話などについてはウィキペディアに書いてあるものが面白いので、今回は割愛します。
ハロルド坂田氏が演じたよろず屋オットジョブですが、ニンテンドー64版「007 ゴールデンアイ」の対戦モードにてその姿を確認することができます。もの好きな方はどうぞ。
初公開からすでに50年以上が経ち、文章で読むとギャグにすら感じられますが、当時は間違いなく最高のエンターテインメントだったことでしょう。色っぽいシーンも多々ございますが、家族そろってご覧ください。