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007 サンダーボール作戦(4)

ショーン・コネリー主演 テレンス・ヤング監督作品。
殺された同僚の葬儀に参列した007=ジェームズ・ボンドは、彼の夫人に変装した犯人、スペクター6=ジャック・ゴバール大佐の行き先に先回りして格闘。仇を討つ。
だが追手が現れ、ジェットリュックを背負って、屋敷から脱出。ボンドカーに乗り込み、防弾ボディで攻撃を防ぎ、放水で逃げ延びた。
ジャックの死に怒るスペクター。だが次はスペクター2=エミリオ・ラルゴの計画が発動。ラルゴの手下が空軍将校ナーバル少佐と入れ替わり、爆撃機EF759を強奪。 受け取りに来たラルゴは、海中で手下である偽者を始末し、核と起爆装置を奪取した。
続いて、ボンド抹殺に失敗したアンジェラの上司リッペン伯爵がボンドを追う。だが伯爵はスペクターの謎の女ライダーに始末されてしまうのだった。
00(ダブルオー)エージェントの会議に遅刻したボンドは核を奪取され、それをネタにスペクターから強請りを受けていることを知り、 そしてMはサンダーボール作戦を発令した。

結末 ネタバレ注意

ボンドはバハマの海でドミノと接触し、カジノに入り、ラルゴに挨拶する。自室に戻ったボンドは部屋の前でCIAのレイターを待たせ、レコーダー音で辿り、待ち伏せしていたクリストを追い返した。
クリストはラルゴの元に戻り、サメのエサにされた。
ボンドはポーラ、ピーターと合流。時計の鐘がいつもより多く鳴る暗号の報せで、ボンドはQから放射能探知時計と高性能カメラを貰い、海中へと潜入。
ラルゴに見つかり、襲われるのを振り切り、ヒッチハイクでフィオナの車に乗せてもらう。だがフィオナは車を暴走させ、ボンドを驚かせながらも、ホテルへと到着した。
翌日、ボンドはラルゴ邸へ遊びに。しかしそのボンドの留守中を狙い、ポーラがフィオナとその部下に捕まってしまう。
祭を楽しむボンドは、ポーラが行方不明と知り、ラルゴ邸へと急ぐ。だがポーラは服毒自死した。
撤退しようとするボンドだが、捕まりプールへと落とされる。だが相手を殺し、サメの穴から脱出した。
ボンドがホテルの部屋に戻ると、フィオナが入浴中。2人はベッドイン。そして祭りの支度を整える。だがボンドは知らなかった。外にはフィオナの部下がいることを。
捕まり車で拉致されるボンドだったが、車は祭りの渋滞に嵌まり、ボンドは酒を薦めてきたおやじの酒をこぼし、フィオナのタバコで火をつけて、その隙に逃亡。だが脚を撃たれ、それでもなお逃げる。
止血したボンドは、祭りの中でフィオナに捕まり、踊ることに。そして仲間からの狙撃で、フィオナを始末した。
なかなか解決に至らず、焦れる内務大臣は約束金の支払いと爆撃の両方を準備する。
一方、海中で飛行機を見つけたボンドは、偽物の死体からタグと時計を回収。その二つを彼の妹ドミノに見せ、ドミノは協力を誓った。
ラルゴ殺しの依頼を受けたボンドは、川に架かった橋の階段が屋敷に通じていると聞き、立入禁止の場所へ潜入。夜、やって来たラルゴの部下の1人と入れ替わり、隠し場所の核を回収する。だがバレてしまい、閉じ込められてしまう。そしてドミノまでバレてしまった。
拷問にかけられそうになるボンドだったが、クーツ博士がラルゴを呼びに来たため、中断。その隙に島の谷底から出たボンドはレイターの乗ってきたヘリに救助され、目標はマイアミの難破船だと告げた。
降下するボンド隊とラルゴ隊の激しい海中戦が展開され、たまらず船で逃げるラルゴ。その船にしがみつくボンド。ラルゴは船団から逃げきるため、後部を切り離し、高速艇で逃げた。そんなラルゴに嫌気がさしたクーツ博士はドミノを助けて口添えを頼んだ。
残り一つになった原爆だが、クーツ博士が起爆装置を海に捨て、ボンドはラルゴたち3人を相手に格闘。ピンチに陥り、しかしドミノがラルゴを射殺。船が暴走し、クーツ博士に浮き輪を持たせて、3人は海へとダイブ。
ボンドとドミノは救命ボートに乗り、気球を付け、回収され飛んだ。
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管理人の批評

1965年、イギリスの作品です。
共演:クローディーヌ・オージュ バーナード・リー
この作品は前作、「007 ゴールドフィンガー」の圧倒的なインパクトを経ながらも、製作された映画です。やはりイギリスではシャーロック・ホームズやハリー・ポッターのように、人気のヒーローは小説から登場する、という公式が出来上がっているのかもしれません。 かつてコナン・ドイルがホームズをその死をもって終わらせた時、出版社の前に愛読者が殺到したという史実がございますから、英国人にとっての小説、そして主人公がいかに憧れかというのが、長期シリーズという結果に現れています。
この作品はのちに「ネバーセイ・ネバーアゲイン」というリメイク作品に選ばれたシナリオでございます。画が大きく変わっていて、一見すると同じ作品とも思えない素晴らしい作品になっておりますので、もしお気になりましたら、ぜひご覧ください。
この作品は、全シリーズがそうでしょうが、特に、女性には理解のできないモテ方だと思います。いろんな女をとっかえひっかえというのは、やはり昭和の昔のがむしゃらな、モーレツな男の憧れだった事でしょう。 ただ外国では、セックスは健康の現れでもありますから、性欲は不思議なことではないと思います。ただワンナイトラブがそうそうあるとも思えませんが…。
ただそれを差し引いても、数々のアクションやスケールの大きなストーリーは、大作映画として十分なものを備えています。ぜひご覧ください。