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エイリアン

シガニー・ウィーバー主演 リドリー・スコット監督作品。
鉱石2万トンを載せて地球へと帰還する宇宙船ノストロモ号。
だが、中枢機能であるマザー・コンピュータが謎の信号を捉えた為、地球へのコースを外れ、その星へ調査へ向かう事にする。
その星に不時着し、衝撃で装置が壊れてしまうものの、船員達は上陸して、信号の発信源へ。
通信回線が途切れてしまうものの、調査班は突入。すると隊員のケインが謎の生物に襲われてしまう。
調査班はケインを連れ帰還し、ケインの調査を行う。その謎の生物はヘルメットを貫通して、ケインの顔を塞いでいた。切り取ろうとすると強い強酸が船を貫き、動かす事が出来ず、やむなく昏睡状態のケインをそのままにする。
少し経ち、ケインの様子が異常だとなり、医務室へ行くと、謎の生物は剥がれ落ち、死んでいた。危険を承知で、通信士のアッシュは、調査の為その死骸を持ち帰るという。
宇宙船は予備を使った応急処置で離陸。地球まで10カ月掛かるというが、ケインが目覚めたので、皆安心し、食事を摂る。
だが、ケインに異変が起きる。ケインは突然暴れ出し、彼の体を、謎の生物が中から食い破って飛び出した。

結末 ネタバレ注意

謎の生物は逃げてしまい、船内を捜索するも見当たらず、船員達はケインの遺体を弔い、葬る。
二手に分かれて謎の生物の捜索をし直すが、ペットの猫を捜索していたブレットは、謎の生物が脱皮した皮を見つけ、あらためて猫を呼ぶと、巨大化した謎の生物に襲われ、殺された。
ダクトに逃げ込まれたため、マザーにもお手上げ。ダラス船長が火炎放射器を持ってダクトに向かうものの、姿を現さないエイリアンに不意打ちされ、やられてしまった。
火炎放射器を回収し、憤るパーカー達。リプリーはマザーに現状を打破するための質問を繰り返す内、科学責任者のアッシュが、「乗組員を放棄してでもエイリアンを持ち帰れ」という指令を課せられていると知り、驚く。
するとそこにアッシュが現れ、リプリーはパーカー達に伝えようとするも、アッシュに殺されかけ、パーカー達に助けてもらう。アッシュはロボットだった。
アッシュを修理するが、希望となる答えは無く、また破壊。
リプリー達は宇宙船を爆破し、シャトルでの脱出を決意する。
シャトルの準備をしていたリプリーは愛猫が気になり、捜索。
ようやく猫が見つかり、回収するが、パーカー達の方にエイリアンが出現。リプリーはすぐ急行するが、2人は殺され、リプリーは爆破を止めようとするも、シリンダーを戻しても爆破リミットは迫るばかり。
リプリーは火炎放射器と猫を抱えてシャトルへ飛び乗った。
リプリーは脱出に成功し、宇宙船は爆発。眠りに就こうとするリプリーだったが、エイリアンが現れ、宇宙服を着てガスで攻撃。ハッチを開け、銛で外へ追い出し、とどめに噴射で追い出した。
最終報告を出したリプリーは、ようやく眠りに就いた。
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管理人の批評

1979年、アメリカの作品です。
共演:トム・スケワット
SFホラー、SFサスペンスというジャンルが既に79年に確立されていたのかと思うと、アメリカの進歩性に脱帽です。
この映画の作り方は、エイリアンが姿を現し、闘うとクライマックスなので、そこまで足踏みのように進んでいくという演出が行われていますが、やはりその強力なエイリアンでありながら、すぐに現れて人間達を絶滅に追い込んだり、宇宙船を破壊したりという凶行に走らないという矛盾が、映画の良い所であると思います。
そもそも宇宙だの、地球外生命体だのと、全てが空想に過ぎないものであり、幸か不幸か、我々人類は地球外生命体に出くわしておりません。ともすれば私達と同じように人間体であり、地球に到着するまでのなにかでグレイのような姿になってしまったという事も無くは無いわけです。
にもかかわらず、モンスターを創り上げ、このような後世に残る作品を創り上げてしまったわけです。
また、こんな危険な宇宙に飛び立つという事は、余程の勇敢なる人物だろうという想像を人類に、少なくともアメリカ人にさせる事が、宇宙開発の後援になっているのかもしれません。
雑学を一つ述べさせてもらうと、「ALIEN」という単語は「異邦人」という意味で、「地球外生命体」の事ではありません。
かつて日本でも国際線の空港ゲートでは、外国人入国者のゲートにこの単語が使われていました。ですが、この映画の大ヒットにより英語圏からクレームが出るようになり、改められたそうです。