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バッドボーイズ2バッド

ウィル・スミス マーティン・ローレンス主演 マイケル・ベイ監督作品。
アムステルダムで製造された麻薬「エクスタシー」がマイアミへと海から運ばれた。
一方、マイアミ警察はマイクとマーカスをオカルト教団に潜入させ、殲滅させた。だが予想と比べ、エクスタシーの押収量は極めて少なかった。
休日、また情報が入り、マーカスの妹で麻薬捜査官のシドがアレクセイのアジトに潜入。だが駐車場で謎の黒人達に襲われてしまい、シドは逃げる。
突如現れたシドに驚くマイクとマーカスだったが、すぐに追って、カーチェイスに。
激しい銃撃戦を繰り広げ、レッカー車を抑え、犯人達を逮捕。だが二人は初めてシドが麻薬捜査官と知り、驚いた。
そしてシドは金を取引相手に渡し、任務を完了させた。
ハワード警部にケツを叩かれ、2人はとあるアジトを強襲する。そこで入手したビデオに葬儀場が映っており、ハッカーのフレッチャーに解析を頼むと、ボスの正体がジョニーとわかる。
電話記録を盗聴し、害虫駆除業者に化け、潜入する。
一方、ジョニーはアレクセイを脅迫し、彼のクラブ全てを奪い取る。
変装がばれた2人は逃亡。シュレッダーにかけられたゴミから、殺されたアレクセイの部下ジョセフがロシアンマフィアであると掴み、更に盗聴テープから、ジョニーとシドが会う事を知る。
交渉を済ませたシドに、2人は危険を伝えるが、シドはマイアミ警察の不甲斐なさにこの件について目を瞑るよう求めた。

結末 ネタバレ注意

2人はジョセフの友人が教団の中にいると知り、非協力的なその友人を拉致。
エクスタシーの引き渡し場所に向かい、マーカスはマイクとシドが恋仲であると知って憤る。
エクスタシー入りの棺を乗せた船を尾行し、車を追うもバレてしまい、カーチェイスに。
敵は車を乗り捨て、だが棺は持って行かれ、逃げた男を追って電車へ。そこでマイクは男ともみ合い、殺されかけ、反抗し、相手を電車の下敷きにしてしまった。
ハワード警部はジョニーに怯え、2人に手を引けと命じる。マイクはマーカスが転属願を出している事を知らされる。
2人は葬儀場へと潜入。金と薬を見つけ、2人は脱出するが、マーカスが誤ってエクスタシーを呑んでしまい、ハワードの家へ行き、証拠を見せる。ハワードも了承し、マーカスを介抱した。
翌日、ジョニーは2人の正体がギャングでなく、刑事と知って、シドの正体に気付く。
火葬場を襲撃したマイク達だが証拠が無く、車を追跡し、波止場へ。ヘリコプターでボートを止め、押収に成功した。
だがジョニーはシドを人質に1億ドルを要求。警察署はCIAやデルタフォース、身内の革命軍と協力して、キューバに乗り込む。
ジョニーの屋敷の近くにアジトを設け、サッカーに興じる防衛兵たちをラジコン爆弾で驚かせ、バズーカ、マシンガンで強襲。
シドを救出したものの、敵キューバ軍の増援に逃げ道を絶たれ、屋敷を爆破し、マイク達はハマーで脱出。ジョニー達に追われ、麻薬の村を踏み潰す。
だが米軍基地の前でジョニー達に捕まってしまうも、そこは地雷原の上。シドが地雷で一人を倒し、マーカスがマイクの背後のジョニーを射殺。
マイクは喜びつつも慎重にシドに近づき、キスをした。マーカスはそれにウンザリした。
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管理人の批評

2003年、アメリカの作品です。
前作から8年も経っているにもかかわらず復活したのは、やはりウィル・スミスが『メン・イン・ブラック』『ワイルド・ワイルド・ウェスト』等でブレイクしたからでしょう。ハリウッドスターは世界に通用して初めてハリウッドスターになれるのかもしれません。
そこに更にジェリー・ブラッカイマーという名プロデューサーが加わり、今作は前作から圧倒的スケールアップを果たしました。ハリウッドスケール作品に昇格したこの作品の迫力をお見逃しなく。
さて、つい最近、オバマ大統領が国交回復を検討し始めましたが、アメリカとキューバはキューバ革命により国交を完全に断絶しました。キューバ革命はチェ・ゲバラが格差が広がる資本経済主義よりも富の平等分配が基本の社会主義を推進したからです。その辺は、『モーターサイクル・ダイアリーズ』を見てみましょう。
それにより、キューバは今も古いアメリカ車を自分達で修理しながら乗り回していますし、アメリカも葉巻を隠れてコソコソと吸っています。
この映画で扱われるように南米での麻薬精製は問題視されながらも、南米の国々の労働環境となっています。
アメリカはコカインの原料となるコカの葉を愛用する国を厳しく糾弾していますが、ある英国人キャスターの方が「彼らにとってコカは文化。コカインという麻薬にしたのはアメリカである」と、その姿勢を非難されておりました。