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バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲(4)

ジョージ・クルーニー主演 ジョエル・シュマッカー監督作品。
警察から出動要請を受けたバットマンと相棒のロビンはゴッサム美術館へと急行。氷の魔人Mrフリーズと名乗る男が暴れているという。
到着した2人は、フリーズの部下とアイスホッケー風に闘い、巨大ダイヤの強奪に成功したフリーズは、ロケットに乗り込み、バットマンも飛び込み、上昇。
だがフリーズは脱出。バットマンをロケットもろとも、そしてゴッサムシティをも消そうとしていた。
氷の手錠をされ、身動きとれないバットマン。だがロケットの外にしがみついていたロビンに手錠を焼き切ってもらい、ロケットを上空で爆発させるために爆弾を仕掛け、脱出。
2人はフリーズを追いかけるが、ロビンが氷漬けにされ、救助するために、フリーズを取り逃がした。
一方その頃、植物研究所で植物と毒性動物の融合を研究していたアイズリー女史は、共同研究者であるウッドルー博士の研究室で、死刑囚を凶暴な殺人兵器に改造しているのを目撃。見つかり、協力を断ったアイズリーはウッドルーに植物と毒液の下敷きにされてしまう。
一方、ブルース達はフリーズが難病の妻を冷凍保存するため、誤って冷凍液に落ち、体が変異、自らの体を保つためのスーツのエネルギーとしてダイヤを必要としていると突き止めた。
悪人との殺人兵器の商談が成立し、喜ぶウッドリーの元に、復活し、変身したアイズリーが現れ、ウッドルーにキスをするが、毒を注入され、ウッドルーは死亡。アイズリーはポイズンアイビーと名乗り、殺人兵ベインを連れ、研究所を出た。
一方、アイスクリーム工場を隠れ家にするMrフリーズは、自らの体を守るスーツの動力となる冷凍エンジン、そして水槽で水中花のように保存される妻の治療法の完成まで、あと一歩となっていた。

結末 ネタバレ注意

ウェイン邸に執事アルフレッドの姪バーバラが訪れる。
ブルースは天文台への寄附で招かれ、取材に応じている所に乱入してきたアイズリーの森林保護計画を行き過ぎと払い、アイズリーはバットマンと相棒ロビンを標的に選ぶ。
バットマン&ロビンをゲストに、ダイヤモンドオークションが行われ、ポイズンアイビーが毒で男性達を魅了。そこにフリーズが現れ、ダイヤを奪い、ポイズンアイビーは大人しく引き下がる。
フリーズを追いかける中、バットマンはロビンを気遣い、冷凍エンジンを止め、一人でフリーズを逮捕した。
だが、帰宅後、子供扱いにロビンは激怒。ブルースはアルフレッドに相談するが、アルフレッドは自分の異変を悟り、弟と連絡を取ろうとしていた。
収監されたフリーズの元へ、ポイズンアイビーが現れ、2人は脱獄。一報を受け、バットマンは警察とアイス工場を占拠。だがフリーズに冷凍エンジンを奪われ、バットマンと警察はベインに圧倒され、ロビンはポイズンアイビーのフェロモン攻撃にやられ、仲違いしてしまう。
自分のフェロモンが効かないフリーズに惚れたポイズンアイビーは、フリーズの妻の生命維持装置を外し、バットマンの仕業と報告。フリーズはバットマン&ロビンと社会へ復讐を誓う。
一方、アルフレッドは奇しくもフリーズの妻と同じく、マクレガー症候群と診断され、バーバラにディスクを弟に渡すよう託すが、決して中を見るなと注意する。
天文台のパーティーでポイズンアイビーはゴードン署長をたぶらかし、キーを奪い、ロビンシグナルを発動。フリーズは天体望遠鏡を冷凍マシンに改造しようとしていた。
バーバラがディスクを覗き見している中、ロビンは意気揚々と出動しようとするが、ブルースが説得し、制し、フリーズは冷凍マシンを製作中。
バーバラはアジトに侵入すると、既に予期していたアルフレッドのAIから、自分用の強化スーツを託される。
ポイズンアイビーの前に、単身乗り込んだロビンが現れ、ポイズンアイビーはキスをして、虜にしようとするが、ロビンは唇にゴム製シールを張りガード。バットマンも登場するが、 蔓に絡められてしまい、身動きが取れない。
そこにバットガールとしてバーバラが参上。ポイズンアイビーと格闘し、巨大植物の口の中へ。2人を救出し、天文台へと向かう。
フリーズが街を凍らせる中、バットマン達は手下を蹴散らし、天文台に光を集めるため鏡を融かすが、フリーズに襲われ、ロビンとバーバラは落下。2人は戻ろうとするが、ベインに襲われ、格闘。ベインの頭の給液パイプを外し、倒した。
バットマンもフリーズに熱を当て弱らせ、天体望遠鏡をセットするが、フリーズは爆弾を仕掛け、再びロビンとバーバラは落下。今度はバットマンが助ける。
そしてコンピュータをセットし直し、街を解凍。フリーズの誤解も解き、フリーズは改心し、妻とアルフレッドの為、特効薬を差し出す。ブルースはアルフレッドに投与した。
収監されたポイズンアイビーの元に、フリーズが現れ、妻の復讐。
そしてブルース達は快復したアルフレッドと抱き合い、バーバラを正式に仲間と認め、再び動き出した。
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管理人の批評

1997年、アメリカの作品です。
共演:アーノルド・シュワルツェネッガー クリス・オドネル ユマ・サーマン アリシア・シルバーストーン
主演のジョージ・クルーニーは3代目バットマンだそうです。一番エンタテインメントが成長していく時代であり、ある意味アメコミ感のある、一番原作に近い雰囲気を持っている、アナログ感強い作品です。
現在はクリスチャン・ベールが肉体美を見せるダークでリアリティの強いバットマンですが、ある意味、楽しいという雰囲気に溢れていた(悪く言えば、浮かれていた)時代の最高峰のバットマンだと思います。
バットマンについて軽く説明しますと、ゴッサムシティの有力者ブルース・ウェインは、犯罪の多発するゴッサムシティの治安を守るため、犯罪者達の忌み嫌うコウモリの姿を借り、仲間や警察の力を借りながら、時に特殊能力を持つ悪人達と戦うというストーリーを描いたアメリカンコミックです。
アメリカンコミック(アメコミ)の特徴は、
1.日本ほど漫画の地位が高くないという事
2.著作権の帰属が出版社だという事です。
1つ目はアニメがあるのでそちらの方がテレビや映画を使えるので、経済的には大差が付く、そして2つ目は原作者にトラブルがあっても、別の作者を立てて再開する事が出来るという、どちらも資本主義ならではの特徴です。
本当にマンガの世界を現実に合わせようとして作った作品だなあと思います。マンガ実写化の近年の作品との違いで、近年は実写化にあたり、現実世界に彼らがいたらの方向で合わせ、制作しますが、この頃はマンガ世界を全て作ろうとしていた。故に特殊能力を持った人物達をあんな牢屋で収監できるのか?というような違和感も起きつつ、ご愛嬌で流していたわけですが、いつからか観客の目は肥え、嘘を受け入れにくくなった。その結果がドラゴンボールなどに現れているのではと思います。
少なくともこの作品は成功作品ですから、期待して観ても良いと思います。夏の暑さにピッタリな涼作だと思いますので、ぜひお楽しみください。