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奥さまは魔女

ニコール・キッドマン主演 ノーラ・エフロン監督作品。
勝手にハリウッドに引っ越し、家と車を魔法で調達した魔女の娘イザベル・ビグローは家具を買いに行き、そこで父ナイジェルの待ち伏せに遭い、自分は魔法頼りの生活に飽きて、普通の人間の生活と、魔法で思いのままにならない恋をしたいと告白する。
一方、映画がコケてピンチの俳優ジャック・ワイヤットは、マネージャーの勧めで「奥さまは魔女」で再起を狙うため、主人公であるサマンサに、無名の女優を起用するとゴリ押しする。
だがオーディションは難航し、街に出たジャックは、イザベルを見つけ、一目惚れしてスカウト。イザベルは魔女役と聞いて断るものの、ジャックのようなダメ男タイプは新鮮で、必要とされる事を感じ、オーディションでも、スタッフ達はイザベルが例の口の動きが出来る事に満足。本読みチェックで、イザベルは現実と台本、スカウトと求愛の区別が付かず、評価され、受諾するのだった。
当然、父には反対されるが押し返し、初めてドラマ「奥さまは魔女」を観て大笑い。
記者会見にて、サマンサの母エンドラ役を演じる女優、アイリスに大暴れされる。
ナーバスなジャックは公開収録に臨み、ジャックもアイリスも暴走する。
その一方、控室で、ジャックが自分をただの引き立て役として使うつもりなのを聞き、怒るイザベルは、隣人マリア・ケリーの助言で復讐を考え、収録中、魔法でジャックの芝居を妨害。だがアイリスに耳をつまむのを観られ、注意されてしまうのだった。

結末 ネタバレ注意

スーパーで、父にジャックへの怒りを表すが、ナイジェルはアイリスを気になりつつあった。
「アクターズ・スタジオ・インタビュー」に出演するジャックは、イザベルの芝居は全て自分の力だとホラを吹き、テレビを見ていたイザベルは怒り、マリアとスタッフのニーナと復讐を考え、クララおば様が訪ねて来て、呪いを掛ける。
収録日、ジャックはイザベルをたたえながら現場入り。イザベルにすっかりメロメロだった。
調査でも、イザベル人気は99%。あまりの変化に困惑した。
心配して来てくれたアイリスは父に連れ去られ、ジャックにディナーに誘われたイザベルはクララが逃げてしまい、仕方なくディナーへ。
盛り上がってしまい、イザベルは魔法の愛を否定し、時間を「アクターズ・スタジオ・インタビュー」の視聴中まで戻し、別の方法を考える。
高感度がイザベル99%、自分は32%の結果にショックで荒れるジャック。そんな彼に、イザベルは自分勝手だと説教して出ていく。
ジャックはイザベルに謝り、引き止めて、放送は夫婦生活が中心となる。
ジャックとイザベルは本当に愛し合い、公園で中華デリバリーの食事の後、スタジオでデートする。
パーティーが行われ、ジャックの演説に感化されたイザベルは思い切って秘密を彼に打ち明ける。
だが手品だと、魔法を信じないジャックにほうきで宙を回させるが、ジャックはパニックになり、イザベルは怒ってほうきで空へ飛び立つ。一方、ナイジェルはアイリスの不思議な魔力で他の女性を落とす事が出来なくなっていた。
イザベルが辞めてしまい、荒れるジャック。やむなく新サマンサオーディションが開かれるが、ジャックの心は晴れない。
一方、イザベルはジャックの事が忘れられず、ナイジェルはアイリスの虜に。
ジャックは自分の過去の作品世界を彷徨い、先代のアーサーおじさんに真意を確かめられ、イザベルに会いに行く。
ジャックがアーサーの運転で着いたのはスタジオのセット。サマンサを例に、イザベルを引きとめ、キスをした。
半年後、結婚し、新居に着いた2人は、お向かいの奥さんを驚かせてしまった。
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管理人の批評

2005年、アメリカの作品です。
共演 ウィル・フェレル(俺たちフィギュアスケーター、レゴムービー) シャーリー・マクレーン
監督のノーラ・エフロンと言えば、『ユー・ガット・メール』『めぐり逢えたら』でおなじみですが、さすが女性監督というだけあって、花や植物が出てくるシーンではその美しさを見事にセットの一部として、ニコールと引き立て合っています。
主演のニコール・キッドマンは『グレース・オブ・モナコ』で変わらぬ美しさを見せてくれていますが、この作品ではかわいらしく、少女が大人になりつつあるような美しさを見せてくれています。
この『奥さまは魔女』という作品は、言わずと知られるアメリカのTVドラマであり、日本でも米倉涼子さんがドラマ主演なされるくらい、日本人にもなじみのある作品ですが、逆に言うとカチカチに設定が決まっている中、どう新しい面白さを作りだしていくかが監督の腕の見せ所だと思われますが、ノーラ監督は成功したのではないでしょうか?
ウィル・フェレルはイケメンでこそないですが、かなり実力のあるコメディアン出身の俳優さんです。彼がベン・スティラーのようになる日も近いのではないでしょうか?
劇中に登場するテレビ番組『アクターズ・スタジオ・インタビュー』は実在する番組で、毎回一人のゲストを招き、ゲストの功績を挙げ連ねながら観客である映画学校の学生達に仕事への取り組み方を伝えるという番組で、過去にはNHK−BSプレミアムでもよく放送されていました。