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ビッグママ・ハウス

マーティン・ローレンス主演 ラジャ・ゴズネル監督作品。
凶悪犯レスター・ベスコの脱獄により、FBI潜入捜査官マルコムとジョンは、レスターの恋人シェリーを見張るため、彼女の母、通称ビッグママの家を監視する事に。
だがシェリーが実家に帰って来ると知ったが、ビッグママが友人の手伝いに2週間も家を開ける事と知り、シェリーを返してはまずいと、マルコムは特殊メイクでビッグママに成り済ます事にし、シェリーとその息子トレントを迎え入れる。

結末 ネタバレ注意

ビッグママに変装したマルコムは料理や出産の手伝いに四苦八苦。町に出ても人気者のビッグママは他の主婦達に囲まれ、シェリーの前で変装用のかつらが取れてしまうハプニングに見舞われるが、周りの皆もかつらだったため、事なきを得た。
トレントの信頼を得ようとマルコムはビッグママの姿でバスケに挑戦し、勝利する。
監視する内、シェリーに恋心が芽生えたマルコムは、ビッグママからシェリーに、近所に住むマルコムと付き合うよう薦め、マルコムの姿に戻り、シェリー親子を連れて遊ぶ。
だがマルコムとジョンは、近所のノーランにビッグママに成り済ましている事がバレてしまう。しかし、FBIの正体を明かすと、協力的になってくれた。
雷雨の夜、雷が苦手なシェリーは、ビッグママのベッドに潜り込む。
ジョンにシェリーへの好意をたしなめられるマルコムは、教会にビッグママとして行くと、神父からマイクを向けられ、暗にシェリーにレスターの居場所を話すよう促す。
3人で帰宅すると、何者かの気配を察知し、銃を向けるママ。だがサプライズ・パーティーだった。
パーティーの最中、ビッグママはトレントのおもちゃ箱からレスターの隠し財産を発見し、シェリーを問い詰める。するとシェリーは利用されただけとわかり、濡れ衣を喜ぶ。
しかしそこに本物のビッグママが帰宅。慌てるジョンとノーランはなんとか本物を足止めに走る。
見事な入れ違いにより出会わずに済むが、シェリーがトレントを探すと、そこにはトレントをあやすレスターが。レスターはトレントの病院記録から住所を調べ、2人を連れて家を出ようとする。
だがそれを閉め出された偽ビッグママが発見し、ノーランが足止め。マルコムは飛び込み、2人のビッグママに皆驚く。
ジョンは腕を撃たれ、2人のビッグママがレスターを攻撃。マルコムは体を守られながら、レスターをKOした。
しかし正体のバレたマルコムはシェリー達に嫌われてしまう。
後日、マルコムは例の教会で、みんなを集めて、その前でシェリーへの愛を告白。トレントやビッグママの後押しもあり、2人はキスをして結ばれた。
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管理人の批評

2000年、アメリカの作品です。
共演:テレンス・ハワード
主演のマーティン・ローレンスはアメリカで人気のコメディー映画によく出演される俳優さんです。日本ではあまりお目にかかる事はありませんが、着々と経験を積んでいることは確かです。
監督のラジャ・ゴズネル氏はリメイク版『34丁目の奇跡』や、編集としてクリス・コロンバス監督の『ミセス・ダウト』に参加しておられるので、その時既にこの作品の概要は思い浮かんでいたのかもしれません。
アメリカというと特殊な世界のような気もしますが、現実は、都会は都会、田舎は田舎、郊外は郊外の暮らしや近所付き合いがあって、教会に行ったり行かなかったり、バスケをしたりしなかったり、サスペンスを縦軸としたコメディーでありながら、どこかアットホームさを感じさせてくれる作品でした。