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ブレイド2

ウェズリー・スナイプス主演 ギレルモ・デル・トロ監督作品。
チェコ・プラハ。血液銀行に現れたノーマックはヴァンパイアに宣戦布告。一方ブレイドは相棒ウィスラーを助けるため、孤独な戦いを続けていた。
ウィスラーは目覚め、新たな仲間だというスカッドを紹介されたのもつかの間、ヴァンパイア・アーサノとニッサがアジトに現れ、臨戦態勢に入るが、なんと彼らは休戦を申し入れてきた。
ヴァンパイアウィルスの進化により、リーパーズ(死神族)という怪物が誕生。リーパーズはヴァンパイアすら襲うという。ブレイドはヴァンパイア達が2年を掛けて鍛え上げた対ブレイド暗殺部隊と表面的に協力しながら、リーパーズを追う事にする。

結末 ネタバレ注意

リーパーズには銀の弾丸は効果が無く、全員が紫外線のライトを装備して、リーパーズが現れるであろう、ヴァンパイア達のディスコを見張る。持ち場を離れていたウィスラーが、リーパーズの通路を発見し、知らせを受け、ブレイド達は敵地に侵入。すると予想以上のリーパーズの大群が押し寄せ、多くのヴァンパイア隊員がやられてしまう。
閃光弾を効果的に使い、逆転するも、隊員のラインハルトの裏切りで、捕獲され、ヴァンパイアのボス、ダマスキロスの下へ連れて行かれ、先に捕まっていたウィスラーからリーパーズのボス・ノーマックと対峙した際、彼から「リーパーズは進化ではなく、ダマスキロス達の研究によって生み出された」と知る。
ブレイドはウィスラーを連れてきた裏切り者のスカッドを始末するが、力が充分ではなく、ヴァンパイア達の研究対象にされてしまう。
一方、ダマスキロスの娘ニッサは、ノーマックが実験台にされた実の兄弟と知り、ダマスキロスに確かめようとするが、軽くあしらわれる。
そんな中、ノーマックが復讐に侵入。ヴァンパイアが混乱する中、ウィスラーはラインハルトとカール弁護士を倒し、ブレイドを救出。復活したラインハルトが迫る中、ブレイドは血液プールに飛び込んで回復。ラインハルトを返り討ちにし、研究物を破壊した。
一方、ノーマックに迫られたダマスキロスは命乞いをするが、無惨に殺された。ノーマックは続いてニッサにも噛みつく。そこにブレイドが現れ、2人は死闘を繰り広げる。
そして、剣を刺されたノーマックは、柄を持ち、更に強く自分を刺して、自害した。
決着をつけたブレイドは、リーパーズになるのを拒むニッサの願いを聞き入れ、日の出の下で消滅させた。
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管理人の批評

2002年、アメリカの作品です。
前作から4年の時を経て、また90年代から2000年代に入っての作品という事で、監督の違いはあれど、アクションや見せ方にかなりの進化が現れました。
前作がやはり初作なので、設定の説明でドラマに比重を置いて、ウェズリー得意のアクションも見せる、というのが初作のテーマであるのに対し、今回は思いっきりアクションに重心を傾けました。
今回の見どころは、血液のプールに飛び込んで回復するというシーン。あの豪快さと、血だから飲むだけでなく、全身で吸収しているんだろうというイメージが伝わってきました。
また、ウィスラーの復活も、前作での人気の高さの証明でもあります。その代わり、前作の最後で協力者になったカレンは一切出てきません。これはメン・イン・ブラックと同じですね。やはり男女コンビよりも男同士のコンビの方が、観ている人たちは納得するんでしょうね。
「ショムニ2013」で「男は組織を造る、女は時代を創る」と言っていますが、確かに、男は複数で闘う、女は一人で闘うのが良く似合います。また、闘う女性はどうしても生意気に映ってしまいがち。そんな女が誰かと(特に男と)背中を預け合うとは、視聴者は納得できないし、男もそんな女に心から力を貸すシチュエーションに至るには(セックスもさせてくれない)よほどの説明が必要でしょうから、制作陣はなかなか踏み切れませんね。
さて、監督のギレルモ・デル・トロですが、現在(2013)「パシフィック・リム」が話題です。(私はまだ観てませんが)
プロモーションでバラエティーに出演された出演者、菊池凛子さんのお話では、日本の特撮やロボット物が大好きだそうです。確かにそういうイメージがあります。本作ではサングラスに注目していただけると、よくわかります。では、お楽しみに。