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ザ・デプス

ショーン・S・カニンガム監督作品。
海底基地ディープスター6を拠点とした、ミサイル砲台の建設が行われる中、海底作業中の仲間との連絡が突如途絶えた。そしてミサイル砲台も謎の衝撃を受ける。
その異変を察知し、確認に向かうと何かがレーダーに反応。謎の反応をやり過ごした上で、仲間の救出に向かうが、一人は手遅れ、そしてレイドロー艦長は事故で死んでしまう。
残った恋人同士のケビンとジョイスは拠点に戻り、ひと段落。ケビンはジョイスが子供を授かったと知り、全員一時撤退を決め、シュナイダーはマニュアルに従い、ミサイルを爆破。だがそれにより、基地は強い水圧のショックを受ける。
脱出不可能となり、核の危険と死の危険に晒される中、一縷の望みを賭け、応急処置を行う事に。
だが潜水服で作業に出たジムが悲鳴を上げる。すぐに引き上げるが、謎の海洋生物が侵入。ジムとバーバラを食い殺し、ケビン達は武器を取り、攻め込むものの敵の姿は見えず、ケビンは処置を終えるが、生物が乱入。反抗する内、シュナイダーの銛が誤ってゲルダー隊長に刺さり、死んでしまう。

結末 ネタバレ注意

シュナイダーは自責の念から発狂し、鎮静剤を打たれ、落ち着かされる。だがゲルダーの念に苛まれ、医師のノリスを振り切り、脱出ポッドで上昇するが、急上昇したため水圧で血を吹き死亡する。
司令室を無くし、空気も減り、ケビンは圧力を抑える処置をする為、また潜る。
ケビンが出かけ、帰って来た合図にジョイスとノリスはドアを開けるが、水を入れてしまい、圧力調整室へと逃げる中、ノリスが気配に気づく。
生物が現れ、圧力調整室のジョイスをケビンが助け、ノリスが電気ショックで立ち向かい、相討ち。
ケビンとジョイスは脱出し、海上へ。だがあの生物が現れ、ケビンは船を爆破させる。
心配するジョイスが佇む中、ケビンが現れ、引き揚げ、2人は救命ボートの上で抱き合った。
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管理人の批評

1989年、アメリカの作品です。
正直、一風変わった作品ではあると思います。海洋基地のディープスター6や海洋施設、乗り物は小型模型のジオラマ撮影でサンダーバードのような雰囲気を醸し出しながら、一方でホラー、パニックムービーの様相を整えているという異空間なのですが、観客にリアリティが感じられない設定ではあると思います。
未だ未知の世界である深海を設定に選んだ事はグッドチョイスだとは思いますが、いかんせん研究と同じく、世間の興味が薄い。やはり宇宙を舞台とした「エイリアン」と比べてしまうと、弱いものがありました。
そしてやはり映画の見やすさはスターの存在にあるのだなと想いました。人間ドラマならばスター俳優を起用するのは当たり前ですが、こういう作品の場合は謎の生物も一つのスターとなるわけですが、生物は最後まで姿を現さず、スター俳優もいないとなると、観る側もなかなか辛いものがありました。
ただ設定の良さはあったので、退屈せずには観る事が出来ました。夏を涼しく過ごすための作品の一つとお考え、お楽しみください。