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デモリションマン

シルベスター・スタローン主演 マルコ・ブランビヤ監督作品。
1996年、ロサンゼルス。バスジャックと立て籠もりの犯人サイモン・フェニックスを格闘の末逮捕したジョン・スパルタン刑事。だが、仲間にサイモンを引き渡した瞬間爆発が起き、サイモンは人質達30人が全員死んだと高らかに笑う。
そして犯罪者サイモンと、30名の人質の生命を顧みず突進したスパルタンは共に冷凍刑に処される事に。

21世紀、36年後の2032年、女性刑事レニーナ・ハックスレイは、厳しい管理と監視によって街からすっかり凶悪犯罪が消え、刑事としての生き甲斐を見つけられず、うんざりしていた。
一方その頃、刑務所では仮釈放審査で目覚めさせられたサイモンは手錠が外れ、所長達を殺して逃走。そして使えるはずの無いコンピュータ操作を身に付け駆使したサイモンは、エドガー・フレンドリーという男を殺すよう植え付けられ、取り締まりに来た警官を倒して、消えていった。
新ロサンゼルスの行政トップであり、この街のシステムを構築したコクトー博士は、地下組織のボス、革命家エドガーの処遇に手をこまねき、そして発生したサイモンの脱走に対し、警察トップのアール長官に指示を出し、対処させる。
だが、凶悪犯の出なくなって久しい街では、すっかり弱体化してしまった警察では凶悪犯サイモンの対処は出来ず、古株であるザッカリーと乗ったレニーナの提案で、『壊し屋』スパルタン刑事を目覚めさせる事にした。

結末 ネタバレ注意

目覚めたスパルタンは、既に妻が死んでいる事、サイモンが既に11人殺している事など、変化に驚く。
一方、サイモンは博物館の展示物から使い慣れたショットガンやレーザー銃を手に入れる。そこにスパルタン達が駆けつけ、こちらも銃を取って銃撃戦。そして近づき、格闘戦に持ち込むが、サイモンの体は長い冷凍刑で弱体化しているどころか、逆に強化され、効かなかった。
外に出たサイモンはコクトーに遭遇。邪魔者と銃を向けるが、引き鉄を引けないサイモン。コクトーに任務を急かされ、また消えていき、その夜、地下へと潜った。
その頃、スパルタンはコクトーにサイモンから危ないところを救ってもらった礼として接待を受ける事に。だが、外で騒ぎが起き、騒動を鎮圧し、中にエドガーの姿を見つけるが、エドガー達の目的は混乱などではなく、食糧と知り、戸惑う。
スパルタンはレニーナのマンションの隣室に住む事になり、そして軟弱な他の男とは違う男らしさに魅せられたレニーナに誘われるが、断ってしまう。
サイモンはコクトーのオフィスへと現れ、刑務所にいる一部の囚人たちを仲間に引き入れたいとリストを渡し、解凍を求める。
スパルタンはレーザーディスクで監視カメラに映るコクトーとサイモンのやり取りを確認した。
翌朝、スパルタンはレニーナに詫びのつもりでいつの間にか編めるはずもないのに編んでいたセーターをプレゼントし、凍結中にインプットされる更生プログラムの事を知る。
そしてサイモンの更生プログラムの内容が不適切である事の説明を求め、コクトーを訪ねるが、相手にされない。
スパルタンは地下へと足を運び、エドガーに捕まり、サイモンの事を伝えるや、サイモンが仲間を引き連れ襲撃され、応戦。
だがスパルタンに盛り返されたサイモンは地上に出てパトカーを奪い逃走。スパルタンもキャデラックで追いかけ、タイヤを売ってパンクさせるが自動的に修復。それでも追い付き、飛び移ると32年前の事件で、爆破の前に人質達は既に殺されていた事を聞かされる。そしてサイモンは放り出され、スパルタンは暴走パトカーで警察に突っ込んだ。
アール長官の説教も無視し、スパルタンはレニーナやエドガーとその仲間、更にエドガーに乗り換えたコクトーの秘書アルフレードと行く。
同じくコクトーに尻を叩かれる逆らえないサイモン。だが規制されていない囚人を使い、コクトーを殺した。
そこにスパルタンとレニーナが到着。サイモンは更に刑務所の凶悪犯達を復活させようと刑務所に向かい、それに気付いたスパルタンは、だがレニーナを気絶させ、一人向かい、刑務所に突入する。
運搬アームに挟まれ的にされるものの上手く脱出したスパルタンは、しかし格闘でピンチに陥る。
だが隙を突き、スパルタンはサイモンを刑務所ごと冷凍。サイモンの首を折り、爆発する刑務所から走って脱出した。
皆が集まり、戸惑うアール長官とエドガー達の仲裁を買って出るスパルタン。エドガーは新たな街の担い手として、まずはアルフレードにアドバイス。
そしてスパルタンは、レニーナとキスをした。
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管理人の批評

1993年、アメリカの作品です。
共演:サンドラ・ブロック ウェズリー・スナイプス
現代劇が多いスタローン作品の中では珍しい未来物です。ライバル的位置付けの友人アーノルド・シュワルツェネッガーは「トータル・リコール」「シックス・デイ」など未来物が豊富なので、一作くらいはと思ったのかもしれません。
そして共演者も後に知名度の高くなる2人。ヒーロー好きのアメリカではあまり共演女優でスターダムにのし上がる人は多くないですが、サンドラ・ブロックは警察官の制服を着ることも多く、アクションにも果敢に挑戦する幅広い、素晴らしい女優さんだと思います。
印象的なのは秘書のアルフレードですね。あの巨体にビビッドな色遣い、そして日本語吹き替え版での物腰の柔らかいオネエ口調。まだ観た事の無い方はぜひお楽しみに。
この映画は定番のハリウッド映画という事で、割とテレビでの放送率の高い作品です。「午後のロードショー」や民放BSで見かける事もあるかもしれません。
ちなみに「デモリション」とはデストロイ的な意味です。