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ダーティハリー

ダーティハリー3

ダーティハリー2

クリント・イーストウッド主演 テッド・ポスト監督作品。
人殺しと罵られ、もみくしゃにされながら、無罪判決を受け裁判所を後にする、とある企業の社長達4人。だがその後、白バイに呼び止められ、4人とも殺された。
現場検証に現れたのは、左遷中のハリー。上司に煙たがられ、ハリーは相棒アールと空港で軽食を摂っていると、ハイジャックが発生し、パイロットに変装し、2人組の犯人を鎮圧した。
帰り際、射撃場に寄ったハリーは、交通課の隊員達の腕前の良さに驚く。
そして、プールで遊んでいた人たちが白バイの恰好をした男に、マシンガンの掃射を受け殺された。
ハリーとアールは張り込み、スーパーマーケット強盗を逮捕。見張り役の一人を逃がしてしまう。
一方、一人の娼婦が大金を持ってタクシーで帰宅。すると元締めのシドニーが待ち伏せしており、売り上げを奪われ、殺される。
車で帰るシドニーは白バイに止められ、殺された。
そしてハリーとアールはようやく殺人課に戻され、悪人ばかりを始末する犯人の捜査へ加えてもらう。

結末 ネタバレ注意

2人は上司の命令で、お門違いの容疑者をマークする事に。
一方、他でマークされていた悪人が、マンションの一室にこもっていると、侵入してきた白バイの男に仲間もろとも殺され、犯人は逃げる際に本物の白バイ隊員を射殺。そして駆け付けた見張りしていた刑事を、いとも簡単にやり過ごした。
その犯人デイビスは、そのまま白バイ警官に戻り、職務を続行した。
上司に叱られるハリー。だが容疑者に白バイ隊員のチャーリーの名を進言する。だがチャーリーはデイビスに殺された白バイ警官であり、引き下がるしかなかった。
射撃大会に参加したハリーは、あの日デイビスが先行していた事を気にして、ミスをしてトップから陥落し、デイビスに抜かれてしまう。その腕前に驚かされた。
ハリーはデイビスの線条痕を上司にそれとなく見せ、一致を確認する。
ハリーはデイビスを仲間に引き入れ、ガサ入れへ。
悪人パラチオを逮捕するつもりが銃撃戦に発展し、ハリーとデイビスが片付けるが、パラチオは車で逃亡。ハリーがしがみつき、振り落とそうとするパラチオは、事故死してしまった。
ハリーは上司にこっぴどく叱られる。警官が死に、ガサ入れが内通されていた事を知り、ハリーは銃弾を持って行かれ、査問にかけられるが、銃弾はハリーがすり替えた偽物だった。
ハリーはアールに、若手警官グループによる犯行だと推理を披露。すると駐車場で白バイの3人に、義憤によるものだと仲間に誘われるが、拒否し、3人は去って行った。
帰宅したハリーは、部屋を用心し、ポストに爆弾が仕掛けられている事に気付き、取り除く。アールに知らせようと連絡するが、つながらず、上司の主任に報告する。
そしてアールはやられてしまった。
爆弾を回収に主任がハリーの部屋に現れ、車へ。ハリーに運転を任せ、銃を取り上げ、弾を捨てさせる。
主任が黒幕と知ったハリーは、乱暴な運転で倒したのも束の間、尾行してきた白バイとカーチェイスに。
主任を落とし、バイク1台撃破。すると2台現れ、ハリーは車を乗り捨て、船に乗る。
一人を殴り倒し、銃とバイクを奪って逃げようとするが、エンジンのかかりが悪く、道を塞がれ、2艘の船を飛び越え、転ぶ。追手のデイビスは海へ転落した。
車に乗ろうとすると、主任に銃を向けられ、すべての罪をハリーになすりつけると宣言し、車で去っていく。だがハリーが作動させた爆弾が、車で爆発した。
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管理人の批評

1973年、アメリカの作品です。
共演:ハル・ホルブリック ミッチェル・ライアン フェルトン・ペリー デビッド・ソウル
原題:「CLINT EASTWOOD in MAGNUM FORCE」
前作の印象を逆手に取った作品です。前作で法で裁けぬ悪に司法の判断を待たず、自ら制裁を下したハリーですが、今回は義憤という暴走する正義に対し、自分なりの答えで対峙し、戦います。
ハリーはなぜ、協力の道を選ばなかったのでしょうか?それは前作が義憤ではなく、警察官としての取り締まりの範疇と考えているからでしょう。今回の事件では転ばぬ先の杖的な殺人や、警察として証拠を固めるだけの時間は大いにあった悪人です。 司法の執行者として出来ることはたくさんあったはずです。悪い奴だから殴るのと、殴られてから殴るのでは大きな違いがある、というのがこの作品のテーマでしょうか?
とりあえず答えはご自身の目で見て考えてみてください。

ダーティハリー

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