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ダーティハリー2

ダーティハリー4

ダーティハリー3

クリント・イーストウッド主演 ジェームズ・ファーゴ監督作品。
ヒッチハイカーの女性を乗せたガス会社のトラックの2人は、彼女を家まで送ると、現れた男にナイフとショットガンでそれぞれ殺された。
ハリーはパトロール中、顔馴染みの厄介者をレストランから追い出し、別の店で起きた立て籠もりに車で突入。3人組を銃で撃退した。
新上司マッケイに叱られたハリーは人事課に異動。刑事志願者の面接官をする事になるが、市長の思惑で女性を採用するよう求められるも、現れたケイト・ムーアを追い返そうと仕掛けるが、ケイトはこなしてしまう。
奪ったガス会社のトラックを使い、殺人者ボビー達はハミルトン火薬会社から爆薬を強奪。だが警官に抑えられ、ヒッチハイカー役のミッキーを犠牲にして、逃亡した。
この件で負傷した刑事ディジョルジョは同僚ハリーとブレッスラーに、犯人は過去に尋問した事があるボビーだと伝え、息を引き取った。
ハリーは人民革命軍団の記録を求め、殺人課に復帰。だが新しい相棒に付けられたのは、ケイトだった。

結末 ネタバレ注意

ケイトの研修が始まり、バズーカの見学で、その後ろに立ったケイトを守るハリー。また、解剖に立ち会っていると逃げ出したケイトを追うハリー。するとトイレで爆発が。ハリーは入る前に見かけたベージュの服の黒人を追いかける。
猛烈な追いかけっこの末、教会の中で、神父に咎められつつも男を逮捕。彼はヘンリーという過激派の一員で、ハリーはボスのムスターファを訪ね、取引し、ボビーの情報を得る。
するとマッケイがブレッスラー達を引き連れ、ムスターファ達を逮捕し、ハリー達をダシにした。
記者の前で市長はケイトを讃え、市を脅迫するテロリストの逮捕を宣言するが、ハリーがその場で否定し、ハリーは180日の停職処分に。
ハリーは自分に付いて来たケイトと交流を持つ。
一方、テロリストたちは市長の車を襲い、誘拐。500万ドルを要求し、マッケイとブレッスラーはハリーからテロリストの情報を聞き出そうとするが、平和的解決の姿勢に憤るハリーは、釈放されたムスターファから、人民革命軍団に繋がるワンダという女を探しに、働いているというポルノの店へ行くが空振り。ワンダがよく通うという、ヘンリーを逮捕した教会へ。
神父に詰め寄るハリーの背後から、ショットガンを手にしたシスターが現れ、しかしケイトが撃ち殺した。
2人はアルカトラズ島へ。見張りを放水で落とし、上陸。ケイトは敵を倒し、市長を保護する。だが追ってきたボビーからハリーを庇い、撃たれて死んでしまう。
ハリーは彼女を看取り、市長を連れたボビーが登って、見張り台に一人になった所をバズーカで吹き飛ばした。
市長の感謝をよそに、ハリーはケイトの亡骸の前に立ち尽くした。
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管理人の批評

1976年、アメリカの作品です。
原題:THE ENFORCER
共演:タイン・デイリー ハリー・ガーディノ ジョン・ミッチャム ブラッドフォード・デイルマン ジョン・クロフォード
『ダーティハリー』シリーズ3作目にして、組むと必ず不幸になる相棒に初の女性が登場。男女同権を推し進める市長と、女性の来るべき場所ではないと突き放すハリー。警察官の仕事を全て受け止めるケイト。この映画では女性が活躍するハッピーエンタテインメント映画ではなく、かなりのリアルを届けています。ただの映画の華であるとか、奇をてらったとかではなく、相棒に女性を持ってくる試みをご覧ください。
ケイト・ムーア役のタイン・デイリーさんの活躍は『新・刑事コロンボ』でも見る事が出来ます。2度ほどそれぞれ別の役で出演されておりますが、どちらも見事に悪女を演じておられますので、そちらもぜひご確認ください。
バズーカの研修のシーンがただのコントではなく重要な意味を持ってくるシーンとは、さすがに気付きませんでした。1度ギャグにして気を逸らすというのも、映画のテクニックですね。
この作品を機に、『ダーティハリー』シリーズはしばしお休みとなります。しかしダーティハリー4、5と復活し、続きますので、お楽しみに。

ダーティハリー2

ダーティハリー4