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ドリームガールズ

キャラクター
名前特徴
ディーナサイドボーカル(後にリード)・スタイル抜群
エフィーリードボーカル・かなり太め
ローレルサイド・最年少
ミシェルサイド・新メンバー
カーティス敏腕マネージャー・社長
C・C作曲家・エフィーの兄
ジミー歌手・ローレルを口説く

ビヨンセ・ノウルズ主演 ビル・コンドン監督作品。
60〜70年代、スター歌手を夢見るエフィー、ローレル、ディーナの3人組女性グループ・ドリーメッツは、コンテストでマネージャーのカーティスと出逢い、スター歌手であるジミー・アーリーのバックコーラスとして、ジミーのツアーに参加できるようになる。
そしてジミーとの共作「キャデラック」はヒットするものの、白人たちに取り上げられ、彼女達の名前が挙がる事は無かった。
カーティスは二度と曲を取られる事の無いよう、音楽界でのし上がるため、本業のカーディーラーを閉店し、そのセールで稼いだ金をギャンブルにつぎ込み、大金を得て、独自のレコード会社を立ち上げる。
ほどなく、ジミーはスターになる。それを機に、カーティスと恋人関係にあるエフィーは、自分達のデビューをせかすが、カーティスはそれを制す。
そして白人の都マイアミに凱旋。お客達のジミーの評価は最悪だったが、カーティスはすでに了承。ジミーを下がらせ、ドリーメッツをドリームズと改称し、デビューさせ、ドリームズはスターになった。
だが、ドリームズのリードボーカルはエフィーではなくディーナだった。…続く。

結末 ネタバレ注意

エフィーは当然面白くない。レコーディングで足を引っ張り、カーティスの自分への扱いが悪くなったと感じるや、エフィーはライブを控えながら、気分が悪くなったと、飛び出してしまう。
病院に寄ってからライブ会場に着いたエフィー。エフィーなりに反省し、ステージに立とうとするが、ディーナやローレル達の表情は浮かない。理解に苦しむエフィーの前に現れたのは代わりの新メンバー、ミシェルだった。エフィーとディーナ達はケンカするが、結局、エフィーは、カーティスに重要な事を告げられずに追い出されてしまう。
数年後、ドリームズは順調にヒットを飛ばし続け、ディーナはカーティスと結婚。カーティスはアフリカ系アメリカ音楽の一大帝国を築き上げた。だがディーナはカーティスの出世に不安を感じていた。
一方、エフィーは娘のマジックを抱え、シングルマザーとして孤軍奮闘。歌への情熱も諦めてはいなかった。そんな中、ジミーの元マネージャーと再会して、クラブの歌手として復帰した。
ドリームズはジミー、作曲家でエフィーの兄C・Cと、虐げられる同胞たちへのメッセージソングを作り、提案したが、カーティスは今はその時期ではないとハネのける。面白くないジミーは薬物に走るのだった。
会社の10周年コンサートで、下品な振る舞いに及んだジミーは、とうとうカーティスや愛人ローレルに見限られ、縁を切られる。その後ジミーは薬物中毒で死んでしまう。ローレルは悲しみ、お葬式に行きたいが、ジミーの正妻の手前それもかなわず、ディーナに慰めてもらうのだった。
作曲家、C・Cはカーティスに曲を傷つけられ出奔。エフィーに協力してもらい、その曲をヒットさせる。エフィーもスターへの足掛かりをつかむが、面白くないカーティスは曲を奪い、ディーナにそれを唄わせるのだった。
ディーナ自身もステップアップの為、自己プロデュースとして単独で映画の主演の仕事を受けるが、カーティスは却下し、計画は破棄。二人の間に亀裂が生まれた。
そんな傷ついたディーナの前に、エフィーが現れ、二人は和解、抱擁。カーティスの不正の証拠をエフィー達に渡し、カーティスと完全に決別。カーティスの帝国は崩れ去った。
ドリームズは解散コンサートを迎えた。ディーナ、ローレル、ミシェル、そしてエフィーも加わり、4人は皆さんとの別れを唄い上げ、大熱狂と拍手に包まれた。
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管理人の批評

音楽を取り上げるだけにミュージカル仕立ての長めの作品です。基本的には挿入歌程度ですが、演者たちが唄いながらストーリーを進めるエフィーとディーナ達のケンカのシーンは、観る人によって評価が分かれるところでしょう。怒りを唄い上げて表現するんですからね。まあ、そこはエンタメ作品としてご愛嬌。和解はただの抱擁ですからね。
エフィーの重要な事実に関しては伏線の張り方がかなり見事だったと思います。思わず「うまい!」と漏らしてしまいました。作家になりたい人なんかはチェックしてみる価値はあるんじゃないでしょうか?