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電撃 DENGEKI

スティーブン・セガール主演 アンジェイ・バートコウィアク監督作品。
演説を終えた副大統領が、警官に変装した過激派に襲撃され、不穏な空気を感じていた刑事ボイド(スティーブン・セガール)は過激派の後を尾行し、一人で全員を倒して解決する。
だが、その手法がやり過ぎだと、15分署に飛ばされてしまう。
怒り抑制セミナーに参加させられたボイドは、呆れて外に出ると、愛車にストリートギャングがたむろしており、全員を捻り倒した。
一方、群刑務所に収監されるショーンとの面会を終えたラトレル(DMX)は、T.K.と共にカーディーラーへ赴き、高級車を即金で買い、店を後にする。
ある夜、ボイドは怪しい素振りのT.K.を発見。逮捕し、ヘロインを扱っていたラトレルとモンティーニを見つけ、モンティーニを逮捕するが、ラトレルとT.K.には逃げられてしまう。だが、モンティーニは潜入捜査中の刑事だった。

結末 ネタバレ注意

交通整理の制服警官に格下げされたボイドはモンティーニ達の歓迎を受けるが、上司ストラットの取り為しにより終了。
ボイドはラトレルについて調べるため、記録保管センターに入る。すると襲撃を受けており、囚われの人々を解放したボイドは強盗達と格闘。辛くも脱出する。
保管していたヘロイン50キロが盗まれ、個人行動に困ったマルケイヒー署長はボイドにジョージを付け、パトロールに格上げする。
街で見覚えのある高級車を見かけたボイドは、ジョージからクラブオーナーT.K.の事を知り、クラブに殴り込む。
ボイドはT.K.と格闘し、T.K.はボディーガードに後を任せ、ラトレルと裏口から逃亡。張っていたジョージを倒した。
ボイドは手掛かりから群刑務所のショーンに接触し、ショーンを逮捕した刑事がモンティーニと知る。
ラトレルは取引を邪魔され、警察を抑える役目のモンティーニに詰め寄るが、その様子をボイドに見られていた。
ボイドはセミナーに参加していたヘンリーがTV番組のホスト兼制作会社社長という事で、ラトレルの調査を依頼。
一方、ラトレルはモンティーニに頼み、ボスに会わせてもらう為、クリーニング工場へ。ボスの正体はストラットで、大量の麻薬をTシャツに染み込ませて輸送していた。
ヘンリーの調べにより、ラトレルはショーンの兄、本名はレオンと知る。ラトレルはネット通販で成功しているIT系ベンチャーの大富豪だった。
ボイドはモンティーニに襲撃され、殺されかかるが反撃し、事故寸前に脱出する。
ラトレルが帰宅すると、ボイドが待ち伏せ。2人は格闘する。そしてラトレルはボイドを案内し、アジトへ。ラトレル達は売人に成り済まして、汚職警官達を盗撮し、ネット公開する事で、ショーンを助けようとしていた。
ボイドはマルケイヒー署長に報告する。だが、既に狙われていたマルケイヒーは、カーチェイスで衝突し、死亡した。
ボイドはバイクでカーチェイス。モンティーニにより指名手配されたボイドは、前の上司、フランクに協力を求め、連絡。そして、その真実を知らされた相棒ジョージは呆然としながらも協力。
ストラット達の取引に、ボイドとラトレルは踏み込むが、ラトレルは既に素性を知られ、ストラットの背後から現れた黒幕はフランクだった。
2人は絶体絶命の窮地に追い込まれる。そこにボイドの昔の相棒、ヒンジス達が突入、銃撃戦が始まり、ボイドが撃たれる。だが、ジョージのカバーと防弾チョッキのおかげで無事に済み、ヒンジスがガス爆発を起こし、フランクを射殺。「クビだ!」と叫んだ。
ラトレルはモンティーニと激闘。ボイドはストラットと斬り合い、ヘリで逃げようとするストラットの縄ばしごを捕え、敵2人を串刺しにした。
現場に駆け付けたヘンリーはT.K.と意気投合。ボイドは15分署に残る事を選択。そしてヒンギスに証拠を渡したラトレルは、既にショーンが釈放されたと知り、喜んだ。
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管理人の批評

2001年、アメリカの作品です。
共演:DMX
この作品はセガールお得意のアクションに上質なサスペンスを掛け合わせた、非常に良質なアクションサスペンス作品です。
アメリカでは自分の内面的問題に対して、セミナーやカウンセリングを受けるのが一般的です。日本では赤ちょうちんやスナックで愚痴をこぼして傷を舐め合うのが一般的でしたが、いずれ日本も精神科へ通ったりするのが当たり前になるかもしれません。アメリカでは通うのに保険が適用される事もあるそうですが、日本はどうなる事やら。
この物語に登場するヘンリーは番組制作会社社長兼テレビホストです。日本ではそういう存在があまりおりませんので、譬えにくいですが、古館プロジェクトの古舘伊知郎さんや、デーブ・スペクターさんが近いかもしれません。日本だとテレビ局主導で、局の意向で左右されたり、コケた時の責任が一極集中してしまうのは会社にとってまずいからでしょう。テレビ局、制作会社、タレント、責任を分散させる事で、日本人は余計な対立を減らし、狭いパイの中を生きていけるのかもしれません。
ちなみに、このアンジェイ監督とDMXのタッグに、主役をジェット・リーに据えて撮ったのが、「ブラック・ダイヤモンド」です。お見知りおきを。